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Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.3 使用手引書
FUJITSU Software

7.6 PostgreSQLの管理設定

PostgreSQLおよびSymfoware Server(Postgres)の場合

PostgreSQLおよびSymfoware Server(Postgres)を管理対象にする場合は、以下の定義を行います。


  1. [ATTR::DB]セクションのGROUPキーに、「PGSQL」を追加します。

    ■定義前

    :

    [ATTR::DB]

    GROUP="XXXX,YYYY"

    :


    ■定義後

    :

    [ATTR::DB]

    GROUP="XXXX,YYYY,PGSQL"

    :


  2. [PGSQL]セクションの以下のキーを定義します。

    項目

    定義内容

    定義例

    [PGSQL]

    セクション名です。1つのインスタンスを監視する場合は変更しないでください。

    2つ以上のインスタンスを監視する場合は、後述のポイントを参照してください。

    PGSQL

    DCAID

    PostgreSQLを監視するための固有のIDです。変更しないでください。

    "POSTGRES"

    INTERVAL

    収集間隔です。単位は分です。変更しないでください。

    5

    AUTOFLAG

    収集を行うかどうかを設定します。PostgreSQLの収集を行う場合は"ON"を設定してください。

    "ON"

    USERNAME

    PostgreSQLのインスタンスを起動するユーザーのユーザーIDを設定します。

    "postgres"

    POSTGRESHOME

    PostgreSQLのインストール先を設定します。

    注意

    最後に「/」および「\」を付けないでください。

    誤:C:\Program Files\PostgreSQL\

    正:C:\Program Files\PostgreSQL

    "C:\Program Files\PostgreSQL"

    PORT

    PostgreSQLのインスタンスが使用するポート番号を設定します。

    "5432"

    PGPASSFILE

    1.12.1 導入確認」の「■PostgreSQL側での作業」でパスワードファイルを設定した場合は、パスワードファイルをフルパスで設定します。

    パスワードファイルを設定していない場合は、空文字を指定してください。

    パスワードファイルを設定した場合:

    "C:\Users\Administrator\AppData\Roaming\postgresql\pgpass.conf"

    パスワードファイルを設定していない場合:

    ""


    ポイント

    2つ以上のPostgreSQLインスタンスを監視する場合は、以下の定義を行います。

    1. セクションを追加し、パラメーターを設定します。

      • セクションは、18バイト以内の半角英数字で定義可能ですが、セクション名がテンプレート内で重複しないように定義します。ここでは、「PGSQL2」というセクションを追加した例を記述します。

      • 複数のPostgreSQLインスタンスを監視する場合も、「DCAID」キーの値は変更せず、「"POSTGRES"」と定義してください。

      ■定義例

      [PGSQL]

      DCAID="POSTGRES"

      INTERVAL=5

      AUTOFLAG="ON"

      USERNAME="postgres"

      POSTGRESHOME="/usr/local/postgres"

      PORT="5432"

      PGPASSFILE=""


      [PGSQL2]

      DCAID="POSTGRES"

      INTERVAL=5

      AUTOFLAG="ON"

      USERNAME="postgres"

      POSTGRESHOME="/usr/local/postgres"

      PORT="5433"

      PGPASSFILE=""


    2. 上記手順1.で追加したセクションを、「ATTR::DB」セクションの「GROUP」キーに追加します。手順1.の例のように定義した場合には、以下のように修正します。

      ■定義前

      :

      [ATTR::DB]

      GROUP="XXXX,YYYY,PGSQL"

      :

      ■定義後

      :

      [ATTR::DB]

      GROUP="XXXX,YYYY,PGSQL,PGSQL2"

      :