コマンド | 機能 | Solaris | Linux | 備考 |
---|---|---|---|---|
非同期監視のチューニング可能な動作環境を変更・表示する | ○ | ○ | ||
PRIMEQUEST 3000 環境で iRMC 非同期監視機能のデーモンの動作状態表示/起動/停止/再起動を行う | - | ○ | 4.5A00以降 | |
iRMC 非同期監視機能のiRMC/MMB情報を PRIMEQUEST 3000 環境で登録・変更・削除・表示する | - | ○ | 4.5A00以降 | |
PRIMEQUEST 2000/1000/500/400 環境で MMB 非同期監視機能のデーモンの動作状態表示/起動/停止/再起動を行う | - | ○ | Linux のみ | |
MMB 非同期監視機能の MMB 情報を PRIMEQUEST 2000/1000/500/400 環境で登録・変更・削除・表示する | - | ○ | Linux のみ | |
Oracle VM Server for SPARC環境でマイグレーションを行う際のクラスタの設定変更を行う | ○ | - | Solaris のみ | |
ゲストドメイン情報を登録・変更・削除・表示する | ○ | - | Solaris のみ | |
コンソール非同期監視のデーモンの動作状態表示/起動/停止/再起動を行う | ○ | - | Solaris のみ | |
コンソール情報を登録・削除・表示する | ○ | - | Solaris のみ | |
RCI 非同期監視のデーモンの動作状態表示/起動/停止/再起動を行う | ○ | - | Solaris のみ | |
RCI 非同期監視機能およびコンソール非同期監視機能の環境設定を行う | ○ | - | 4.1A00 のみ | |
SNMP 非同期監視のデーモンの動作状態表示/起動/停止/再起動を行う | ○ | - | Solaris のみ | |
SNMP 非同期監視情報を登録・変更・削除・表示する | ○ | - | Solaris のみ | |
管理OS情報を登録・変更・削除・表示する | - | ○ | 4.3A00 のみ | |
kdump シャットダウンエージェント用定義ファイルを初期化する | - | ○ | Linux のみ | |
シャットダウンマネージャのシャットダウンデーモン | ○ | ○ | ||
シャットダウンデーモンの構成定義ファイル | ○ | ○ | ||
BLADE シャットダウンエージェントの構成定義ファイル | - | ○ | Linux のみ | |
ICMPシャットダウンエージェントの構成定義ファイル | ○ | ○ | ||
IPMI シャットダウンエージェントの構成定義ファイル | - | ○ | Linux のみ | |
libvirtシャットダウンエージェント(panic用)の構成定義ファイル | - | ○ | 4.3A10 以降 | |
libvirtシャットダウンエージェント(reset用)の構成定義ファイル | - | ○ | 4.3A10 以降 | |
シャットダウンエージェントの補助情報定義ファイル | - | ○ | Linux のみ | |
リモートサービスボード(RSB)シャットダウンエージェントの構成定義ファイル | - | ○ | Linux のみ | |
sunFシステムコントローラシャットダウンエージェントの構成定義ファイル | ○ | - | Solaris のみ | |
vmchkhost(管理OSクラスタ連携)のシャットダウンエージェントの構成定義ファイル | - | ○ | Linux のみ | |
VM 用クラスタ連携ツール(vmSP)シャットダウンエージェント(panic用)の構成定義ファイル | - | ○ | 4.3A00 以降 | |
VM 用クラスタ連携ツール(vmSP)シャットダウンエージェント(reset用)の構成定義ファイル | - | ○ | 4.3A00 以降 | |
シャットダウン機構のインタフェースツール | ○ | ○ | ||
パスワードの暗号化を行う | ○ | ○ | 4.3A00 以降 | |
リモート電源制御ユニットのコンセントを操作し電源の復旧を行う。 | ○ | - | Solaris のみ | |
シャットダウンエージェント設定更新機能の管理 | - | ○ | 4.3A00 以降 | |
KVMゲストOS の設定を確認する | - | ○ | 4.3A40以降 | |
KVM環境でマイグレーションを行う際のクラスタの設定変更を行う | - | ○ | 4.3A40以降 |
非同期監視のチューニング可能な動作環境を変更・表示する
◆形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam [-p parameter [value]]
◆機能説明
本コマンドは、非同期監視機能のチューニング可能な動作環境を、変更/表示します。
本コマンドでチューニング可能な非同期監視機能には、以下のものがあります。
Solaris
RCI 非同期監視機能
コンソール非同期監視機能
SNMP非同期監視機能
Linux
MMB 非同期監視機能
動作環境には以下のものがあります。
Solaris
PRIMECLUSTER 4.2A00 以前
項目 | 意味 | 初期値 |
WaitForPROM | システムパニックを起こしたノードの OpenBootPROM が起動するまで LEFTCLUSTER からの回復を遅延する
| 0 |
VendorType | SPARC Enterprise の提供元
| 0 |
PRIMECLUSTER 4.3A10 以降
項目 | 意味 | 初期値 |
WaitForPROM | システムパニックを起こしたノードの OpenBootPROM が起動するまで LEFTCLUSTER からの回復を遅延する
| 0 |
TestingMode | TestFailed 状態での経路のテストを抑止するかどうかを指定する
| 3 |
VendorType | SPARC Enterprise の提供元
| 0 |
WeightMode (注) | マイグレーション時に移動先の制御ドメインのノードの重みに合わせる
| 1 |
注) PRIMECLUSTER 4.3A20 で T007881SP-02以降(Solaris10)/T007882SP-02以降(Solaris11) を適用済の場合
Linux
項目 | 意味 | 初期値 |
WaitForIOComp | パニックなどのノードダウンによる切替え時、IO が完了するまでの待ち時間(秒) | 0 |
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。本コマンドはクラスタシステムを構成する任意の 1 ノードで実行します。本コマンドで動作環境を変更した場合、クラスタのノードのシャットダウン機構を再起動してください。
◆オプション
現在の値を表示する、または、変更する項目を parameter に指定します。指定できる項目は "機能説明" を参照してください。変更を行う値を value に指定します。すでに登録済みの項目を指定して変更を実行した場合、新しい値が上書きされます。value に指定できる値は、以下のとおりです。
Solaris
PRIMECLUSTER 4.2A00 以前
項目 | 指定できる値 |
WaitForPROM | 0 または 1 |
VendorType | 0 または 1 |
PRIMECLUSTER 4.3A10 以降
項目 | 指定できる値 |
WaitForPROM | 0 または 1 |
TestingMode | 0 から 3 |
VendorType | 0 または 1 |
WeightMode (注) | 0 または 1 |
注) PRIMECLUSTER 4.3A20 で T007881SP-02以降(Solaris10)/T007882SP-02以降(Solaris11) を適用済の場合
Linux
項目 | 指定できる値 |
WaitForIOComp | 0 から INT_MAX |
value の省略時は、-p オプションで指定された項目の現在の値が表示されます。すべてのオプションの省略時は、登録されているすべての動作環境の項目と現在の値が表示されます。-p オプションは複数指定できません。
◆使用例
Solaris
PRIMECLUSTER 4.2A00 以前
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam [RETURN] Parameter Value WaitForPROM 0 TestingMode 0 VendorType 0 # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p WaitForPROM 1 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p WaitForPROM [RETURN] 1 # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p VendorType 1 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p VendorType [RETURN] 1
PRIMECLUSTER 4.3A10
