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NetCOBOL V12a (V12.2.0A) リリース情報
FUJITSU Software

1.2.1 NetCOBOL V12の新機能概要

表1.2 NetCOBOL V12の追加機能概要

項番

V/L

機能名

内容

マニュアルの記載場所

1

V12.2.0

翻訳前ソース変換機能の機能強化

以下の機能強化を行いました。

  • 変換対象を追加しました。

    • 組合せ比較条件の略記法

    • 数字編集項目の比較・転記

    • 項類が数字の特殊レジスタの転記

    • 表意定数の比較

  • 変換オプションASSIGNを追加しました。

  • プリコンパイラ適用前のオリジナルソースプログラムを被デバッグプログラムとして、デバッグができるようになりました。また、オリジナルソースプログラムの行番号に対応した翻訳時メッセージの出力をできるようになりました。

NetCOBOLユーザーズガイド (他社COBOL資産移行支援編)

  • A.2 変換項目詳細

  • A.4 変換情報ファイルの指定情報

2

V12.2.0

翻訳前ソース変換機能の機能改善

以下の機能改善を行いました。

  • 翻訳オプションCURRENCYにより、通貨記号の扱いを指定できるようになりました。

  • Unixの改行コードの変換情報ファイルに対応しました。

  • 変換情報ファイルのオープン時のエラー検出を強化しました。

NetCOBOLユーザーズガイド (他社COBOL資産移行支援編)

  • 2.1.3.4.3 翻訳オプション

  • 2.1.3.1.3 変換情報ファイル

3

V12.2.0

データ項目の境界の指定をサポート

SYNCHRONIZED句を指定したデータ項目を、NetCOBOL固有の境界に合わせるか、システムの境界に合わせるか指定できるようになりました。

NetCOBOLユーザーズガイド

  • A.3.61 SYNC(SYNCHRONIZED句を指定したデータ項目の境界の扱い)

4

V12.2.0

トランザクションにおけるカーソル動作指定対応

データベース(SQL)機能において、トランザクション確定時のカーソルの動作を指定できるようになりました。

NetCOBOLユーザーズガイド

  • 15.2.8.1.2 ODBC情報ファイルの作成

5

V12.2.0

標準入力のパイプ対応

標準入力の入力元として、パイプからのデータ読み込みをサポートしました。

NetCOBOL ユーザーズガイド

  • 11.1.4.2 コマンドプロンプト

6

V12.1.0

翻訳前ソース変換機能

他社COBOLの文法に従って記述されたソースプログラムを、NetCOBOLで翻訳可能なソースプログラムに変換します。これにより、ソースプログラムを手作業で修正する手間が省け、効率的にソースプログラムを移行できます。

NetCOBOLユーザーズガイド (他社COBOL資産移行支援編)

NetCOBOL ユーザーズガイド

  • A.3.19 FLAG(診断メッセージのレベル)

  • A.3.43 PRECONV(翻訳前ソース変換機能の使用の可否)

  • J.1.3 -CV(翻訳前ソース変換機能を使用する指定)

  • J.7 COBPRECONVコマンド

7

V12.1.0

Micro Focus COBOLファイル移行ツール

他社COBOLの文法で記述されたアプリケーションによって作成されたCOBOLファイルを、NetCOBOLからアクセスできる形式に変換します。

これにより、COBOLファイルを手作業で修正する手間が省け、効率的にCOBOLファイルを移行できます。

NetCOBOLユーザーズガイド (他社COBOL資産移行支援編)

  • 第3章 COBOLファイルの移行

8

V12.1.0

プログラム改修支援機能(注1)

システム改修の準備段階において、実行可能ファイルを作成したときのソースファイルが複数見つかる場合に対し、どのソースファイルを使っていたか特定できるようになりました。また、ビルドにおいて修正の影響がないプログラムの再翻訳をしないようにしました。

NetCOBOL ユーザーズガイド

  • 第21章プログラム改修支援機能

  • A.3.40 OBJECT(目的プログラムの出力の可否)

