印刷資源管理機能(管理サーバ)の提供機能を説明します。
印刷資源、および日本語資源管理が作成・管理している外字を、印刷資源管理機能(管理サーバ)の管理下に登録する機能です。
登録機能は、以下の機能から構成されています。
ファイルからの印刷資源の登録
ファイルとして管理サーバ上に取り出されている、以下の印刷資源を印刷資源管理機能の管理下に登録します。
Windows上の資源作成アプリケーション(『FORM』など)で作成した印刷資源
グローバルサーバ上の印刷資源
グローバルサーバ上の印刷資源は、事前に、ADJUSTを使用してファイルに取り出し、汎用のファイル転送プログラムで管理サーバ上に転送しておきます。
資源作成アプリケーションについては、“1.2 管理対象の印刷資源”を参照してください。
グローバルサーバ連携による印刷資源の登録
グローバルサーバ上の印刷資源を自動的に取り出し、印刷資源管理機能の管理下に登録します。グローバルサーバとの連携方法には、以下の2種類があります。
WSMGR連携
DRMS、Centric Manager連携
外字の登録
以下の外字を印刷資源管理機能の管理下に登録します。
日本語資源管理が作成・管理している外字
TRANS形式で取り出された転送ファイルの外字
TRANS形式(ラスタ形式)は、JEF形式の転送形式で、NLP・NMC系文字パターン情報管理ユーティリティ(TRANS制御文)によりグローバルサーバから取り出します。取り出し方法については、“F.8 外字の移出”および“Charset Manager使用手引書 日本語資源管理編”と“Charset Manager使用手引書 日本語資源適用編”を参照してください。
運用形態の詳細は、“1.4.1 管理サーバへの資源の登録形態”を参照してください。
また、登録方法については、“2.2.2 印刷資源の登録”を参照してください。
印刷資源管理機能の管理下に登録するときに、印刷資源の世代を管理します。
世代は、登録するファイルの最終更新日、または“2.2.2.3 WSMGR連携による登録”を行った日付で、4桁の西暦年と2桁の月、2桁の日で表されます。
例えば、2001年の1月1日の場合は、20010101となります。
オーバレイ(KOL1、KOL2、KOL4、KOL5)では、ファイルの最終更新日がファイルの内部に格納されています。オーバレイ(KOL6)では、ファイルが資源作成アプリケーションで作成更新された日付、またはファイル転送プログラムで転送されてきた日付が格納されています。
配付の対象となる世代は、とくに指定がない場合、最新世代になります。
印刷資源名 | 世代管理 |
---|---|
KOL1 | ○ |
KOL4(注) | ○ |
KOL5 | ○ |
KOL6 | ○ |
FCB | × |
PATTERN | × |
XTB1 | × |
LCM1 | × |
GRPH | × |
○:世代管理可、×:不可
注)管理サーバでは、KOL2の資源はKOL4として管理します。
注意
印刷資源適用機能では、世代管理は行いません。
印刷資源の配付とは、部門サーバへ印刷資源を送信する機能です。
印刷資源管理機能(管理サーバ)およびグローバルサーバの管理下にある印刷資源を、部門サーバへ配付します。
配付機能は、以下の機能から構成されています。
印刷資源の取り出し機能
管理サーバの管理下にある印刷資源をファイルとして取り出す機能です。
取出機能で取り出したファイルは、汎用のファイル転送プログラムを使用して、部門サーバに配付します。
詳細は、“1.4.2.1 ファイルによる資源配付/適用”を参照してください。
Centric Managerとの連携機能
管理サーバの管理下にある印刷資源を自動的に取り出し、Centric Managerと連携して、部門サーバに配付します。詳細は“1.4.2.2 Centric Manager連携による資源配付/適用”を参照してください。なお、Centric Managerと連携して、部門サーバの管理下にある印刷資源をリモート削除することも可能です(Windows版のみ)。詳細は、"2.3.4 印刷資源のリモート削除連携"を参照してください。
配付方法については、“2.2.5 印刷資源の配付”を参照してください。
参考
グループオーバレイが選択された場合は、グループオーバレイに含まれるメンバのオーバレイも配付されます。
注意
Centric Managerと連携して資源配付連携、印刷資源のリモート削除連携を使用する場合、Centric Managerの資源配付機能および資源配付サービスは管理者権限で使用してください。