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ServerView Resource Orchestrator V3.2.0 トラブルシューティング集
FUJITSU Software

4.4 従来、クローニングイメージの採取ができていたサーバが、採取途中でエラー終了する。

管理サーバと採取対象サーバとの間で機器、ソフトウェア、およびネットワーク上の異常が発生していないか確認してください。

可能であれば、各機器およびソフトウェア上で調査資料の採取を行ってください。

採取対象サーバの復旧は、以下の手順で行います。

  1. 採取対象サーバのコンソール画面を確認します。

    採取対象のOSが起動していない場合には、強制停止でサーバを停止したあと、電源を入れて採取対象のOSを起動します。

  2. 採取対象サーバの管理LANネットワークの状態を確認します。

    管理LANのIPアドレスがスタティックで設定されていない状態の場合には、手動で設定を復旧します。

  3. 採取対象サーバのRORエージェントサービスの自動起動設定を確認します。

    自動起動設定が解除されている場合には、自動起動設定を復旧してサービスを起動します。

    【Windows】

    [管理ツール]-[サービス]にて、「Resource Coordinator Agent」サービスの「スタートアップの種類」が「自動」でない場合、「自動」に変更してサービスを起動します。

    【Linux】

    以下のコマンドで、「SCruiserAgent」サービスの自動起動設定を確認します。

    chkconfig --list SCruiserAgent

    自動起動設定が「off」の場合には、以下のコマンドで「on」に変更します。

    chkconfig --level 2345 SCruiserAgent on

    以下のコマンドで、「SCruiserAgent」サービスを起動します。

    /etc/init.d/SCruiserAgent start
  4. 採取対象サーバの管理LAN以外のネットワークの状態を確認します。

    ネットワーク設定がない場合には、以下の対処を行います。

    「クローニングイメージに定義できるネットワークパラメーター自動設定機能」を使用している場合には、設定コマンド(rcxadm lanctl set)を実行して復旧します。

    「クローニングイメージに定義できるネットワークパラメーター自動設定機能」を使用していない場合には、手動で設定を復旧します。