ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V13.0.0 Interstage HTTP Server 2.4運用ガイド
FUJITSU Software

4.2.2 エラーログ

Webサーバでエラーが発生したときのエラー状況をログ(エラーログ)として出力します。

エラーログの出力先や出力内容を変更する場合は、環境定義ファイルhttpd.confを使用して設定します。設定方法については、「3.5 エラーログの設定」を参照してください。


出力先

インストール直後の初期設定では、エラーログは以下のファイルに出力されます。


(インストールパスはデフォルト)

C:\Interstage\F3FMahs\logs\errorlog

(インストールパスはデフォルト)

/var/opt/FJSVahs/logs/errorlog

ポイント

ログファイルのローテーションが行われる場合、エラーログは以下のファイル(初期値)に変名されます。

errorlog.N

Nは通番で、0から始まる連続の番号です。新しいファイルの順に、1番目のファイルの通番は「.0」、N番目のファイルの通番は「.(N-1)」となります。

■出力タイミング

エラーログは、Webサーバでエラーが発生した際に出力されます。


出力形式

エラーログとして出力されるログの形式を以下に示します。


日時] [モジュール名:ログレベル] [pid プロセスID:tid スレッドID] [client IPアドレス:ポート番号] メッセージ本文


出力項目

出力形式に対応する各出力項目を以下に示します。


日時

エラー発生日時
「[曜日 月 日 時:分:秒.ミリ秒 西暦]」の形式で出力されます。

モジュール名

ログを出力したモジュール名が出力されます。

ログレベル

ログレベル

エラーログの重度

初期設定時の出力

emerg

緊急事態発生のエラー

alert

修正しなければ動作不可のエラー

crit

直ちに処理すべきエラー

error

あまり重要ではなく、無視してもよいエラー

warn

警告であり、無視してもよいエラー

notice

通常起こりうる特筆すべき通知情報

info

notice以外の通知情報
環境定義を編集した場合に出力されます。

×

debug

モジュールの開発/デバッグ中のログ
環境定義を編集した場合に出力されます。

×

プロセスID

エラーログを出力したプロセスのプロセスID

スレッドID

エラーログを出力したスレッドのスレッドハンドルID

client IPアドレス

クライアントまたはプロキシサーバなどのIPアドレス
クライアントからのWebサーバアクセス時にエラーが発生した場合、出力されます。
本項目は、省略される場合があります。

client ポート番号

クライアントまたはプロキシサーバなどのポート番号
クライアントからのWebサーバアクセス時にエラーが発生した場合、出力されます。
本項目は、省略される場合があります。

メッセージ本文

メッセージの本文

エラーログのメッセージの内容については、「8.11 エラーログ」を参照してください。


出力例

バージョン:「xx」

西暦年:「yyyy」

client IPアドレス:「192.168.0.1」

client ポート番号:「9999」

上記の場合の出力例を以下に示します。

[Fri Sep 18 12:37:12.614804 yyyy] [mpm_event:notice] [pid 12610:tid 140677468837696] AH00489: Apache/2.4.xx (Unix) configured -- resuming normal operations

[Fri Sep 18 12:37:44.603576 yyyy] [core:info] [pid 12612:tid 140677207774976] [client 192.168.0.1:9999] AH00128: File does not exist: /opt/FJSVahs/htdocs/abc