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Interstage Charset Manager Standard Edition V10 使用手引書 入力機能編
FUJITSU Software

3.2.2 スコープファイル

資源管理サーバで[抑止コードのカスタマイズ]を行う場合に、編集対象となるスコープファイルについて説明します。なお、スコープファイルの編集については、Charset Managerの「使用手引書 日本語資源管理編」の5.4.4項に、説明や注意事項などが記載されていますので、そちらも参照してください。

参考

スコープファイルの先頭には、ファイルの記述形式の説明がコメントとして記載されています。実際にスコープファイルを編集する場合は、その内容も参照してください。

◆スコープファイルのフォーマット

[ホストのコード系を参照に用いる]をチェックしていないか、または項目が表示されていない場合
  • 最初の1行は、このテキストファイルがスコープファイルであることを示す行です。編集しないでください。

  • 行の先頭の1文字が半角のセミコロンはコメント行です。

  • 最初の1行と、コメント行を除いた行が、先頭からU+0000のコードに対応し、入力可能かどうかを示します。

  • コードに対応する行の先頭が1なら、入力可能になります。

  • コードに対応する行の先頭が0なら、入力できません。

スコープファイルの

FJCMC-SCOPEFILE0001
;0x0000
0
1
1
・
・
・

この例では、次のように設定されています。

  • U+0000は入力できない(0に設定されている)

  • U+0001は入力できる(1に設定されている)

  • U+0002は入力できる(1に設定されている)

注意

入力用のマスタコード系がUnicode(2004MS)の場合は、[入力アシストの入力抑止コードのカスタマイズ]ダイアログボックスで選択した面の範囲のみ設定できます。別の面について設定する場合は、現在設定しているスコープファイルを閉じてから、別の面を選択し直してください。

[ホストのコード系を参照に用いる]をチェックしている場合
  • 行の先頭の1文字が半角のセミコロンはコメント行です。

  • 1行に、シフトJIS、JEF、Unicode-JEFのコード対応が記されています。

  • JEFまたはUnicode-JEFで入力を抑止したいコードを探し、その行をコメント行とすることで、クライアントPCでの入力を抑止できます。

スコープファイルの

・
・
・
eaa1    cdda    9059
;eaa2   e0f6    7464
eaa3    44a4    51dc
・
・
・

この例では、JEFコードがe0f6(Unicode-JEFだと7464)の文字が入力できないように設定されています。