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam [RETURN] Parameter Value WaitForPROM 0 TestingMode 3 VendorType 0 # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p WaitForPROM 1 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p WaitForPROM [RETURN] 1 # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p TestingMode 0 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p TestingMode [RETURN] 0 # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p VendorType 1 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p VendorType [RETURN] 1
PRIMECLUSTER 4.3A20 で T007881SP-02以降(Solaris10)/T007882SP-02以降(Solaris11) を適用済
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam [RETURN] Parameter Value WaitForPROM 0 TestingMode 3 VendorType 0 WeightMode 1 # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p WeightMode 0 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p WeightMode [RETURN] 0
Linux
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam [RETURN] Parameter Value WaitForIOComp 0 # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p WaitForIOComp 5 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldevparam -p WaitForIOComp [RETURN] 5
◆終了ステータス
0:正常終了
1:異常終了
PRIMEQUEST 3000 環境で iRMC 非同期監視機能のデーモンの動作状態表示/起動/停止/再起動を行う
◆形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcmonctl [ start | stop | restart ]
◆機能説明
本コマンドは、PRIMEQUEST 3000 環境で iRMC 非同期監視機能のデーモン(devirmcd)の動作状態表示/起動/停止/再起動を行います。本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オペランド
デーモンを起動します。
デーモンを停止します。
デーモンを再起動します。
オペランド省略時は、デーモンの動作状態を以下のように表示します。
"The devirmcd daemon exists."
"The devirmcd daemon does not exist."
◆終了ステータス
0 :正常終了
0以外:異常終了
◆注意事項
PRIMEQUEST 3000 以外の環境で、本コマンドを実行した場合は、以下のエラーメッセージが表示されます。
Failed to start the devirmcd daemon because the server architecture is invalid.
本コマンドでデーモンの起動/再起動を行った場合は、シャットダウン機構(SF)を再起動してください。
iRMC 非同期監視機能のiRMC/MMB情報を PRIMEQUEST 3000 環境で登録・変更・削除・表示する
◆形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcsetup -a type user-name
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcsetup -m type [-u user-name] [-p]
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcsetup -d cluster-host-name
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcsetup -l [cluster-host-name]
◆機能説明
本コマンドは PRIMEQUEST 3000 環境で iRMC 非同期監視が動作するために必要な、以下に示す各ノードの iRMC/MMB 情報を、登録/変更/削除/表示します。
iRMCに設定されたユーザ名とパスワード
MMBに設定されたユーザ名とパスワード
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オプション
typeに指定した自ノードのハードの情報を登録します。すでに自ノードの情報が登録されている場合は、指定された情報に置き換えられます。パスワードは対話式に入力します。-m、-d、-lと同時に指定することはできません。
typeに指定した自ノードのハードの情報を変更します。変更したい情報だけを指定することができます。パスワードは対話式に入力します。-a、-d、-lと同時に指定することはできません。
指定された CF ノード名の iRMC/MMB 情報を削除します。-a、-m、-lと同時に指定することはできません。
指定された CF ノード名の iRMC/MMB 情報を標準出力に表示します。CF ノード名の指定がない場合は、登録済みのすべてのノードのiRMC/MMB 情報を標準出力に表示します。cluster-host-name、irmc-user、mmb-user の順に表示します。未設定項目は"*none*"を出力します。パスワードは表示されません。 -a、-m、-dと同時に指定することはできません。
すでに登録されている iRMC 情報または MMB 情報のユーザ名を、指定された user-name に変更します。-m オプションと同時に指定します。
すでに登録されている iRMC 情報または MMB 情報のログインパスワードを、入力されたパスワードに変更します。-m オプションと同時に指定します。パスワードは対話式に入力します。パスワードには、iRMC または MMB に設定されたパスワードを指定します。
◆オペランド
以下のオペランドを指定できます。オペランドは記述順に指定してください。指定するオペランドに記号を含む場合には、記号の前に `\'を付けて指定してください。記号とは空白およびメタ文字です。メタ文字はシェルごとに異なります。Bourne シェルでは、以下の文字をメタ文字として扱っています。
& ; ` ' \ " | * ? ~ < > ^ ( ) [ ] { } $
ハードを指定します。irmc,mmb,allが指定できます。allはirmcとmmbで共通の設定を行う場合に指定します。
CF ノード名を指定します。
iRMC または MMB に設定されたユーザ名を指定します。
◆使用例
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcsetup -a irmc irmcuser [RETURN] Enter User's Password: Re-enter User's Password: # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcsetup -l fuji2 [RETURN] cluster-host-name irmc-user mmb-user ---------------------------------------------- fuji2 irmcuser *none*
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcsetup -a mmb mmbuser [RETURN] Enter User's Password: Re-enter User's Password: # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcsetup -l fuji2 [RETURN] cluster-host-name irmc-user mmb-user ---------------------------------------------- fuji2 irmcuser mmbuser
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcsetup -m irmc -p [RETURN]
Enter User's Password:
Re-enter User's Password:
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcsetup -m mmb -p [RETURN]
Enter User's Password:
Re-enter User's Password:
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcsetup -d fuji2 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clirmcsetup -l fuji2 [RETURN] #
◆終了ステータス
0 :正常終了
1 :異常終了
◆注意事項
PRIMEQUEST 3000 以外の環境で、-a オプションまたは -m オプションを実行した場合は、以下のエラーメッセージが表示されます。
This server architecture is invalid.
