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NetCOBOL V12a (V12.2.0A) リリース情報
FUJITSU Software

1.2.6 NetCOBOL V7.xの追加機能概要

表1.7 NetCOBOL V7.xの追加機能概要

項番

V/L

機能名

内容

マニュアルの記載場所(注1)

1

V7.2L10

国際規格COBOL2002の新データ型サポート

USAGE句に、国際規格COBOL2002の2進データ項目の新データ型(BINARY-CHAR、BINARY-SHORT、BINARY-LONG、BINARY-DOUBLE)を記述できるようになりました。他言語との連携で、より円滑に2進データの受渡しが可能になりました。

COBOL文法書

  • 5.4.15 USAGE句

2

V7.2L10

2進項目の解釈の指定

ASCOMP5オプションの指定により、USAGE BINARYおよびUSAGE COMPが指定された項目をUSAGE COMP-5が指定されたものとして扱うことができます。

使用手引書

  • A.2.3 ASCOMP5 (2進項目の解釈の指定)

3

V7.2L10

他社COBOL互換機能

「VALUE句無しデータ項目の初期化機能」、「16進数字定数」をサポートすることにより、Micro Focus社COBOLからNetCOBOLに移行しやすくなりました。

COBOL文法書

  • 10.2 16進数字定数

使用手引書

  • A.2.21 INITVALUE (作業場所節でのVALUE句なし項目の扱い)

4

V7.2L10

チェック機能強化

以下のようにチェック機能を強化しました。

  • CHECK(PRM)オプションの指定により、外部プログラムを呼び出すCALL文のパラメタ不整合を実行時にチェックします。

  • CHECK(NUMERIC)オプションのデータ例外検査が、英数字項目または集団項目から、外部10進項目または内部10進項目へ転記される場合にも行われるようになりました。

  • CHECKオプションのサブオペランドを同時に複数指定できるようになりました。

使用手引書

  • 19.2 CHECK機能の使い方

  • A.2.5 CHECK (CHECK機能の使用の可否)

5

V7.2L10

GS分散開発強化

OSIV系のCOBOL85の固有仕様や旧仕様に合わせて解釈する翻訳オプションを実装しました。これにより、オープン系固有のCOBOL言語仕様をチェックアウトし、GS分散開発時のコーディングを効率よく行えるようになりました。

使用手引書

  • A.2.17 FLAGSW (COBOL文法の言語要素に対しての指摘メッセージ表示の可否)

6

V7.2L10

帳票印刷の表現力向上

帳票定義体で定義された項目の背景色や網掛け属性をプログラムから動的に指定できるようになりました。

(当機能はNetCOBOL Standard Edition以上が必要です)

COBOL文法書

  • 2.6.6 特殊レジスタ

使用手引書

  • 8.1.7 特殊レジスタ

7

V7.2L10

入出力機能を使ったデータベースアクセス

PowerRDBconnectorと連携することにより、COBOLの入出力文を使ってデータベースにアクセスすることができます。

使用手引書

  • 7.9 他のファイルシステムの使用法

8

V7.2L10

BSAM指定ファイルの定量制限(最大サイズ)を拡大

BSAMオプション指定時のファイルの定量制限を4ギガバイトから制限なし(NTFSの場合の32ビットWindowsシステムの限界まで)に拡大しました。

使用手引書

  • 7.9 他のファイルシステムの使用法

9

V7.2L10

Linux分散開発支援機能

NetCOBOL Professional Edition 開発パッケージ for Windowsにおいて、Linux上のNetCOBOLアプリケーションのリモートビルドおよびリモードデバッグをサポートしました。

10

V7.0L10

COM機能のオブジェクト指定子

COM機能においても、オプジェクト指定子が使用できるようになりました。これにより、レイトバインド型が保持するオブジェクト参照を、アーリバインド型に代入できるようになるため、従来はレイトバインドでCOM連携せざるを得なかった場面でも、アーリバインドが使えるようになります。さらに、従来は許されなかったアーリバインド型からレイトバインド型へのオブジェクト参照の代入も使用できるようになりました。

使用手引書

  • 26.2.9 オブジェクト指定子

11

V7.0L10

パラメタ不整合チェック強化

CHECK(PRM)オプションを指定することにより、内部プログラムを呼び出すCALL文のパラメタ不整合を翻訳時にチェックします。原因究明が困難であったパラメタ不整合のトラブルを事前に防ぐことができます。

使用手引書

  • A.2.5 CHECK (CHECK機能の使用の可否)

12

V7.0L10

リモートデバッグ

リモートデバッガによりネットワーク上の別のコンピュータで動作するプログラムをデバッグできるようになりました。

使用手引書

  • 20.9 対話型リモートデバッガの使い方

13

V7.0L10

UNIX分散開発支援機能

UNIX系システムで動作するアプリケーションの開発を、Windows 32bit版NetCOBOL製品を使用して容易に行えるようになりました。

UNIX分散開発の手引き

14

V7.0L10

PowerSORT連携

SORT文およびMERGE文から呼び出されるPowerSORTが使用するメモリ空間の容量を、COBOLアプリケーションから指定できるようになりました。

使用手引書

  • A.2.48 SMSIZE (PowerSORTが使用するメモリ容量を指定)

注1:「マニュアルの記載場所」は、当該V/L製品で提供されるマニュアルの記載場所です。