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Interstage Application Server V13.0.0 GlassFish 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

4.12.3 クライアントからサーバーに接続する場合の設定

クライアントからサーバーのネーミングサービスにリモート接続をする場合、接続先をJNDIの環境プロパティに指定する必要があります。リモートサーバーにはIIOP通信するため、接続先のホスト名とIIOPリスナーのポート番号を設定する必要があります。

IIOPリスナーのポート番号の確認方法については、IIOPサービスの定義項目の「リスナーポート」を参照してください。

注意

接続先のサーバーマシンが複数NIC設定環境の場合、接続先のIIOPリスナーのネットワークアドレスに、クライアントが利用するNICのIPアドレスまたはホスト名を指定する必要があります。

定義の詳細は「ネットワークアドレス」を参照してください。

GlassFish Serverクラスターの場合

GlassFish Serverクラスターから他プロセスまたはリモートサーバーのネーミングサービスに登録されたEnterprise JavaBeanにアクセスする場合には、以下の2つの方法があります。

  1. 他ネーミングサービス連携機能を使用する(推奨)
    システムプロパティまたはInitialContext作成時の引数のプロパティに、他ネーミングサービス連携機能のプロパティを指定してください。プロパティの値には他プロセスまたはリモートサーバーのホスト名、IIOPリスナーのポート番号を指定する必要があります。定義方法の詳細は「4.12.4 他ネーミングサービス連携機能の設定」を参照してください。

  2. GlassFish Serverのdeployment descriptorファイルにINSの規則を使用して接続先を指定する
    INSの規則を使用して、他プロセスまたはリモートサーバーのホスト名、IIOPリスナーのポート番号、JNDI名をGlassFish Serverのdeployment descriptorファイルに指定してください。定義方法の詳細は「2.14.2 環境ネーミングコンテキスト(Environment Naming Context)」を参照してください。

アプリケーションクライアントコンテナの場合

アプリケーションクライアントコンテナを使用する場合には、GlassFish Serverのdeployment descriptor (glassfish-acc.xml)ファイルの<target-server>タグに接続先のサーバーを指定してください。name属性に一意の名前を指定し、address属性には接続先のホスト名またはIPアドレス、port属性には接続するIIOPリスナーのポート番号を指定してください。

    <client-container>
      <target-server name="server1" address="host1" port="30700"/>
    </client-container>

GlassFish Serverのdeployment descriptor (glassfish-acc.xml)ファイルの詳細は、「3.2.1 GlassFish Serverのdeployment descriptor」を参照してください。

スタンドアロンクライアントの場合

4.18.3 クライアント(呼び出し元)の設定」の「スタンドアロンクライアントの設定」を参照してください。