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NetCOBOL V12a (V12.2.0A) リリース情報
FUJITSU Software

2.2.9 管理者権限を必要とするプログラムのWindows Vista以降での実行について

Windows Vista以降では、管理者権限を持つアカウントでプログラムを実行しても、管理者権限でプログラムが実行されない場合があります。これは、ユーザアカウント制御(UAC)と呼ばれる機能が組み込まれているためです。UACの詳細は以下をご参照ください。

http://www.microsoft.com/japan/msdn/windowsvista/general/AppComp.aspx

対処方法

Windows Vista以降で、管理者権限でプログラムを実行したい場合は、管理者権限で実行するように確実に設定してください。

Windows Vista以降は、セキュリティが強化されているため、操作のいくつかは管理者権限が必要です。例えば、ファイルの出力先をC:\Windows配下またはC:\Program Files配下に割り当てても、管理者権限で実行するように設定していなければ、ファイルは以下のフォルダに作成されます。なお、この場合も、プログラムは正常終了します。

割り当て先をC:\Windows配下にした場合

C:\USERS\ユーザ名\AppData\Local\VirtualStore\Windows

割り当て先をC:\Program Files配下にした場合

C:\USERS\ユーザ名\AppData\Local\VirtualStore\Program Files

C:\Windows配下またはC:\Program Files配下にファイルを作成したい場合は、管理者権限で実行するように必ず設定してください。

ユーザ名

USER01(管理者権限あり)

ファイルの割り当て先

SYS001=C:\Windows\COBFILE.01

SYS002=C:\Program Files\COBFILE.02

管理者権限で実行するように設定してある場合のファイル作成先

SYS001 C:\Windows\COBFILE.01

SYS002 C:\Program Files\COBFILE.02

管理者権限で実行するように設定してない場合のファイル作成先

SYS001 C:\USERS\USER01\AppData\Local\VirtualStore\Windows\COBFILE.01

SYS002 C:\USERS\USER01\AppData\Local\VirtualStore\Program Files\COBFILE.02