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Systemwalker Cloud Business Service Management V1.3.0 ITサービス管理 管理者ガイド
FUJITSU Software

9.10.1.2 ダイナミック・フィールドをチケットの発行/編集画面に追加する

ダイナミック・フィールドをチケットの発行または編集画面に追加します。

事前の確認

  • 標準運用プロセスをカスタマイズする前に、プロセスの設定をバックアップ(エクスポート)してください。

    エクスポートしたプロセスの設定をインポートすることで、プロセスの設定を誤った場合でもプロセスの設定を元に戻すことができます。

    エクスポートの手順については、「9.10.3 プロセスの設定をバックアップする」を参照してください。

  • 新規に作成したダイナミック・フィールドを追加する場合は、事前にダイナミック・フィールドを作成してください。

    ダイナミック・フィールドを作成する手順については、「9.10.1.1 ダイナミック・フィールドを作成する」を参照してください。

手順

  1. 管理者権限を持つユーザーでWebコンソール(運用者/管理者用)にログインします。
  2. ナビゲーション・バーの[管理]をクリックします。
  3. [プロセス管理][プロセス]をクリックします。
  4. [プロセス]の一覧からダイナミック・フィールドを追加する対象のプロセスをクリックします。
  5. ダイナミック・フィールドを追加するアクティビティの編集アイコンをクリックして、アクティビティの編集画面を開きます。
    編集アイコンは以下の2箇所にあります。
    • [利用可能なプロセス要素][アクティビティ]リストの各行
    • [キャンパス]に表示されているアクティビティの左上

      [キャンパス]上のアクティビティにマウスオーバーすることで表示されます。

    例)
    • 作成画面に追加する場合

      以下の開始アクティビティの編集アイコンをクリックします。

      編集アイコン

    • 編集画面に追加する場合

      以下のアクティビティの編集アイコンをクリックします。

      編集アイコン

  6. [割り当てられたメニューボタン]からダイナミック・フィールドを追加するアクティビティダイアログの編集アイコンをクリックします。
    1つのアクティビティに複数のアクティビティダイアログが設定されている場合、既存のプロセスのアクティビティには、チケットの新規作成時に表示される[新規作成]と、チケットの編集時に表示される[編集]のアクティビティダイアログがあります。必要に応じてそれぞれ設定してください。
    なお、以下のような確認ダイアログが表示されることがありますが、画面の内容を保存してから移動することを通知するメッセージのため、[OK]をクリックしてください。
    As soon as you use this button or link, you will leave this screen and its current state will be saved automatically. Do you want to continue?
  7. [項目][利用可能な項目]から[割り当てられた項目]へ、追加するダイナミック・フィールドをすべてドラッグ&ドロップで移動します。
    [割り当てられた項目]リストの上から順番に、チケットの発行/編集画面の上から表示されます。
  8. [項目の詳細を編集]画面で、アクティビティダイアログごとに以下を設定します。

    利用できる文字数、文字種は「D.1 運用設定の項目の利用可能な文字数」を参照してください。

    項目 説明
    ラベル フィールドの左に表示されるラベル文字列を設定します。

    空欄にした場合は、[プロセス管理][ダイナミック・フィールド]で設定した[ラベル]が表示されます。

    説明(概略) チケット入力画面でダイナミック・フィールドの下に表示される説明文を設定します。
    説明(詳細) チケット入力画面で詳細アイコンにカーソルを合わせると表示される説明文を設定します。
    デフォルト値

    チケット入力画面でデフォルトで入力されている値を設定します。

    オプションとしてタグを使用することで値を埋め込むことができます。

    例1)

    Webコンソール(利用者用)の問合せ発行画面で、ログインしている利用者の[姓][名]の値を埋め込む場合の設定値

    <OTRS_CURRENT_CUSTOMER_UserFirstname>
    <OTRS_CURRENT_CUSTOMER_UserLastname>

    例2)

    Webコンソール(利用者用)の問合せ発行画面で、ログインしている利用者の[コメント]の値を埋め込む場合の設定値

    <OTRS_CURRENT_CUSTOMER_UserComment>

    例3)

    Webコンソール(運用者/管理者用)のチケットの発行画面で、ログインしている運用者の[姓][名]の値を埋め込む場合の設定

    <OTRS_CURRENT_UserFirstname> <OTRS_CURRENT_UserLastname>
    表示 追加したダイナミック・フィールドの表示方法を設定します。

    項目によって、[表示]のリストに表示される値は異なります。

    表示しない
    ダイナミック・フィールドを表示しません。
    表示する
    ダイナミック・フィールドを任意項目として表示します。
    必須入力項目として表示する
    ダイナミック・フィールドを必須項目として表示します。
    参照のみの項目として表示する
    ダイナミック・フィールドを読取り専用の項目として表示します。
    参照のみ、かつ、必須入力項目として表示する
    ダイナミック・フィールドを読取り専用かつ必須の項目として表示します。
    項目の位置 追加したダイナミック・フィールドの表示位置を設定します。

    [記事]項目以外の項目の表示位置を設定できます。

    • 項目を1列で表示するアクティビティダイアログの場合

      以下を設定します。

      [デフォルト]
      画面の中央に表示します。

      [左寄せ][左列]、および[右列]は設定しないでください。

    • 項目を2列で表示するアクティビティダイアログの場合

      以下のどれかを設定します。

      [左寄せ]
      画面全体に左寄せで表示します。
      項目のラベルの位置は、[左列]の設定と同じ位置です。
      [左列]
      画面の左側に表示します。
      [右列]
      画面の右側に表示します。

      [デフォルト]は設定しないでください。

    表示位置は以下の例を参考にしてください。

    例1)

    項目を1列で表示するアクティビティダイアログの場合、[項目の位置]はすべて[デフォルト]を指定します。

    チケットの発行/編集画面
    例2)

    項目を2列で表示するアクティビティダイアログの場合、[項目の位置][左寄せ][左列]、および[右列]のどれかを指定します。

    チケットの発行/編集画面
  9. [項目の詳細を編集]画面の[保存]をクリックします。
  10. [Edit Activity Dialog]画面の[送信]をクリックします。
  11. [プロセスを編集]画面の[一覧に戻る]をクリックします。
  12. [すべてのプロセスを適用]をクリックします。