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Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.3 リファレンスマニュアル
FUJITSU Software

1.16 swSilentSetup(サイレントインストール用コマンド)

■機能説明

サイレントインストールを行うコマンドです。

インストール時に必要な情報を、あらかじめ作成した"インストール情報ファイル"から読み込んで自動的に

インストールを行います。

注意

本コマンドは複数同時に実行しないでください。


■実行に必要な権限

【Windows版】

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。

【UNIX版】

システム管理者(スーパーユーザー)権限が必要です。


■記述形式

Windows版】

DVD-ROMドライブ:\swSilentSetup.bat -t <インストール種別> -f <インストール情報ファイル> [-p <インストール結果の出力先ディレクトリ>]

UNIX版】

注意

DVD-ROMを使用せず、ネットワーク経由でインストールを実行する場合、インストーラの場所がローカルネットワーク外に存在すると、「プログラムの作成者が確認できない」という内容のメッセージが表示され、サイレントインストールが停止する場合があります。インストーラの場所をローカルネットワークとして設定後、サイレントインストールを実施してください。


オプション

-t <sqc-em | sqc-m | sqc-pm | sqc-a-sv | sqc-a-biz | sqc-cl>

サイレントインストールのインストール種別を指定します。

  • sqc-em:Enterprise Managerのサイレントインストールを行います。

  • sqc-m:Managerのサイレントインストールを行います。

  • sqc-pm:Proxy Managerのサイレントインストールを行います。

  • sqc-a-sv:Agent for Serverのサイレントインストールを行います。

  • sqc-a-biz:Agent for Businessのサイレントインストールを行います。

  • sqc-cl:運用管理クライアントのサイレントインストールを行います。

-f <インストール情報ファイル>

サイレントインストールのためのインストール情報ファイルの絶対パスを指定します。

Windows版の場合、パス内に空白を含む場合はパスをダブルクォーテーションで囲んでください。

UNIX版の場合、パスに空白を含めることはできません。

インストール情報ファイルについての詳細は、導入手引書「インストール情報ファイルの作成」を参照してください。

-p <インストール結果の出力先ディレクトリ>

インストール結果の出力先ディレクトリの絶対パスを指定します。

パス内に空白を含む場合はパスをダブルクォーテーションで囲んでください。

指定されたディレクトリが存在しない場合は、ディレクトリを新規作成します。

インストールが正常終了した場合は、"swinst.success"ファイルが作成されます。

インストールが異常終了した場合は、"swinst.err"ファイルが作成されます。ファイルに出力されている内容を参照して対処してください。

指定したディレクトリに前回のインストール結果が格納されていた場合は、前回のインストール結果が削除されます。


復帰値

0 : 正常終了

2 : コマンドのパラメーターの指定エラー

3 : 製品を使用する前にコンピュータの再起動が必要な状態

4 : インストール情報ファイルの指定エラー

5: インストール結果の出力先ディレクトリの指定エラー

34 : インストーラを二重起動した場合のエラー

35 : 不整合なインストールがあるため、インストールができない場合のエラー

36 : 以下のいずれかの場合のエラー

- インストールパラメーターの値に誤りがある場合

- インストールの前提条件が満たされていない場合

- Systemwalker Centric Managerの業務サーバに同梱されているSystemwalker Service Quality Coordinator Agentがインストールされている場合

上記以外 : その他のエラー


使用例

【Windows版】

D:\swSilentSetup.bat -t sqc-a-sv -f D:\tools\Sample\SilentInstall\sqc_ag_pm_win.csv -p "C:\sqc_instresult\"

【UNIX版】

/mnt/cdrom/swSilentSetup.sh -t sqc-a-biz -f /mnt/cdrom/tools/Sample/SilentInstall/sqc_ag_pm_ux.csv -p "/tmp/instlog sqc"


実行結果/出力形式

正常終了

正常終了は復帰値の値で判断します。

また、インストール結果の出力先ディレクトリを指定した場合は、以下のファイルが作成されます。

<インストール結果の出力先ディレクトリ>\swinst.success

異常終了

異常終了は復帰値の値で判断します。

また、インストール結果の出力先ディレクトリを指定した場合は、以下のファイルが作成されます。

<インストール結果の出力先ディレクトリ>\swinst.err

ファイルの先頭行のエラーコードを確認し、下記の「エラー時の対処について」に記載されている対処方法を実施してください。ファイルの2行目以降は、技術員が使用する調査用ログのため確認不要です。

エラー時の対処について

復帰値とその内容、対処方法は以下のとおりです。

復帰値

内容

対処方法

2

コマンドのパラメーターの指定エラー

コマンドのパラメーターを修正して、再実行してください。

3

製品を使用する前にコンピュータの再起動が必要な状態

インストールは正常に終了しています。製品を使用する前にコンピュータを再起動してください。

4

インストール情報ファイルの指定エラー

インストール情報ファイルのフォーマットを修正して、再実行してください。

5

インストール結果の出力先ディレクトリの指定エラー

インストール結果の出力先ディレクトリを修正して、再実行してください。

34

インストーラを二重起動した場合のエラー

[アンインストールと管理(ミドルウェア)]が起動している場合は、終了してから再実行してください。

また、以下のプロセスが動作していないか確認してください。

【Windows】

run.exe

【UNIX】

run.sh

上記のプロセスが動作している場合は、製品のインストールまたはアンインストールが実行されています。プロセスが終了するまで待ってから再実行してください。

35

不整合なインストールがあるため、インストールができない場合のエラー

[アンインストールと管理(ミドルウェア)]を起動して不整合なインストールを解決し、再実行してください。

36

以下のいずれかの場合のエラー

- インストールパラメーターの値に誤りがある場合

- インストールの前提条件が満たされていない場合

- Systemwalker Centric Managerの業務サーバに同梱されているSystemwalker Service Quality Coordinator Agentがインストールされている場合

導入手引書「インストール条件と資源見積り」に記載されているインストール条件を満たしていることを確認してください。また、インストール情報ファイルに設定されているインストールパラメーターの内容に誤りがないことを確認し、再実行してください。

Systemwalker Centric Managerの業務サーバに同梱されているSystemwalker Service Quality Coordinator Agentがインストールされている場合は、導入手引書「Systemwalker Centric Managerバンドル版Systemwalker Service Quality Coordinator Agentがインストールされている環境に、本製品をインストールする場合」参照して、バンドル版Systemwalker Service Quality Coordinator Agentをアンインストールしてから本製品のインストールを行ってください。

上記以外

その他のエラー

技術員に連絡してください。