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ServerView Resource Orchestrator V3.2.0 トラブルシューティング集
FUJITSU Software

3.7 仮想L-Serverの作成が長時間経過しても終了しない。

Solarisゾーンの場合

意味

Solarisゾーンの仮想L-Serverの作成が、長時間経過しても終了しないことがあります。


対処

以下の原因が考えられます。

非大域ゾーン削除手順
  1. ログインしていた非大域ゾーンからログアウトします。

  2. 非大域ゾーンを停止します。

  3. VMホストがSolaris 11で、VMゲストにデータディスクを指定した場合、作成したデータディスクを削除します。

    1. 以下のコマンドを実行し、データディスクのzfsパス("type"に"zfs"が設定されているfsリソースのspecialの値)を確認します。ただし、イメージ(zone.conf)の指定によって作成されたfsリソースの場合は対象外とします。

      # zonecfg -z zonename info <RETURN>

    2. 以下のコマンドの実行時に、手順a.で確認したzfsパスを指定してデータディスクを削除します。

      # zfs destroy 取得したzfsパス <RETURN>

  4. 以下のコマンドを実行して非大域ゾーンを削除します。

    # zoneadm -z zonename uninstall -F <RETURN>
    # zonecfg -z zonename delete -F <RETURN>

  5. RORコンソールで実行していた処理が終了したことを確認します。


OVM for SPARCの場合

意味

OVM for SPARCの仮想L-Serverの作成が、長時間経過しても終了しないことがあります。この場合、仮想L-Serverに対するOSのインストールが途中で失敗している可能性があります。

仮想L-Serverを作成中のVMホストにログインし、以下について確認してください。

  1. 以下のコマンドを実行し、作成中のゲストドメインの状態が、"active"であることを確認します。

    # ldm list-domain <RETURN>

  2. 仮想コンソール端末集配装置サービスを提供するサービスドメイン上の以下のログファイルの内容を確認します。

    • 確認対象のログファイル

      /var/log/vntsd/ゲストドメイン名/console-log

    このログファイルにはゲストドメインの仮想コンソールに出力された内容が記録されており、インストールの進行状況を確認できます。
    Solarisのマニュアルを参照し、OSのインストールが正常に完了しているかを確認してください。


対処

OSのインストールが失敗していた場合、以下の原因が考えられます。

以下の対処手順を実行してください。

  1. 「メッセージ集」の「メッセージ番号 67390」の「BladeLogic Server Automationにおいてジョブの実行状態を確認する手順」を参照し、実行中のジョブをキャンセルします。

  2. 実行していた操作が終了したことをRORコンソールで確認します。

  3. 仮想L-Server作成時に指定したパラメーター、および環境を見直したあと、再操作します。