運用センタのプライマリサーバで異常が発生した場合の対処方法を示します。
災害対策運用の継続に向けた復旧
必要ありません。
参考
運用センタでのデータベース多重化機能による自動切り替えが行われると、運用センタからのトランザクションログの送信が途絶えますが、待機センタのプライマリ候補サーバが異常を検知して、運用センタの新プライマリサーバにストリーミングレプリケーションの接続先を自動で切り替えることで、トランザクションログの送信が再開されます。そのため、運用センタでのデータベース多重化機能による自動切り替えが行われても、待機センタのプライマリ候補サーバとスタンバイサーバは、運用センタの新プライマリサーバとデータを同期させたり、待機センタでの参照系の業務を停止させる必要はありません。
ポイント
待機センタのプライマリ候補サーバでの異常検知は、postgresql.confのwal_receiver_timeoutパラメータの設定値に影響を受ける場合があるため、必要に応じてチューニングを行ってください。
障害が発生した資源の復旧
データベース多重化運用時の対処方法と同じです。
参照
運用センタのプライマリサーバ異常時の運用操作については“4.1.1 切り替え発生後の縮退運転における運用操作”を参照してください。
注意
本手順の復旧により、運用センタ内でのサーバの役割が入れ替わります。そのため、セットアップ時の構成に戻したい場合には、“4.1.1.3 プライマリサーバの切り戻し”を参照して、運用センタ内で切り戻しを行ってください。ただし、待機センタでの操作は不要です。