PRIMEQUEST 2000/1000/500/400 環境で MMB 非同期監視機能のデーモンの動作状態表示/起動/停止/再起動を行う
◆形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbmonctl [ start | stop | restart ]
◆機能説明
本コマンドは、PRIMEQUEST 2000/1000/500/400 環境で MMB 非同期監視機能のデーモン(devmmbd)の動作状態表示/起動/停止/再起動を行います。本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オペランド
デーモンを起動します。
デーモンを停止します。
デーモンを再起動します。
オペランド省略時は、デーモンの動作状態を以下のように表示します。
"The devmmbd daemon exists."
"The devmmbd daemon does not exist."
◆終了ステータス
0 :正常終了
0以外:異常終了
◆注意事項
PRIMEQUEST 2000/1000/500/400 以外の環境で、本コマンドを実行した場合は、以下のエラーメッセージが表示されます。
Failed to start the devmmbd daemon because the server architecture is invalid.
本コマンドでデーモンの起動/再起動を行った場合は、シャットダウン機構(SF)を再起動してください。
MMB 非同期監視機能のMMB 情報を PRIMEQUEST 2000/1000/500/400 環境で登録・変更・削除・表示する
◆形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbsetup -a user-name
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbsetup -m [-u user-name] [-p]
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbsetup -d cluster-host-name
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbsetup -l [cluster-host-name]
◆機能説明
本コマンドは PRIMEQUEST 2000/1000/500/400 環境で MMB 非同期監視が動作するために必要な、以下に示す各ノードの MMB 情報を、登録/変更/削除/表示します。
MMB に設定されたユーザ名とパスワード
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オプション
自ノードの MMB 情報を登録します。すでに自ノードの情報が登録されている場合は、指定された MMB 情報に置き換えられます。パスワードは対話式に入力します。-m、-d、-l と同時に指定することはできません。
自ノードの MMB 情報を変更します。変更したい情報だけを指定することができます。パスワードは対話式に入力します。-a、-d、-l と同時に指定することはできません。
指定された CF ノード名の MMB 情報を削除します。-a、-m、-l と同時に指定することはできません。
指定された CF ノード名の MMB 情報を標準出力に表示します。CF ノード名の指定がない場合は、登録済みのすべてのノードの MMB 情報を標準出力に表示します。cluster-host-name、user-name の順に表示します。パスワードは表示されません。 -a、-m、-d と同時に指定することはできません。
すでに登録されている MMB 情報のユーザ名を、指定された user-name に変更します。user-name については【オペランド】の user-name を参照してください。-m オプションと同時に指定します。
すでに登録されている MMB 情報のログインパスワードを、入力されたパスワードに変更します。-m オプションと同時に指定します。パスワードは対話式に入力します。パスワードには、MMB に設定されたパスワードを指定します。
◆オペランド
以下のオペランドを指定できます。オペランドは記述順に指定してください。指定するオペランドに記号を含む場合には、記号の前に `\' を付けて指定してください。記号とは空白およびメタ文字です。メタ文字はシェルごとに異なります。Bourne シェルでは、以下の文字をメタ文字として扱っています。
& ; ` ' \ " | * ? ~ < > ^ ( ) [ ] { } $
CF ノード名を指定します。
MMB に設定されたユーザ名を指定します。
◆使用例
登録、削除、削除、および、登録内容の表示の使用例を以下に示します。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbsetup -a mmb-user [RETURN] Enter User’s Password: Re-enter User’s Password: # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbsetup -l fuji2 [RETURN] cluster-host-name user-name ----------------------------------- fuji2 mmb-user # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbsetup -m -p [RETURN] Enter User’s Password: Re-enter User’s Password: # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbsetup -d fuji2 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clmmbsetup -l fuji2 [RETURN] #
◆終了ステータス
0:正常終了
1:異常終了
◆注意事項
PRIMEQUEST 2000/1000/500/400 以外の環境で、-a オプションまたは -m オプションを実行した場合は、以下のエラーメッセージが表示されます。
