次のように設定する場合を例として説明します。
設定項目 | 値 |
---|---|
Tomcatのインストール先 | C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 9.0 |
Charset-Web入力のインストール先 | C:\Program Files\JapanistSVR |
JSVR-Webサービス設定ファイルを、運用する環境にあわせて設定します。詳しくは、「コマンドリファレンス」を次のように参照してください。
参照事項 | 参照先 |
---|---|
JSVR-Webサービス設定ファイルの格納位置 | 「コマンドリファレンス」の2.4.1.1項 |
設定時の注意事項 | 「コマンドリファレンス」の2.4.1.3項 |
設定項目の説明 | 「コマンドリファレンス」の2.4.2節 |
例
JSVR-Webサービス設定ファイルの各項目の設定例
"★"がついている項目を設定する
GLYPH.FONT_DIR=C:\\Program Files\\JapanistSVR\\fonts CHARACTER.CHARSETNAME=EJ_UNICODE2004MS ★運用文字コードを指定する HWRECOG.SERVICE_PORT=8088 WEBSERVICE.DB_LOOKUP_NAME=java:comp/env/jdbc/CMWEB.JSVR ★Tomcatの環境の場合はこのように設定する WEBSERVICE.SYSTEM_LOGPATH=C:\\Program Files\\JapanistSVR\\logs WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVHEADER=true WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVRESPONSECHARSET=UTF-8 ★レスポンスの文字コードを設定する WEBSERVICE.SYSTEM_OPT_CSVREQUESTCHARSET=UTF-8 ★リクエストの文字コードを設定する
次の手順で設定します。
手順
Tomcatを停止します。
スタートメニューから[Apache Tomcat 9.0 Tomcat9]-[Configure Tomcat]を選択し、[Apache Tomcat 9.0 Tomcat9 Properties]ダイアログを起動します。
[Java]タブの[Java Classpath:]へ次の内容を設定します。
C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc4.jar;C:\Program Files\JapanistSVR\jsvrcore\jsvr.jar
[Java]タブの[Java Options:]へ次の内容を設定します。
-Djava.library.path=C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\bin;C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys\SFWCLNT\ESQL\bin -Dcom.fujitsu.symfoware.installdir=C:\Program Files\JapanistSVR\rdbsys
Tomcatの環境変数を次のように設定します。
RDBNAME=ICMWA000
例
コマンドライン操作の例
> cd /d C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 9.0 > bin\tomcat9 //US//Tomcat9 --Environment="RDBNAME=ICMWA000"
URLパラメーターのエンコーディングに対し、リクエストボディーの指定が適用されるよう、server.xmlのConnectorタグにuseBodyEncodingForURI="true"を設定します。
例
server.xmlの例
<Connector port="8080" protocol="HTTP/1.1" connectionTimeout="20000" redirectPort="8443" useBodyEncodingForURI="true" />
青字の部分を追加する。
次の手順で設定します。
手順
Tomcatのコンテキスト設定ファイル"jsvr_csv.xml"を次の内容で作成します。
<Context docBase="C:\Program Files\JapanistSVR\webservice\csv\webapps\JSVRCSVWS" > <Resource name="jdbc/CMWEB.JSVR" auth="Application" type="javax.sql.DataSource" maxActive="10" maxIdle="10" maxWait="30000" username="jsvr_usr" password="jsvr_psw" driverClassName="com.fujitsu.symfoware.jdbc.SYMDriver" url="jdbc:symfold:///ICMWA000.JSVR;schema=JSVR;ctuneparam='CLI_WAIT_TIME=(30)'" validationQuery="SELECT 1 FROM RDBII_SYSTEM.RDBII_ASSISTTABLE" /> </Context>
docBaseには、Charset-Web入力のインストール先\webservice\csv\webapps\JSVRCSVWSのフルパスを設定してください。
"jsvr_usr"と"jsvr_psw"には、「5.4.3 辞書の利用者定義」で設定した辞書の利用者名とパスワードを設定してください。
作成したコンテキスト設定ファイルjsvr_csv.xmlを"Tomcatのインストール先\conf\[enginename]\[hostname]"フォルダーに配置します。
例
jsvr_csv.xmlの配置先の例
C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 9.0\conf\Catalina\localhost\jsvr_csv.xml
Tomcatのインストール直後の状態では、[enginename]は"Catalina"、[hostname]は"localhost"と設定されています。
ここまでのセットアップ内容を反映させるために、Tomcatを再起動します。
参考
部門サーバーで、Tomcatとは別にWebサーバーの環境を構築して運用している場合は、必要に応じて、WebサーバーとTomcatとの連携部分へも必要な設定を加えてください。内容や方法については、使用しているWebサーバーのマニュアルを参照してください。