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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

10.1.21 バッチジョブ

10.1.21.1 list-batch-jobsサブコマンド

形式

list-batch-jobs [--target target] [--long[={false|true}]] [--output output] [job_name]

機能説明

バッチジョブとその詳細を表示します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

以下のいずれかを指定します。省略値は「server」です。

  • server

  • GlassFish Serverクラスター名

--long

-l

バッチジョブに関する詳細情報を表示する場合は、「true」を指定します。
省略値は「false」です。

--output

-o

バッチジョブに関する特定の情報を表示します。表示する詳細とその順序を指定するには、コンマ区切りのリストを使用します。指定できる値は以下のとおりで、大文字と小文字は区別されません。

  • jobname
    ジョブ名を表示します。

  • appname
    アプリケーション名を表示します。

  • instancecount
    ジョブ実行数を含むジョブの数を表示します。

  • instanceid
    ジョブインスタンスIDを表示します。

  • executionid
    バッチジョブ実行IDを表示します。ジョブが初めて開始したとき、および既存のジョブ実行が再開されるたびに新しいジョブ実行が作成されます。

  • batchstatus
    バッチ実行時に設定されたジョブステータスを表示します。

  • starttime
    ジョブ実行の開始時間を表示します。

  • endtime
    ジョブ実行の終了時間を表示します。

  • exitstatus
    ジョブのジョブXMLまたはバッチアプリケーションによって設定されたジョブステータスを表示します。デフォルトでは、exitstatusが明示的にオーバーライドされないかぎり、exitstatusおよびbatchstatusは同じです。

省略値は「jobname,instancecount」です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

job_name

表示する対象のジョブ名を指定します。
省略した場合は全てのジョブが表示されます。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin list-batch-jobs
JOBNAME INSTANCECOUNT
simpleChunk 1
nop 5
Command list-batch-jobs executed successfully.

/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin list-batch-jobs
JOBNAME INSTANCECOUNT
simpleChunk 1
nop 5
Command list-batch-jobs executed successfully.

10.1.21.2 list-batch-job-executionsサブコマンド

形式

list-batch-job-executions [--target target] [--executionid execution_id] [--long[={false|true}]] [--output output] [instance_id]

機能説明

バッチジョブ実行の情報を表示します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

以下のいずれかを指定します。省略値は「server」です。

  • server

  • GlassFish Serverクラスター名

--executionid

-x

バッチジョブ実行IDを指定します。

--long

-l

バッチジョブ実行に関する詳細情報を表示する場合は、「true」を指定します。
省略値は「false」です。

--output

-o

バッチジョブ実行に関する特定の情報を表示します。表示する詳細とその順序を指定するには、コンマ区切りのリストを使用します。指定できる値は以下のとおりで、大文字と小文字は区別されません。

  • jobname
    ジョブ名を表示します。

  • executionid
    バッチジョブ実行IDを表示します。ジョブが初めて開始したとき、および既存のジョブ実行が再開されるたびに新しいジョブ実行が作成されます。

  • starttime
    ジョブ実行の開始時間を表示します。

  • endtime
    ジョブ実行の終了時間を表示します。

  • batchstatus
    バッチ実行時に設定されたジョブステータスを表示します。

  • exitstatus
    ジョブのジョブXMLまたはバッチアプリケーションによって設定されたジョブステータスを表示します。デフォルトでは、exitstatusが明示的にオーバーライドされないかぎり、exitstatusおよびbatchstatusは同じです。

  • jobparameters
    バッチ実行時に設定されたジョブ実行のためのプロパティのキーと値のペアの一覧を表示します。本項目を複数回指定した場合は、最後に指定したもののみ一覧が表示されます。

  • stepcount
    バッチジョブ実行のステップ数を表示します。

省略値は

「jobname,executionid,starttime,endtime,batchstatus,exitstatus」です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

instance_id

ジョブインスタンスIDを指定します。
省略した場合、すべてのジョブインスタンスのジョブ実行の情報を表示します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin list-batch-job-executions
JOBNAME EXECUTIONID STARTTIME ENDTIME BATCHSTATUS EXITSTATUS
simpleChunk 276 Fri Sep 25 15:19:30 JST 2015 Fri Sep 25 15:19:31 JST 2015 FAILED FAILED
nop 281 Fri Oct 02 16:01:05 JST 2015 Fri Oct 02 16:02:04 JST 2015 COMPLETED COMPLETED
Command list-batch-job-executions executed successfully.

/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin list-batch-job-executions

JOBNAME EXECUTIONID STARTTIME ENDTIME BATCHSTATUS EXITSTATUS

simpleChunk 276 Fri Sep 25 15:19:30 JST 2015 Fri Sep 25 15:19:31 JST 2015 FAILED FAILED

nop 281 Fri Oct 02 16:01:05 JST 2015 Fri Oct 02 16:02:04 JST 2015 COMPLETED COMPLETED

Command list-batch-job-executions executed successfully.