7216 This server architecture is invalid.
Oracle VM Server for SPARC環境でマイグレーションを行う際のクラスタの設定変更を行う
◆形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigrate -p [source-ldom]
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigrate -u source-ldom target-host
◆機能説明
本コマンドは、Oracle VM Server for SPARC環境でマイグレーション前とマイグレーション後のクラスタの設定変更を行います。
本コマンドは、全ノードにおいて、以下に示すクラスタの設定を変更します。
マイグレーション前
シャットダウン機構の停止
CFのクラスタインタコネクトのタイムアウト値の変更(10秒 → 600秒)
マイグレーション後
CFのクラスタインタコネクトのタイムアウト値の変更(600秒 → 10秒)
シャットダウン機構の設定変更(XSCF-LAN#0のIPアドレス、XSCF-LAN#1のIPアドレス、SFの重み)
シャットダウン機構の起動
移動元の制御ドメインと移動先の制御ドメインで論理ドメインの構成情報保存(注)
注) PRIMECLUSTER 4.3A20で T007881SP-02以降(Solaris10)/T007882SP-02以降(Solaris11) を適用済の場合、または PRIMECLUSTER 4.3A40以降の場合
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
PRIMECLUSTER 4.3A20で T007881SP-01(Solaris10)/T007882SP-01(Solaris11) を適用済の場合
本コマンドは、ゲストドメインで実行してください。
本コマンドは、クラスタシステムを構成する任意の1ノードで実行してください。
PRIMECLUSTER 4.3A20で T007881SP-02以降(Solaris10)/T007882SP-02以降(Solaris11) を適用済の場合
本コマンドは、ゲストドメインまたは制御ドメインで実行してください。
本コマンドをゲストドメインで実行する場合は、クラスタシステムを構成する任意の1ノードで実行してください。
本コマンドを制御ドメインで実行する場合は、移動元の制御ドメインで実行してください。
PRIMECLUSTER 4.3A40以降の場合
本コマンドは、移動元の制御ドメインで実行してください。
◆オプション
マイグレーション前の設定変更を行います。制御ドメインで本コマンドを実行する場合は、source-ldomを必ず指定してください。
マイグレーション後の設定変更を行います。機能説明で指示したドメインで実行してください。
◆オペランド
移動対象のゲストドメイン名
移動先の制御ドメインのIPアドレスまたは/etc/inet/hostsに登録されているホスト名
◆使用例
guest2のゲストドメインをhost3の制御ドメインへマイグレーションする場合の設定変更例を以下に示します。
guest2のゲストドメイン上で本コマンドを実行した場合
マイグレーション前
guest2# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigrate -p [RETURN]
マイグレーション後
guest2# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigrate -u guest2 host3 [RETURN]
host2の制御ドメイン上で本コマンドを実行した場合
マイグレーション前
host2# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigrate -p guest2 [RETURN]
マイグレーション後
hoest2# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigrate -u guest2 host3 [RETURN]
◆終了ステータス
0 :正常終了
1 :指定された source-ldom は停止状態で正常終了
5 :指定された source-ldom はマイグレーション機能が使用できる環境ではありません
6 :指定された source-ldom は定義ファイルに記載されていません
10以上:異常終了
◆注意事項
本コマンドは、全ノードでクラスタが起動している状態で実行してください。
clovmmigrate -p コマンド実行時に、クラスタを構成する各ノードで以下のメッセージが、/var/adm/messagesおよびコンソールに出力される場合がありますが、システムに影響はありません。
"detected as a questionable node."
ゲストドメイン情報を登録・変更・削除・表示する
◆形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigratesetup -a guest-name guest-clustername guest-cfname guest-ip guest-user
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigratesetup -m guest-name [-i guest-ip] [-u guest-user] [-p]
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigratesetup -d guest-name
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigratesetup -l
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigratesetup -w on|off
◆機能説明
本コマンドは、マイグレーション機能を使用するときに必要なゲストドメイン情報を、登録/変更/削除/表示します。
各ノードにおいて、以下のゲストドメイン情報が必要です。
ゲストドメイン名
ゲストドメインのIPアドレス
ゲストドメインへログインするためのユーザ名とパスワード
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オプション
ゲストドメインのドメイン情報を登録します。すでにゲストドメイン情報が登録されている場合は、指定されたゲストドメイン情報に置き換えられます。パスワードは対話式に入力します。-m、-d、-l、-wと同時に指定することはできません。
ゲストドメインのドメイン情報を変更します。変更したい情報だけを指定することができます。パスワードは対話式に入力します。-a、-d、-l、-wと同時に指定することはできません。
ゲストドメインのドメイン情報を削除します。-a、-m、-l、-wと同時に指定することはできません。
登録済みのすべてのドメイン情報を標準出力に表示します。guest-name、guest-clustername、guest-cfname、guest-ip、guest-user、WeightModeの順に表示します。パスワードは表示されません。-a、-m、-d、-wと同時に指定することはできません。
マイグレーション機能の使用時に、シャットダウン機構のノードの重みを、移動先の制御ドメインに合わせるかどうかを指定します。-a、-m、-d、-lと同時に指定することはできません。
on:ノードの重みを合わせる
off:ノートの重みを合わせない
すでに登録されているドメイン情報のIPアドレスを、指定されたguest-ipに変更します。guest-ipについては【オペランド】のguest-ipを参照してください。-mオプションと同時に指定します。
すでに登録されているドメイン情報のユーザ名を、指定されたguest-userに変更します。guest-userについては【オペランド】のguest-userを参照してください。-mオプションと同時に指定します。
すでに登録されているドメイン情報のログインパスワードを、入力されたパスワードに変更します。-mオプションと同時に指定します。パスワードは対話式に入力します。パスワードには、ゲストドメインへログインするためのパスワードを指定します。
◆オペランド
以下のオペランドを指定できます。オペランドは記述順に指定してください。指定するオペランドに記号を含む場合には、記号の前に `\' を付けて指定してください。記号とは空白およびメタ文字です。メタ文字はシェルごとに異なります。Bourne シェルでは、以下の文字をメタ文字として扱っています。
& ; ` ' \ " | * ? ~ < > ^ ( ) [ ] { } $
ゲストドメイン名を指定します。
ゲストドメインのクラスタ名を指定します。
ゲストドメインのCFノード名を指定します。
ゲストドメインのIPアドレスを指定します。
指定可能なアドレス形式は、IPv4アドレスです。
ゲストドメインへログインするためのユーザ名を指定します。
一般権限ユーザを使用する場合は、ゲストドメインで sudo の設定が必要です。
◆使用例
