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NetCOBOL V12a (V12.2.0A) リリース情報
FUJITSU Software

2.2.11 COM クライアント機能における省略パラメタについて

変更内容

特殊クラスのメソッド呼出し時にパラメタにNULLオブジェクトが指定された場合の扱いを、変更しました。

PowerCOBOL97 V6.0L10以前は、省略パラメタとみなします。

PowerCOBOL97 V6.1L10以降は、NULLオブジェクトを渡します。

対処方法

省略パラメタとしてNULLオブジェクトを使用している場合、以下のいずれかの対処が必要です。

また、特殊クラスのメソッド呼び出し時にパラメタにOMITTED が指定された場合の扱いが以下のとおり異なります。

PowerCOBOL97 V6.1L10以前

COM サーバにVT_EMPTY型のデータを渡します。

PowerCOBOL97 V6.1L20以降

COM サーバにVT_ERROR型のデータとして、エラーコード"DIEP_E_PARAMNOTFOUND"を渡します。

古いCOM サーバのメソッドの中には、VT_ERROR型のデータを省略パラメタと見なさないものがあり、動作時にパラメタエラーが発生する場合があります。

その場合は、以下の実行環境変数を指定してください。

@CBR_COM_OMITTED = EMPTY

この実行環境変数設定を行うと、PowerCOBOL97 V6.1L20以降で作成したプログラムも、パラメタにOMITTED が指定された場合、COM サーバにVT_EMPTY型データを渡します。ご注意ください。