監視サーバ(Manager/Proxy Manager)のハードウェアおよび動作OSについては、導入手引書「インストール条件と資源見積り」を参照してください。
■必須ソフトウェア
監視サーバと被監視サーバ間の通信のために必要となるソフトウェアについて説明します。
通信方式 | 監視サーバで必要なソフトウェア | 被監視サーバ(インストールレス型Agent)で必要なソフトウェア |
---|---|---|
WMI (監視サーバおよび被監視サーバが共にWindowsの場合に選択可能) | ― | WMI |
TELNET (被監視サーバがWindows(注1)、UNIXの場合に選択可能) | ― | TELNETサーバ |
SSH (被監視サーバがUNIXの場合に選択可能) | ― | SSHサーバ (注2) |
注1) 管理対象のサーバのOSがWindows Server 2016以降である場合、通信方式としてTELNETを利用することができません。
注2) SSHで通信する場合、以下の注意事項があります。
被監視サーバに、以下のソフトウェアが必要です。セキュリティを考慮した場合、SSHでの運用を推奨します。
SSH V2.0以降
Solaris 11およびRed Hat Enterprise Linuxの場合は、OSの標準機能としてインストールされています。
使用可能な暗号化アルゴリズムについては、「■通信方式」を参照してください。
ポイント
被監視サーバの性能情報を収集するための条件については、導入手引書「インストール条件と資源見積り」の「インストールレス型Agent」を参照してください。必要なパッケージなどについて説明しています。
■収集できる条件
被監視サーバがWindowsの場合:
WMIまたはTELNETでパフォーマンスカウンタの値が取得できる状態でなければなりません。
なお、パフォーマンスカウンタのトラブルについてはMicrosoft社からの情報KB266416などが報告されていますので、参考にしてください。
■資源見積り
被監視サーバの性能情報を収集するために、被監視サーバ側で必要なTELNET/SSHの接続セッション数を以下に説明します。
被監視サーバのプラットフォーム | TELNETまたはSSHの |
---|---|
Windows | 4 |
Solaris | 14 |
Linux | 9 |
AIX | 8 |
HP-UX | 7 |
注意
接続セッションの合計数が多い場合、監視サーバのSystemwalker SQC DCMサービス/dcmdプロセスの起動および停止に時間がかかる場合があります。
ネットワークの状態が良くない環境(断続的に接続が切断されるなど)や被監視サーバがビジー状態にある場合は、TELNETもしくはSSHによる通信が正常に行われない可能性があります。常に正常な通信が行える環境で監視を行ってください。
WindowsのTELNETの場合、デフォルトで同時に接続できるセッションの最大数は「2」です。そのため、「2.1.2 被監視サーバの設定」の手順に従って、同時に接続できるセッションの最大数を変更してください。
UNIXのTELNETおよびSSHの場合、デフォルトで同時に接続できるセッションの最大数の制限はありません。
被監視サーバの性能情報を収集するために、被監視サーバ側で必要な空きディスク容量を以下に説明します。
被監視サーバに必要な空きディスク容量: 1MB