ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

H.1 Interstage HTTP Server 2.4とGlassFishの機能の違い

Interstage HTTP Server 2.4の機能

対応するGlassFishの機能

認証とアクセス制御

ユーザー認証

Jakarta EEアプリケーションのセキュリティ機能を使用して認証とアクセス制御を行うことができます。
詳細は、「5.3 Jakarta EEアプリケーションのセキュリティ機能」を参照してください。

クライアント認証

クライアント認証をサポートします。詳細は、「5.3 Jakarta EEアプリケーションのセキュリティ機能」を参照してください。

IPアクセスコントロール

  • 接続を許可するIPアドレスの指定
    要求を受け付けるリモートアドレスで設定可能です。
    詳細は、「8.8.3 ネットワーク設定の定義項目」を参照してください。

  • 接続を拒否するIPアドレスの指定
    該当機能はありません。
    ファイアウォールなどの機能を使用して実装してください。

SSL

GlassFishでは、HTTPSリスナーを通してSSL通信を行うことができます。
詳細は、「5.3.3 SSL」を参照してください。

IPv6アドレスの指定

HTTPリスナーやHTTPSリスナーは、IPv6形式でソケットにバインドすることができます。

公開用ルートディレクトリーの設定

コンテキストルートが"/"のアプリケーションを配備することで設定可能です。

バーチャルホスト

仮想サーバが該当します。
ただし、仮想サーバの作成/削除はできません。

URLの書き換え

仮想ディレクトリー

該当機能はありません。

公開したいディレクトリーがある場合は、Webアプリケーションとして配備する必要があります。

リダイレクト機能

該当機能はありません。

GlassFishでリダイレクトの機能が必要な場合は、サーブレットアプリケーションで実装してください。

リライト機能

該当機能はありません。

サーバーステータスの監視機能

該当機能はありません。

複数Webサーバー機能

業務ごとにプロセスを分ける場合はGlassFish Serverクラスターを業務ごとに作成することで実現可能です。

コンテンツの圧縮機能

該当機能はありません。
GlassFishでコンテンツの圧縮の機能が必要な場合は、サーブレットのフィルタなどを使用して実装してください。

プロキシ

フォワードプロキシ

該当機能はありません。

リバースプロキシ

該当機能はありません。

接続・通信

クライアントの同時接続数

「スレッドプールの定義項目」の以下のプロパティで設定可能です。

  • 最小プールサイズ

  • 最大プールサイズ

詳細は、「8.8.16 スレッドプールの定義項目」を参照してください。

通信プロセス数

通信プロセスに対する権限

GlassFish Serverクラスターのプロセス実効権限を変更することが可能です。
詳細は、「5.2.3 プロセスの実効ユーザー」を参照してください。

ディレクトリーリストの設定

該当機能はありません。

MIMEタイプ

デフォルトMIMEタイプの設定

該当機能はありません。
必要なMIMEタイプはweb.xmlのmime-mappingタグで指定してください。

MIMEタイプ定義

web.xmlのmime-mappingタグで指定可能です。

デフォルトHTMLファイルの設定

web.xmlのwelcome-file-listタグで指定可能です

HTTP Keep-Alive機能

ネットワーク設定の以下のプロパティで設定可能です。

  • HTTP接続のタイムアウト

  • 1回のコネクションで処理可能なリクエスト数

詳細は、「8.8.3 ネットワーク設定の定義項目」を参照してください。

ユーザー追跡機能

HTTPアクセスログにセッションIDを出力することで代替可能です。
詳細は、「4.17.3 HTTPアクセスログ」を参照してください。

言語ベースのコンテンツネゴシエーション

該当機能はありません。
GlassFishでコンテンツネゴシエーションの機能が必要な場合はJakarta EEアプリケーションで実装してください。

CGIプログラム実行の許可

該当機能はありません。
GlassFishでは、CGIプログラムの代わりにJakarta EEアプリケーションを使用してください。

ログ

クッキーログの設定

該当機能はありません。
GlassFishでCookieの情報を記録する必要がある場合はHTTPアクセスログにCookieの情報を出力してください。
詳細は、「4.17.3 HTTPアクセスログ」を参照してください。

メッセージのカスタマイズ

HTTPアクセスログの出力内容はカスタマイズ可能です。
詳細は、「4.17.3 HTTPアクセスログ」を参照してください。

アクセスログ

HTTPサービスのアクセスログで対応可能です。
詳細は、「4.17.3 HTTPアクセスログ」を参照してください。
Interstage HTTP ServerとGlassFishの出力内容に関する違いは、「H.2 アクセスログの出力項目の違い」を参照してください。

エラーログ

GlassFishのエラーメッセージはサーバーログ、Java VMログに出力されます。

トレースログ

HTTPサービスのトレースログで対応可能です。

詳細は、「4.17.5 HTTPトレースログ」を参照してください。