記述例
例
JCL例
以下の条件で外字を転送ファイルに格納します。
文字サイズは24×24を指定します。
書体は明朝体を指定します。
体形は全角を指定します。
移出する文字コードの範囲は、9FA1からA0FEとします。
//TRANS EXEC PGM=JRQPADM,REGION=1024K //SYSPRINT DD SYSOUT=* //SYSLIST DD SYSOUT=* //SYSKPATN DD DSN=SYS1.KPATNLIB,DISP=SHR //TRANS DD DSN=ADJUST.TRANS, // SPACE=(TRK,(10,5)),UNIT=SYSDA, // DISP=(NEW,CATLG) //SYSIN DD * - MASTER PATN - TRANS TPATN(TRANS),TYPE((24,24,1,FULL)),EXPORT - SELECT CODE(9FA1:A0FE) - END /*
\TRANS EX JRQPADM,RSIZE=1024 \ FD LIST=DA,VOL=WORK,TRK=(5,5),SOUT=T \ FD KPATN=DA,FILE=SYS.SYSTEM.KPATNLIB \ FD TRANS=DA,FILE=ADJUST.TRANS,VOL=WORK,TRK=(10,5),DISP=(CONT,CAT) \ FD COIN=* - MASTER PATN - TRANS TPATN(TRANS),TYPE((24,24,1,FULL)),EXPORT - SELECT CODE(9FA1:A0FE) - END \ JEND
TRANS制御文
JEF基本辞書に格納されている外字を転送ファイルに取り出します。
(ADJUST V10L50 以降サポート)
注意
外字をTRANS形式で出力する場合、レコード長の設定は不要です。レコード長を設定する場合は、文字パターンのドット数に合わせた値を指定します。
ドット数 | レコード長 |
---|---|
24×24 | 100 |
32×32 | 156 |
転送ファイルに割り当てられたDD/FD名(OS IV/MSP:DD名、OS IV/XSP:FD名)を指定します。
転送ファイルには、外字が格納されます。
なお、本オペランドは、省略できません。
注意
データは、バイナリデータです。
文字パターンのサイズ、書体、体形を指定します。
本オペランドを省略した場合、MASTER制御文で指定した値が採用されます。
ドット数H
ドット数V
文字パターンの縦方向、横方向のドッド数を、3けた以内の整数で指定します。
指定できるのは32×32、24×24の文字サイズです。
書体
文字パターンの書体を数字で指定します。
1:明朝体
FULL
文字パターンの体形(全角)を指定します。
注意
以下のオペランドをTRANS制御文で省略した場合、MASTER制御文の指定値が設定されます。
MASTER制御文で、とくに省略値を指定しなかった場合には、明朝体、全角、32×32(文字サイズ)、が省略値として設定されます。
横方向の文字サイズ(ドット数H|32)
縦方向の文字サイズ(ドット数V|32)
書体コード(1(明朝体)|2(ゴシック体))
体形(FULL(全角))
MASTER制御文については、ADJUSTのマニュアルを参照してください。
JEF基本辞書より移出処理を行います。
SELECT補助制御文
外字の特定の文字コードを選択するために使用する補助制御文です。
本補助制御文が指定されなかった場合は、外字域のすべての文字コードが選択されます。
処理対象の文字コードを外字域の範囲内(80A1~A0FE)から指定します。
単一指定する場合は、文字コード1だけ指定します。文字コード1を省略して、文字コード2だけ指定することはできません。
範囲指定する場合は、対象となる先頭の文字コードを文字コード1に、末尾の文字コードを文字コード2に指定します。文字コード1と文字コード2の関係は、文字コード1≦文字コード2でなければなりません。