ゲストドメイン情報を登録する場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigratesetup -a guest1 cluster1 cfguest1 10.10.10.2 user1 [RETURN] Enter User's Password: Re-enter User's Password: # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigratesetup -l [RETURN] guest-name guest-clustername guest-cfname guest-ip guest-user WeightMode --------------------------------------------------------------------------------------------------- guest1 cluster1 cfguest1 10.10.10.2 user1 0 #
ゲストドメイン情報を削除する場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigratesetup -d guest1 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigratesetup -l [RETURN] #
ゲストドメイン情報のパスワードを変更する場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clovmmigratesetup -m -p [RETURN]
Enter User's Password:
Re-enter User's Password:
#
◆終了ステータス
0:正常終了
1:異常終了
◆注意事項
本コマンドは、全ノードでクラスタが起動している状態で実行してください。
本コマンドは、ゲストドメイン情報を登録するすべてのゲストドメインが起動している状態で実行してください。
コンソール非同期監視のデーモンの動作状態表示/起動/停止/再起動を行う
◆形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccumonctl [ start | stop | restart ]
◆機能説明
本コマンドは、コンソール非同期監視機能のデーモン(devrccud)の動作状態表示/起動/停止/再起動を行います。本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オペランド
デーモンを起動します。
デーモンを停止します。
デーモンを再起動します。
オペランド省略時は、デーモンの動作状態を以下のように表示します。
デーモンが動作している場合
"The devrccud daemon exists."
デーモンが動作していない場合
"The devrccud daemon does not exist."
◆終了ステータス
0 :正常終了
0以外:異常終了
◆注意事項
PRIMECLUSTER 4.2A00 以前
本コマンドでデーモンの起動/再起動を行った場合は、シャットダウン機構(SF)を再起動してください。
PRIMECLUSTER 4.3A10 以降
本コマンドは、シャットダウン機構(SF)が起動している場合、エラーとなります。本コマンドを実行する前に、シャットダウン機構(SF)が停止していることを確認してください。
コンソール情報を登録・変更・削除・表示する
◆形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -a device-name IP-address user-name
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -a device-name IP-address1 IP-address2 user-name
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -m [-i IP-address] [-u user-name] [-p1] [-p2] [-t connection-type]
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -m [-i1 IP-address1] [-i2 IP-address2] [-u user-name] [-p1] [-p2] [-t connection-type]
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -d cluster-host-name
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l [cluster-host-name]
◆機能説明
本コマンドはコンソール非同期監視が動作するために必要な、以下に示す各ノードのコンソール情報を、登録/変更/削除/表示します。
コンソールの種類
コンソールの IP アドレス
コンソールに接続するためのユーザ名とパスワード
コンソールを管理するためのスーパーユーザパスワード
SPARC Enterprise M3000、M4000、M5000、M8000、M9000 の場合のみ、コンソールに接続する方法("connection-type")を変更することができます。
XSCF のコンソール情報を登録/変更する場合は、HCP の版数を確認します。
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オプション
自ノードのコンソール情報を登録します。すでにコンソール情報が登録されている場合は、指定されたコンソール情報に置き換えられます。パスワードは対話式に入力します。コンソールの種類が XSCF の場合、HCP の版数を確認します。-m、-d、-l と同時に指定することはできません。
自ノードのコンソール情報を変更します。変更したい情報だけを指定することができます。パスワードは対話式に入力します。コンソールの種類が XSCF の場合、HCP の版数を確認します。-a、-d、-l と同時に指定することはできません。
指定された CF ノード名のコンソール情報を削除します。-a、-m、-l と同時に指定することはできません。
指定された CF ノード名のコンソール情報を標準出力に表示します。CF ノード名の指定がない場合は、登録済みのすべてのコンソール情報を標準出力に表示します。device-name、cluster-host-name、IP-address、host-name、user-name の順に表示します。SPARC Enterpriseの XSCF の場合は、device-name、cluster-host-name、IP-address、host-name、user-name、connection-typeの順に表示し、host-nameにドメイン番号が表示されます。登録がない項目には、"-" が表示されます。パスワードは表示されません。-a、-m、-d と同時に指定することはできません。
すでに登録されているコンソール情報の IP アドレスを、指定された IP-address に変更します。IP-address については【オペランド】の IP-address を参照してください。-m オプションと同時に指定します。
すでに登録されているコンソール情報の IP アドレスを、指定された IP-address1 に変更します。IP-address1 については【オペランド】の IP-address を参照してください。-m オプションと同時に指定します。-i オプションと同時に指定することはできません。
すでに登録されているコンソール情報の IP アドレスを、指定された IP-address2 に変更します。IP-address2 については【オペランド】の IP-address を参照してください。-m オプションと同時に指定します。-i オプションと同時に指定することはできません。
すでに登録されているコンソール情報のユーザ名を、指定された user-name に変更します。user-name については【オペランド】の user-name を参照してください。-m オプションと同時に指定します。
すでに登録されているコンソール情報のログインパスワードを、入力されたパスワードに変更します。-m オプションと同時に指定します。パスワードは対話式に入力します。パスワードには、リモートコンソール接続装置(RCCU)やXSCFの制御ポート、またはILOMへログインするためのパスワードを指定します。パスワードに使用可能な文字は、リモートコンソール接続装置(RCCU)、XSCF、または、ILOMのドキュメントを参照してください。
すでに登録されているコンソール情報のスーパユーザパスワードを、入力されたパスワードに変更します。-m オプションと同時に指定します。パスワードは対話式に入力します。パスワードには、リモートコンソール接続装置(RCCU)の制御ポートへスーパユーザ権限でログインするためのパスワードを指定します。パスワードに使用可能な文字は、リモートコンソール接続装置(RCCU)のドキュメントを参照してください。
すでに登録されているコンソール情報について、connection-type で指定された接続方法に変更します。connection-type については【オペランド】の connection-type を参照してください。-m オプションと同時に指定します。本オプションは SPARC Enterprise M3000、M4000、M5000、M8000、M9000 の場合に指定できます。
◆オペランド
以下のオペランドを指定できます。オペランドは記述順に指定してください。指定するオペランドに記号を含む場合には、記号の前に `\' を付けて指定してください。記号とは空白およびメタ文字です。メタ文字はシェルごとに異なります。Bourne シェルでは、以下の文字をメタ文字として扱っています。
