ポリシー配付とは、性能情報の収集および、しきい値監視に関する定義情報を、運用管理クライアントから各サーバ(Enterprise Manager/Manager/Proxy Manager/Agent)へ配付する機能です。
※ポリシー定義情報とは、収集ポリシーおよび、しきい値監視定義を指します。
※Enterprise Manager/Manager/Proxy Managerに配付する場合は、それぞれのAgent機能に対して配付します。
■特長
ポリシー配付機能は以下のような特長があります。
管理対象となるサーバへのログイン、定義設定が不要
管理対象となるサーバ台数分行っていた定義設定を、一括で行うことが可能
注意
運用管理クライアントの通信環境のセットアップにおいて、基本認証を設定した場合、ポリシー配付機能は使用できません。
■手順
ポリシー配付機能を使用するには、運用管理クライアント上で以下の作業を行います。
定義情報ファイルの作成
性能情報の収集(サーバ内リソース情報/レスポンス情報)や、しきい値監視を行うサーバに配付する定義情報ファイルを作成します。
配付先サーバの定義
配付先サーバ情報を、ポリシー配付定義ファイルに定義します。
「1.」の定義情報を、「2.」で定義したサーバへ配付
ポリシー定義情報を、配付先サーバへ配付する配付コマンドを実行します。
配付先サーバに対し収集ポリシーの作成と適用
配付先サーバに対して、ポリシーの作成と適用を行うため、操作コマンドを実行し、リモートで収集ポリシーの作成と適用を行います。
ポイント
ポリシー配付機能は、同一の定義を複数のサーバに配付する場合に効果的です。管理対象となるサーバ台数や状況に応じて使用してください。
なお、ポリシー配付機能を使用する際には、Systemwalker Service Quality Coordinatorのバージョンなど、条件を満たしている必要があります。
次項で、ポリシー配付機能の動作条件について説明します。