■機能説明
サイレントインストールを行うコマンドです。
インストール時に必要な情報を、あらかじめ作成した"インストール情報ファイル"から読み込んで自動的に
インストールを行います。
注意
本コマンドは複数同時に実行しないでください。
■実行に必要な権限
【Windows版】
Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。
【UNIX版】
システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。
■記述形式
【Windows版】
DVD-ROMドライブ:\swSilentSetup.bat -t <インストール種別> -f <インストール情報ファイル> [-p <インストール結果の出力先ディレクトリ>] |
【UNIX版】
サーバの場合
<マウントポイント>/swSilentSetup.sh -t <インストール種別> -f <インストール情報ファイル> [-p <インストール結果の出力先ディレクトリ>] |
運用管理クライアントの場合
DVD-ROMドライブ: \client\swSilentSetup.bat -t sqc-cl -f <インストール情報ファイル> [-p <インストール結果の出力先ディレクトリ>] |
注意
DVD-ROMを使用せず、ネットワーク経由でインストールを実行する場合、インストーラの場所がローカルネットワーク外に存在すると、「プログラムの作成者が確認できない」という内容のメッセージが表示され、サイレントインストールが停止する場合があります。インストーラの場所をローカルネットワークとして設定後、サイレントインストールを実施してください。
■オプション
サイレントインストールのインストール種別を指定します。
sqc-em:Enterprise Managerのサイレントインストールを行います。
sqc-m:Managerのサイレントインストールを行います。
sqc-pm:Proxy Managerのサイレントインストールを行います。
sqc-a-sv:Agent for Serverのサイレントインストールを行います。
sqc-a-biz:Agent for Businessのサイレントインストールを行います。
sqc-cl:運用管理クライアントのサイレントインストールを行います。
サイレントインストールのためのインストール情報ファイルの絶対パスを指定します。
Windows版の場合、パス内に空白を含む場合はパスをダブルクォーテーションで囲んでください。
UNIX版の場合、パスに空白を含めることはできません。
インストール情報ファイルについての詳細は、導入手引書「インストール情報ファイルの作成」を参照してください。
インストール結果の出力先ディレクトリの絶対パスを指定します。
パス内に空白を含む場合はパスをダブルクォーテーションで囲んでください。
指定されたディレクトリが存在しない場合は、ディレクトリを新規作成します。
インストールが正常終了した場合は、"swinst.success"ファイルが作成されます。
インストールが異常終了した場合は、"swinst.err"ファイルが作成されます。ファイルに出力されている内容を参照して対処してください。
指定したディレクトリに前回のインストール結果が格納されていた場合は、前回のインストール結果が削除されます。
■復帰値
0 : 正常終了
2 : コマンドのパラメーターの指定エラー
3 : 製品を使用する前にコンピュータの再起動が必要な状態
4 : インストール情報ファイルの指定エラー
5: インストール結果の出力先ディレクトリの指定エラー
34 : インストーラを二重起動した場合のエラー
35 : 不整合なインストールがあるため、インストールができない場合のエラー
36 : 以下のいずれかの場合のエラー
- インストールパラメーターの値に誤りがある場合
- インストールの前提条件が満たされていない場合
- Systemwalker Centric Managerの業務サーバに同梱されているSystemwalker Service Quality Coordinator Agentがインストールされている場合
上記以外 : その他のエラー
■使用例
【Windows版】
D:\swSilentSetup.bat -t sqc-a-sv -f D:\tools\Sample\SilentInstall\sqc_ag_pm_win.csv -p "C:\sqc_instresult\" |
【UNIX版】
/mnt/cdrom/swSilentSetup.sh -t sqc-a-biz -f /mnt/cdrom/tools/Sample/SilentInstall/sqc_ag_pm_ux.csv -p "/tmp/instlog sqc" |
■実行結果/出力形式
正常終了は復帰値の値で判断します。
また、インストール結果の出力先ディレクトリを指定した場合は、以下のファイルが作成されます。
<インストール結果の出力先ディレクトリ>\swinst.success |
異常終了は復帰値の値で判断します。
また、インストール結果の出力先ディレクトリを指定した場合は、以下のファイルが作成されます。
<インストール結果の出力先ディレクトリ>\swinst.err |
ファイルの先頭行のエラーコードを確認し、下記の「エラー時の対処について」に記載されている対処方法を実施してください。ファイルの2行目以降は、技術員が使用する調査用ログのため確認不要です。
復帰値とその内容、対処方法は以下のとおりです。
復帰値 | 内容 | 対処方法 |
---|---|---|
2 | コマンドのパラメーターの指定エラー | コマンドのパラメーターを修正して、再実行してください。 |
3 | 製品を使用する前にコンピュータの再起動が必要な状態 | インストールは正常に終了しています。製品を使用する前にコンピュータを再起動してください。 |
4 | インストール情報ファイルの指定エラー | インストール情報ファイルのフォーマットを修正して、再実行してください。 |
5 | インストール結果の出力先ディレクトリの指定エラー | インストール結果の出力先ディレクトリを修正して、再実行してください。 |
34 | インストーラを二重起動した場合のエラー | [アンインストールと管理(ミドルウェア)]が起動している場合は、終了してから再実行してください。 また、以下のプロセスが動作していないか確認してください。 【Windows】 run.exe 【UNIX】 run.sh 上記のプロセスが動作している場合は、製品のインストールまたはアンインストールが実行されています。プロセスが終了するまで待ってから再実行してください。 |
35 | 不整合なインストールがあるため、インストールができない場合のエラー | [アンインストールと管理(ミドルウェア)]を起動して不整合なインストールを解決し、再実行してください。 |
36 | 以下のいずれかの場合のエラー - インストールパラメーターの値に誤りがある場合 - インストールの前提条件が満たされていない場合 - Systemwalker Centric Managerの業務サーバに同梱されているSystemwalker Service Quality Coordinator Agentがインストールされている場合 | 導入手引書「インストール条件と資源見積り」に記載されているインストール条件を満たしていることを確認してください。また、インストール情報ファイルに設定されているインストールパラメーターの内容に誤りがないことを確認し、再実行してください。 Systemwalker Centric Managerの業務サーバに同梱されているSystemwalker Service Quality Coordinator Agentがインストールされている場合は、導入手引書「Systemwalker Centric Managerバンドル版Systemwalker Service Quality Coordinator Agentがインストールされている環境に、本製品をインストールする場合」参照して、バンドル版Systemwalker Service Quality Coordinator Agentをアンインストールしてから本製品のインストールを行ってください。 |
上記以外 | その他のエラー | 技術員に連絡してください。 |