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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

4.15.7 メッセージブローカのログ

メッセージブローカは、メッセージブローカの情報をログとして記録します。メッセージブローカのログは、メッセージブローカの調査および状態の監視に役立ちます。


出力先

ログの出力先は、次のとおりです。

[運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\imq\instances\${メッセージブローカ名}\log

[運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/imq/instances/${メッセージブローカ名}/log

ログファイル

最大で10個のログファイル(log_0.txt~log_9.txt)が作成されます。

ポイント

保管するログファイルの数が10を超えた場合は、一番古い世代のログファイルが削除されます。

ログの設定

以下の設定が変更できます。

デッドメッセージに関するロギングの設定

デッドメッセージに関する情報をログに書き込むかどうかを指定します。デフォルトでは、デッドメッセージに関する情報を書き込みません。

ローテーションの条件

ログファイルは、「ログサイズ」で指定した条件でローテーションします。デフォルトでは、条件が満たされたタイミングでローテーションされます。

ローテーションに関しては、以下の項目が設定できます。

ログサイズによるローテーション

ログファイルの最大サイズを指定します。デフォルト値は256MBです。

ログファイルが、指定したサイズに達するとローテーションされます。

ローテーション時には、既存のlog_0.txtを変名し、新規にlog_0.txtを作成してログを出力します。

ログの設定は、ログ機能に関するプロパティを使用して、imqbrokerdコマンドで設定します。
ログ機能に関するプロパティの詳細については、「8.7.6 ログ機能に関するプロパティ」を参照してください。


出力フォーマット

 [#|yyyy-MM-ddTHH:mm:ss.SSSZ|LOG_LEVEL|バージョン情報|imq.log.Logger|_ThreadID=スレッドID;_ThreadName=スレッド名;|ログ本文|
#]

各出力項目について、以下に説明します。

yyyy-MM-ddTHH:mm:ss.SSSZ

ログの出力時刻を出力します。

LOG_LEVEL

以下のどれかを出力します。

  • FORCE :常に表示する情報

  • ERROR :エラー

  • WARNING:警告

  • INFO :情報

ログ本文

ログ本文のメッセージ内容については、「第11章 GlassFishのメッセージ」を参照してください。