& ; ` ' \ " | * ? ~ < > ^ ( ) [ ] { } $
コンソールの種類を指定します。自ノードのコンソールの種類に応じて、以下のいずれかを指定してください。
rccu
コンソールがリモートコンソール接続装置(RCCU)の場合
xscf
コンソールが XSCF の場合
rccu-sunfire
コンソールがリモートコンソール接続装置(RCCU)で、自ノードが Sun Fire ミッドフレーム&ミッドレンジサーバの場合
ilom
コンソールが ILOM の場合
CF ノード名を指定します。
コンソールの IP アドレス、または、/etc/inet/hosts に登録されたコンソールのホスト名を指定します。
RCCU/XSCFの場合、指定可能なアドレス形式は、IPv4アドレスです。
ILOMの場合、指定可能なアドレス形式は、IPv4アドレスおよびIPv6アドレスです。IPv6のリンクローカルアドレスは使用できません。
リモートコンソール接続装置 (RCCU) やXSCFの制御ポート、または、ILOMへログインするためのユーザ名を指定します。ユーザ名に使用可能な文字は、リモートコンソール接続装置 (RCCU)、XSCF、または、ILOMのドキュメントを参照してください。
SPARC Enterprise M3000、M4000、M5000、M8000、M9000の XSCF への接続方法を指定します。選択する接続方法に応じて、以下のいずれかを指定してください。指定した接続方法が XSCF で有効となっている必要があります。XSCF への接続方法の確認、および変更方法については、"XSCF ユーザーズガイド"を参照してください。
ssh
SPARC Enterprise M3000、M4000、M5000、M8000、M9000 の XSCF への接続に ssh を使用する場合(デフォルト値)
telnet
SPARC Enterprise M3000、M4000、M5000、M8000、M9000 の XSCF への接続に telnet を使用する場合
◆使用例
コンソールの種類ごとの登録、削除、および、登録内容の表示の使用例を示します。表示内容の "-" は、未使用項目です。
コンソールがリモートコンソール接続装置(RCCU)の場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -a rccu rccu2 user1 [RETURN] Enter User's Password: Re-enter User's Password: Enter Super User's Password: Re-enter Super User's Password: # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] device-name cluster-host-name IP-address host-name user-name ---------------------------------------------------------------------------- rccu fuji2 rccu2 - user1 # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -m -p1 -p2 [RETURN] Enter User's Password: Re-enter User's Password: Enter Super User's Password: Re-enter Super User's Password: # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] device-name cluster-host-name IP-address host-name user-name ---------------------------------------------------------------------------- rccu fuji2 rccu2 - user1 # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -d fuji2 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] #
コンソールが XSCF の場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -a xscf xscf2 scf [RETURN] Enter Password: Re-enter Password: # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] device-name cluster-host-name IP-address host-name user-name ---------------------------------------------------------------------------- xscf fuji2 xscf2 - scf # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -m -i xscf99 -u xuser [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] device-name cluster-host-name IP-address host-name user-name ---------------------------------------------------------------------------- xscf fuji2 xscf99 - xuser # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -d fuji2 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] #
コンソールがリモートコンソール接続装置(RCCU)で、自ノードが Sun Fire ミッドフレーム&ミッドレンジサーバの場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -a rccu-sunfire rccu2 user1 [RETURN] Enter User's Password: Re-enter User's Password: Enter Super User's Password: Re-enter Super User's Password: # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] device-name cluster-host-name IP-address host-name user-name ---------------------------------------------------------------------------- rccu-sunfire fuji2 rccu2 - user1 # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -m -p1 -p2 [RETURN] Enter User's Password: Re-enter User's Password: Enter Super User's Password: Re-enter Super User's Password: # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] device-name cluster-host-name IP-address host-name user-name ---------------------------------------------------------------------------- rccu-sunfire fuji2 rccu2 - user1 # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -d fuji2 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] #
コンソールが ILOM の場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -a ilom ilom2 user1 [RETURN] Enter Password: Re-enter Password: # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] device-name cluster-host-name IP-address host-name user-name ---------------------------------------------------------------------------- ilom fuji2 ilom2 - user1 # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -m -i ilom99 -u iuser [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] device-name cluster-host-name IP-address host-name user-name ---------------------------------------------------------------------------- ilom fuji2 ilom99 - iuser # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -d fuji2 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] #
