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Systemwalker Cloud Business Service Management V1.3.0 ITサービス管理 管理者ガイド
FUJITSU Software

5.10.1 運用者のログインでLDAP/LDAPS認証する

運用者のログインでLDAP認証またはLDAPS認証を行うように、ログイン認証を変更します。

認証サーバのLDAP署名が有効化されている場合、LDAPS認証を行うように設定する必要があります。

事前の確認

  • 手順の中で、接続先のActive Directoryのホスト名またはIPアドレスを指定します。ホスト名を指定する場合は、名前解決ができることを確認してください。なおLDAPS認証を行うよう設定する場合はホスト名での名前解決ができることを確認してください。
  • LDAPS認証を行うよう設定する場合、認証サーバがLDAPSに対応している必要があります。
  • LDAPS認証は、WebコンソールをHTTP通信で利用する場合にだけ利用できます。

目的・背景

本手順を実施すると、ITサービス管理に登録されている運用者および管理者について、認証サーバ(Active Directory)に登録されているパスワードでWebコンソール(運用者/管理者用)にログインすることができます。

手順

  1. システムコンフィグで認証設定を変更します。

    1. ブラウザを起動して、以下のURLを指定します。

      http://管理サーバ(ITサービス管理機能)のホスト名またはIPアドレス:Webコンソールのポート番号/otrs/index.pl
    2. 以下のユーザーでログインします。
      ユーザー名
      swcbsmadmin
      パスワード
      認証サーバ(Active Directory)に作成した管理者ユーザー「swcbsmadmin」のパスワード
    3. ナビゲーション・バーの[管理]をクリックします。

    4. [システム管理]の[システムコンフィグ]をクリックします。

    5. [選択した設定グループへ移動]で[Framework]を選択し、サブグループの[Frontend::Agent]をクリックします。

    6. [AuthModule]に[LDAP]を設定します。

    7. [更新]をクリックします。

    8. [一覧に戻る]をクリックします。

    9. サブグループの[Frontend::Agent::Auth]をクリックします。

    10. 以下の設定を追加または変更します。

      設定項目 設定値 チェックボックス
      AuthModule::LDAP::Host

      接続先Active Directoryのホスト名またはIPアドレス(LDAPS認証の場合はホスト名)

      例)

      ldap.example.com

      ON

      AuthModule::LDAP::BaseDN

      認証用ユーザーを作成するBaseDN

      例)

      dc=example,dc=com

      ここで設定したBaseDNより下の階層のユーザーエントリーが運用者の対象となります。

      ON
      AuthModule::LDAP::UID sAMAccountName ON
      AuthModule::LDAP::SearchUserDN

      Active Directoryに作成した接続用ユーザー

      例)

      ldap@example.com

      ON
      AuthModule::LDAP::SearchUserPw

      接続用ユーザーのパスワード

      例)

      Password#123

      ON
      AuthModule::LDAP::Params

      ■LDAPで認証する場合

      async:0

      port:389

      timeout:120

      version:3

      ■LDAPSで認証する合

      async:0

      port:636

      timeout:120

      version:3

      scheme:ldaps

      cafile:ルート証明書のパス

      verify:require

      ON
    11. [更新]をクリックします。

    12. ログアウトします。

    ポイント

    本手順を実施すると、手順2以降を実施するまで、手順1.-a.で記載されているURLではログインできなくなります。

    設定を戻す場合は、以下のURLにアクセスし、スーパー・ユーザー(デフォルト:swcbsmadmin)でログインして、設定を変更します。

    http://管理サーバ(ITサービス管理機能)のホスト名またはIPアドレス:Webコンソールのポート番号/otrs/index.pl?XITSMUseDBLogin=1
  2. Active Directoryに、管理者ユーザー「swcbsmadmin」と接続用ユーザー(任意のユーザー名)を作成します。

  3. ITサービス管理を停止します。

    ITサービス管理の停止については、「7.3 ITサービス管理を停止する」を参照してください。

  4. ITサービス管理を起動します。

    ITサービス管理の起動については、「7.2 ITサービス管理を起動する」を参照してください。

  5. 管理者のユーザーログオン名でITサービス管理にログインできることを確認します。

    Active Directoryに作成した管理者のユーザー ログオン名およびパスワードでWebコンソール(運用者/管理者用)にログインします。

    http://管理サーバ(ITサービス管理機能)のホスト名またはIPアドレス:Webコンソールのポート番号/otrs/index.pl
  6. Active Directoryに作成したユーザーログオン名と同じユーザー名の運用者を作成します。

    運用者を作成する際、パスワードの指定は不要です。詳細は、「9.2.6 運用者を作成する」を参照してください。