データベース多重化運用を行っているサーバでFUJITSU Enterprise Postgresをアンインストールする手順について説明します。
データベースサーバと裁定サーバでの操作が必要です。
裁定サーバでの操作は、裁定サーバを利用して自動縮退を行う運用を行っている場合にのみ、実施してください。
データベースサーバでの操作
多重化したインスタンスとMirroring Controllerの停止
多重化したインスタンスとMirroring Controllerを停止します。
停止方法については、“3.2 Mirroring Controllerの起動と停止”を参照してください。
WindowsサービスからMirroring Controllerの登録解除
mc_ctlコマンドをunregisterモードで実行して、WindowsサービスからMirroring Controllerの登録解除を行います。
例)
> mc_ctl unregister -M D:\mcdir\inst1
イベントログに関する登録の削除
イベントログにメッセージが出力されている場合には、“2.2.1.2 イベントログにエラーログを出力する場合の準備”にしたがって、DLLの登録を行っています。不要な問題が発生しないように、この登録を削除します。
例)
デフォルトのイベントソース名で64ビット製品のDLL登録を削除する例を以下に示します。“<x>”は製品のバージョンです。
> regsvr32 /u "c:\Program Files\Fujitsu\fsepv<x>server64\lib\mcevent.dll"
インスタンスごとの登録の削除
イベントログに出力するメッセージをインスタンスごとに識別して、ユーザーが命名した任意のイベントソース名に対してメッセージを出力するように、DLLの登録を行っています。
したがって、インスタンスごとにDLL登録の削除が必要です。それぞれのイベントソース名によるDLL登録を削除してください。
例)
イベントソース名を“Mirroring Controller inst1”として64ビット製品のDLL登録を削除する例を以下に示します。“<x>”は製品のバージョンです。
> regsvr32 /u /i:"Mirroring Controller inst1" "c:\Program Files\Fujitsu\fsepv<x>server64\lib\mcevent.dll"
マルチバージョンインストールの場合
FUJITSU Enterprise Postgresパッケージを使用してセットアップしたデータベース多重化システムがイベントログにエラーログを出力する設定を行っていた場合、“2.2.1.2 イベントログにエラーログを出力する場合の準備”で控えたDLLのパス名を使用して、デフォルトのイベントソース名を再登録してください。
注意
アンインストールする前に削除してください。アンインストールしてしまうと、削除できなくなる場合があります。
FUJITSU Enterprise Postgresのアンインストール
“導入ガイド(サーバ編)”の“アンインストール”を参照して、FUJITSU Enterprise Postgresをアンインストールします。
裁定サーバでの操作
“導入ガイド(サーバアシスタント編)”の“アンインストール”を参照して、サーバアシスタント機能をアンインストールします。