10.1.21.3 list-batch-job-stepsサブコマンド

形式

list-batch-job-steps [--target target] [--long[={false|true}]] [--output output] execution_id

機能説明

バッチジョブの実行ステップの情報を表示します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

以下のいずれかを指定します。省略値は「server」です。

  • server

  • GlassFish Serverクラスター名

--long

-l

バッチジョブの実行ステップに関する詳細情報を表示する場合は、「true」を指定します。

省略値は「false」です。

--output

-o

バッチジョブの実行ステップに関する特定の情報を表示します。表示する詳細とその順序を指定するには、コンマ区切りのリストを使用します。指定できる値は以下のとおりで、大文字と小文字は区別されません。

  • stepname
    ステップ名を表示します。

  • stepid
    ステップIDを表示します。

  • starttime
    ステップの開始時間を表示します。

  • endtime
    ステップの終了時間を表示します。

  • batchstatus
    バッチ実行時に設定されたジョブステータスを表示します。

  • exitstatus
    ジョブのジョブXMLまたはバッチアプリケーションによって設定されたジョブステータスを表示します。デフォルトでは、exitstatusが明示的にオーバーライドされないかぎり、exitstatusおよびbatchstatusは同じです。

  • stepmetrics
    ステップに関するメトリクスを表示します。本項目を複数回指定した場合は、最後に指定したもののみメトリクスが表示されます。表示される情報は以下の通りです:
    ・READ_COUNT
        読み込み済みのアイテム数
    ・WRITE_COUNT
        書き出し済みのアイテム数
    ・COMMIT_COUNT
        コミットされたトランザクション数
    ・ROLLBACK_COUNT
        ロールバックされたトランザクション数
    ・READ_SKIP_COUNT
        ItemReaderでスローされたスキップ可能例外数
    ・PROCESS_SKIP_COUNT
        ItemProcessorでスローされたスキップ可能例外数
    ・FILTER_COUNT
        ItemProcessorでフィルタリングされたアイテム数
    ・WRITE_SKIP_COUNT
        ItemWriterでスローされたスキップ可能例外数

  • 省略値は

「stepname,stepid,starttime,endtime,batchstatus,exitstatus」

です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

execution_id

不可

バッチジョブの実行IDを指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin list-batch-job-steps 316

STEPNAME STEPID STARTTIME ENDTIME BATCHSTATUS EXITSTATUS
NopStep 316 Fri Oct 02 16:01:05 JST 2015 Fri Oct 02 16:02:04 JST 2015 COMPLETED COMPLETED
Command list-batch-job-steps executed successfully.

/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin list-batch-job-steps 316

STEPNAME STEPID STARTTIME ENDTIME BATCHSTATUS EXITSTATUS

NopStep 316 Fri Oct 02 16:01:05 JST 2015 Fri Oct 02 16:02:04 JST 2015 COMPLETED COMPLETED

Command list-batch-job-steps executed successfully.

10.1.21.4 set-batch-runtime-configurationサブコマンド

形式

set-batch-runtime-configuration [--target target] [--datasourcelookupname datasource_lookup_name] [--executorservicelookupname executor_service_lookup_name] [--schemaname schema_name]

機能説明

バッチジョブが使用するデータソース、管理実行サービスの名前、およびデータベースのスキーマ名を設定します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

以下のいずれかを指定します。省略値は「server」です。

  • server

  • GlassFish Serverクラスター名

--datasourcelookupname

-d

バッチジョブが使用するJNDI名前空間で一意となるJDBCリソースの名前を指定します。
省略値はDASのGlassFish Serverインスタンスの場合「jdbc/__TimerPool」, GlassFish Serverクラスターの場合は「jdbc/__default」です。

--executorservicelookupname

-x

バッチジョブが使用するJNDI名前空間で一意となる管理実行サービスの名前を指定します。
省略値は「concurrent/__defaultManagedExecutorService」です。

--schemaname

-n

バッチジョブが使用するデータベースのスキーマ名を指定します。
省略値は空文字列です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin set-batch-runtime-configuration --datasourcelookupname jdbc/__default
Command set-batch-runtime-configuration executed successfully.

/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin set-batch-runtime-configuration --datasourcelookupname jdbc/__default
Command set-batch-runtime-configuration executed successfully.

10.1.21.5 list-batch-runtime-configurationサブコマンド

形式

list-batch-runtime-configuration [--target target] [--output output]

機能説明

バッチジョブが使用するデータソース、データベースのスキーマ名、および管理実行サービス名を表示します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

以下のいずれかを指定します。省略値は「server」です。

  • server

  • GlassFish Serverクラスター名

--output

-o

出力フォーマットを指定します。表示する詳細とその順序を指定するには、コンマ区切りのリストを使用します。指定できる値は以下のとおりで、大文字と小文字は区別されません。

  • datasourcelookupname
    バッチジョブが使用するJNDI名前空間で一意となるJDBCリソースの名前を表示します。

  • executorservicelookupname
    バッチジョブが使用するJNDI名前空間で一意となる管理実行サービスの名前を表示します。

  • schemaname
    バッチジョブが使用するデータベースのスキーマ名を表示します。

  • 省略値は「datasourcelookupname,executorservicelookupname, schemaname」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\glassfish5\glassfish\bin\asadmin list-batch-runtime-configuration
DATASOURCELOOKUPNAME EXECUTORSERVICELOOKUPNAME SCHEMANAME
jdbc/__default concurrent/__defaultManagedExecutorService APP
Command list-batch-runtime-configuration executed successfully.

/opt/FJSViaps/glassfish5/glassfish/bin/asadmin list-batch-runtime-configuration
DATASOURCELOOKUPNAME EXECUTORSERVICELOOKUPNAME SCHEMANAME
jdbc/__default concurrent/__defaultManagedExecutorService APP
Command list-batch-runtime-configuration executed successfully.