  • J.8 COBCMPOコマンド

9

V12.1.0

ダンプ機能

実行可能ファイルとオブジェクトファイルのダンプ情報を出力できるようになりました。これにより、以下を確認できるようになりました。

  • 目的プログラムを作成したときの翻訳オプション情報

  • 実行可能ファイルを構成する目的プログラム

  • プログラム間で統一することが推奨される翻訳オプションの情報

NetCOBOL ユーザーズガイド

  • J.9 COBDUMPコマンド

10

V12.1.0

COBOLコマンドの機能改善

COBOLコマンドの-vオプション(各種情報を出力する指定)によるバージョン情報の表示で、コンパイラの制御レベルを確認できるようになりました。

NetCOBOL ユーザーズガイド

  • J.1.19 -v(各種情報を出力する指定)

11

V12.0.0

COMP-6サポート

USAGE IS COMPUTATIONAL-6句を記述して、Micro Focus固有の符号の領域がない内部10進形式のデータを扱うことができるようになりました。

文法書

  • 10.7 符号の領域がない内部10進項目

12

V12.0.0

富士通メインフレーム形式浮動小数点サポート

富士通メインフレーム形式浮動小数点演算エミュレータを使って、富士通メインフレームの浮動小数点形式のデータを演算できるようになりました。

(注2)

NetCOBOL ユーザーズガイド

  • A.3.21 FLOAT(内部浮動小数点項目の内部表現形式の指定)

  • A.3.22 FLOATCHK(実行時の内部浮動小数点項目の内部表現の混在チェックの指定)

  • 付録N 浮動小数点の形式

13

V12.0.0

CBLサブルーチンのサポート

Micro Focus COBOLのCBLサブルーチンが使用できるようになりました。

CBLサブルーチンユーザーズガイド

14

V12.0.0

LEサブルーチンのサポート

IBMのLEサブルーチンが使用できるようになりました。

LEサブルーチンユーザーズガイド

15

V12.0.0

NetCOBOL Studio

NetCOBOL StudioのEclipse基盤が4.6になりました。

エディタの分割表示やショートカットキーによるフォントサイズの拡大・縮小などにより、エディタ使用時の操作性を向上させることができます。

また、高解像度ディスプレイ環境でもツールバーのアイコンが拡大表示されるため、操作性を向上させることができます。

NetCOBOL Studio ユーザーズガイド

16

V12.0.0

NetCOBOL Studio

デバッグ時に、条件式による実行中断ができるようになりました。これにより、効率よくデバッグすることができます。

NetCOBOL Studio ユーザーズガイド

  • 第7章デバッグ機能

17

V12.0.0

開発環境の機能強化

NetCOBOL Studioにおいて以下の機能を強化しました。

  • "cob"、"cbl"、"cobol"以外の拡張子をCOBOLソースファイルの拡張子として扱えるようになりました。
    また、リモート開発において、以下のファイルに対してもメイクファイル生成およびリモートビルドができるようになりました。

    • 拡張子が"cbl"以外のCOBOL登録集

    • 拡張子が"smd"、"pmd"以外の画面帳票定義体

  • プロジェクトフォルダ配下のサブフォルダにあるCOBOLソースファイルを扱えるようになりました。
    また、リモート開発において、プロジェクトフォルダ配下のサブフォルダにあるCOBOLソースファイル、COBOL登録集、画面帳票定義体を転送する場合に、サーバ側にサブフォルダと同じ名前のサブディレクトリを作成し、その配下に転送することができるようになりました。

NetCOBOL Studioユーザーズガイド

  • 4.7 ファイル・コンテンツ

18

V12.0.0

翻訳メッセージフォーマット切り替え

標準出力に出力される翻訳時の診断メッセージの形式を切替えできるようになりました。

NetCOBOLユーザーズガイド

  • 1.2.1 環境変数の設定

注1) プログラム改修支援機能を以下の製品に提供します。

注2) 富士通メインフレーム形式浮動小数点を以下の製品に提供します。