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NetCOBOL V12a (V12.2.0A) リリース情報
FUJITSU Software

2.2.12 印字文字配置座標の計算方式の扱いについて

変更内容

PowerCOBOL97 V5.0L10で、実行環境変数"@CBR_PrintTextPosition"のデフォルトの扱いを、変更しました。

V4.0L20以前は、FORMAT句なし印刷ファイルを使用したときの印字文字配置座標の扱いは、プリンタ装置の解像度をアプリケーションで指定された行間隔(LPI)や文字間隔(CPI)で除算し、余りは切り捨てた値で文字と文字の間隔を決定し配置していました(TYPE1 指定)。

V5.0L10以降は、プリンタ装置の解像度をアプリケーションで指定された行間隔(LPI) や文字間隔 (CPI)で除算した値で文字と文字の間隔を決定し配置しますが、割り切れない解像度を持つプリンタ装置に出力する場合、1インチ単位内で座標の補正処理を行います(TYPE2 指定)。

対処方法

既存資産において印字文字の配置座標がずれるなど印刷結果に不都合が生じる場合、実行環境変数"@CBR_PrintTextPosition=TYPE1"を指定してください。

@CBR_PrintTextPosition
@CBR_PrintTextPosition = { TYPE1 | TYPE2 }

FORMAT句なし印刷ファイルにおいて、印字する文字を配置する座標(x,y)の計算方法を指定します。文字配置の座標の補正を行わない(TYPE1)か、行う(TYPE2)か、を指定します。