当初のHTTP規格では、データをやり取りするごとにコネクションを閉じていましたが、HTTP/1.0では、KeepAliveによって、コネクションの流用が可能となりました。さらに、HTTP/1.1では、サーバから明示的にクローズを指示しない限り、コネクションは閉じられなくなりました。ただレスポンスに時間がかかっている場合は、ブラウザの同時接続制限によって、ネットワークの性能を十分に活かせない場面もありました。
HTTP/2では、HTTPのデータとコネクションの関係を見直し、1つのコネクションで複数のデータがやり取りできるようになりました。また、以下のように機能が変更となりました。
HTTPボディをテキスト形式からバイナリ形式に変更します。
HTTPヘッダ、HTTPボディを圧縮してサイズを削減します。
Interstage HTTP Server 2.4 では、HTTP/2のサーバ機能とリバースプロキシをサポートします。
■HTTP/2のサーバ機能
Interstage HTTP Server 2.4が、HTTP/2のサーバとなる形態です。
参照
設定方法については、「3.31 HTTP/2の環境設定」の「HTTP/2のサーバ機能」を参照してください。
■リバースプロキシ
リバースプロキシの概要については、「2.10 プロキシ機能」の「リバースプロキシ」を参照してください。
クライアントとプロキシサーバ間、プロキシサーバとWebサーバ間で、プロコトルを別にすることが可能です。
参照
設定方法については、「3.31 HTTP/2の環境設定」の「リバースプロキシ」を参照してください。