SPARC Enterprise M3000、M4000、M5000、M8000、M9000 で、XSCF への接続方法を ssh 接続に変更する場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -m -t ssh [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] device-name cluster-host-name IP-address host-name user-name connection-type ------------------------------------------------------------------------------------------- xscf fuji2 xscf2 1 xuser ssh
SPARC Enterprise M3000、M4000、M5000、M8000、M9000 で、XSCF への接続方法を telnet 接続に変更する場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -m -t telnet [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] device-name cluster-host-name IP-address host-name user-name connection-type ------------------------------------------------------------------------------------------- xscf fuji2 xscf2 1 xuser telnet
SPARC Enterprise M3000、M4000、M5000、M8000、M9000 で、XSCF-LAN#0,XSCF-LAN#1 を使用する場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -a xscf xscf2 xscf3 scf [RETURN] Enter Password: Re-enter Password: # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] device-name cluster-host-name IP-address1 IP-address2 host-name user-name connection-type ----------------------------------------------------------------------------------------------------------- xscf fuji2 xscf2 xscf3 1 scf ssh # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -m -i1 xscf99 -i2 xscf100 -u xuser [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] device-name cluster-host-name IP-address1 IP-address2 host-name user-name connection-type ----------------------------------------------------------------------------------------------------------- xscf fuji2 xscf99 xscf100 1 xuser ssh # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -d fuji2 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrccusetup -l fuji2 [RETURN] #
◆終了ステータス
0:正常終了
1:異常終了
2:HCP の版数がサポートされていない版数である
RCI 非同期監視機能のデーモンの動作状態表示/起動/停止/再起動を行う
◆形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcimonctl [ start | stop | restart ]
◆機能説明
本コマンドは、RCI 非同期監視機能のデーモン(devscfd)の動作状態表示/起動/停止/再起動を行います。本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オペランド
デーモンを起動します。
デーモンを停止します。
デーモンを再起動します。
オペランド省略時は、デーモンの動作状態を以下のように表示します。
デーモンが動作している場合
"The devscfd daemon exists."
デーモンが動作していない場合
"The devscfd daemon does not exist."
◆終了ステータス
0 :正常終了
0以外:異常終了
◆注意事項
PRIMECLUSTER 4.2A00 以前
本コマンドでデーモンの起動/再起動を行った場合は、シャットダウン機構(SF)を再起動してください。
PRIMECLUSTER 4.3A10 以降
本コマンドは、シャットダウン機構(SF)が起動している場合、エラーとなります。本コマンドを実行する前に、シャットダウン機構(SF)が停止していることを確認してください。
RCI 非同期監視機能およびコンソール非同期監視機能の環境設定を行う
◆形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcirccusetup
◆機能説明
RCI 非同期監視機能とコンソール非同期監視機能の環境設定を行います。
RCI 非同期監視機能の環境設定では、RCI 非同期監視機能のデーモン(devscfd)を再起動させることでデーモンに RCI アドレスを取得させ、RCI 非同期監視機能を開始させます。
コンソール非同期監視機能の環境設定では、定義ファイル SA_rccu.cfg の読み込みとコンソール非同期監視機能のデーモン(devrccud)への反映、コンソール装置の接続確認を行い、コンソール非同期監視機能を開始させます。
以下の操作を行う時には、本コマンドを実行する必要があります。詳細な手順については "PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Oracle Solaris)" を参照してください。
Shutdown Facility の設定をする時
コンソール装置の IP アドレスの変更など環境を変更する時
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆使用例
以下に、コンソール非同期監視機能を設定する際に clrcirccusetup コマンド(/etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcirccusetup)を起動した時のコンソールに出力される情報メッセージを示します。
情報: DEV: 3041: コンソール非同期監視機能を停止しました。(node:nodename)
コンソール非同期監視機能の環境設定を行うために、コンソール非同期監視
機能を停止します。本メッセージはすでに停止されている時には出力されません。
FJSVcldev: clproberccu: RCCU probing: nodename
リモートコンソール装置への接続確認を行うために、テストメッセージを出力します。
情報: DEV: 3040: コンソール非同期監視機能を開始しました。(node:nodename)
接続確認が正常終了し、環境設定も正常に終了したためコンソール非同期監視
機能を開始します。
◆終了ステータス
0 :正常終了
0以外:異常終了
◆注意事項
本コマンドは、クラスタリソースマネージャが動作していなくては正常に環境設定が行えません。
SNMP 非同期監視機能のデーモンの動作状態表示/起動/停止/再起動を行う
◆形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpmonctl [ start | stop | restart ]
◆機能説明
本コマンドは、SNMP 非同期監視機能のデーモン(devsnmpd)の動作状態表示/起動/停止/再起動を行います。本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オペランド
デーモンを起動します。
デーモンを停止します。
デーモンを再起動します。
オペランド省略時は、デーモンの動作状態を以下のように表示します。
デーモンが動作している場合
"The devsnmpd daemon exists."
デーモンが動作していない場合
"The devsnmpd daemon does not exist."
◆終了ステータス
0 :正常終了
0以外:異常終了
SNMP 非同期監視情報を登録・変更・削除・表示する
◆形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpsetup -a device-name PPAR-ID domain-name IP-address1 IP-address2 user-name
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpsetup -m [-x PPAR-ID] [-g domain-name] [-i1 IP-address1] [-i2 IP-address2] [-u user-name] [-p] [-t connection-type]
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpsetup -d cluster-host-name
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpsetup -l [cluster-host-name]
◆機能説明
本コマンドは SNMP 非同期監視が動作するために必要な、以下に示す各ノードの SNMP 非同期監視情報を、登録/変更/削除/表示します。
XSCF のIPアドレス
XSCF に接続するためのユーザ名とパスワード
PPAR の ID
ドメイン名
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オプション
自ノードのSNMP 非同期監視情報を登録します。すでにSNMP 非同期監視情報が登録されている場合は、指定されたSNMP 非同期監視情報に置き換えられます。パスワードは対話式に入力します。-m、-d、-l と同時に指定することはできません。
自ノードのSNMP 非同期監視情報を変更します。変更したい情報だけを指定することができます。パスワードは対話式に入力します。-a、-d、-lと同時に指定することはできません。
指定されたCFノード名のSNMP 非同期監視情報を削除します。-a、-m、-l と同時に指定することはできません。
指定されたCFノード名のSNMP 非同期監視情報を標準出力に表示します。CFノード名の指定がない場合は、登録済みのすべてのSNMP 非同期監視情報を標準出力に表示します。device-name、cluster-host-name、PPAR-ID、domain-name、IP-address1、IP-address2、user-name、connection-type の順に表示します。登録がない項目には、"-"が表示されます。パスワードは表示されません。-a、-m、-d と同時に指定することはできません。
すでに登録されているSNMP 非同期監視情報の PPAR-ID を、指定された PPAR-ID に変更します。PPAR-ID については【オペランド】の PPAR-ID を参照してください。-mオプションと同時に指定します。
すでに登録されているSNMP 非同期監視情報の domain-name を、指定された domain-name に変更します。domain-name については【オペランド】の domain-name を参照してください。-mオプションと同時に指定します。
すでに登録されているコンソール情報の IP アドレスを、指定された IP-address1 に変更します。IP-address1 については【オペランド】の IP-address を参照してください。-m オプションと同時に指定します。-i オプションと同時に指定することはできません。
すでに登録されているコンソール情報の IP アドレスを、指定された IP-address2 に変更します。IP-address2 については【オペランド】の IP-address を参照してください。-m オプションと同時に指定します。-i オプションと同時に指定することはできません。
すでに登録されているコンソール情報のユーザ名を、指定された user-name に変更します。user-name については【オペランド】の user-name を参照してください。-m オプションと同時に指定します。
すでに登録されているSNMP 非同期監視情報のログインパスワードを、入力されたパスワードに変更します。-mオプションと同時に指定します。パスワードは対話式に入力します。パスワードに使用可能な文字は、XSCFのドキュメントを参照してください。
すでに登録されているSNMP 非同期監視情報について、connection-type で指定された接続方法に変更します。connection-type については【オペランド】の connection-type を参照してください。-mオプションと同時に指定します。
◆オペランド
以下のオペランドを指定できます。オペランドは記述順に指定してください。指定するオペランドに記号を含む場合には、記号の前に `\' を付けて指定してください。記号とは空白およびメタ文字です。メタ文字はシェルごとに異なります。Bourne シェルでは、以下の文字をメタ文字として扱っています。
& ; ` ' \ " | * ? ~ < > ^ ( ) [ ] { } $
xscf
XSCF SNMPエージェントの場合
CF ノード名を指定します。
PPAR の ID を指定します。
ドメイン名を指定します。制御ドメインの場合は"primary"を指定します。
XSCF のIPアドレス、または、/etc/inet/hostsに登録されたXSCFのホスト名を指定します。
XSCF へログインするためのユーザ名を指定します。ユーザ名に使用可能な文字は、XSCF のドキュメントを参照してください。
XSCF への接続方法を指定します。選択する接続方法に応じて、以下のいずれかを指定してください。指定した接続方法が XSCF で有効となっている必要があります。XSCF への接続方法の確認、および変更方法については、“SPARC M12/M10 システム運用・管理ガイド”を参照してください。
ssh
XSCF への接続に ssh を使用する場合(デフォルト値)
telnet
XSCF への接続に telnet を使用する場合
◆使用例
XSCF SNMPエージェントの情報を登録する場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpsetup -a xscf 1 primary xscf2 xscf3 scf [RETURN] Enter User's Password: Re-enter User's Password: # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpsetup -l fuji2 [RETURN] device-name cluster-host-name PPAR-ID domain-name IP-address1 IP-address2 user-name connection-type ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- xscf fuji2 1 primary xscf2 xscf3 scf ssh #
XSCF SNMP エージェントの情報を削除する場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpsetup -d fuji2 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpsetup -l fuji2 [RETURN] #
XSCF の IP アドレスを変更する場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpsetup -m -i1 xscf99 [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpsetup -l fuji2 [RETURN] device-name cluster-host-name PPAR-ID domain-name IP-address1 IP-address2 user-name connection-type ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- xscf fuji2 1 primary xscf99 xscf3 scf ssh #
XSCF のユーザ名を変更する場合
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpsetup -m -u xuser [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsnmpsetup -l fuji2 [RETURN] device-name cluster-host-name PPAR-ID domain-name IP-address1 IP-address2 user-name connection-type ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- xscf fuji2 1 primary xscf99 xscf3 xuser ssh #
◆終了ステータス
0:正常終了
1:異常終了
管理OS情報を登録・変更・削除・表示する
◆形式
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clvmgsetup -a host-user-name host-IPaddress
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clvmgsetup -m [-i host-IPaddress] [-u host-user-name] [-p] [-g guest-domain-name]
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clvmgsetup -d cluster-host-name
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clvmgsetup -l [cluster-host-name]
◆機能説明
本コマンドは仮想マシン機能のシャットダウンエージェント(SA_vmgp)が動作するために必要な、以下に示す管理OSの情報を各ノードで登録/変更/削除/表示します。
管理OSのIPアドレス
管理OSへ接続するためのユーザ名
管理OSへ接続するためのパスワード
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オプション
自ノードが属する管理OSの情報を登録します。すでに自ノードが属する管理OSの情報が登録されている場合には、指定された管理OSの情報に置き換えられます。パスワードは対話式に入力します。-m、-d、-l、と同時に指定することはできません。
自ノードが属する管理OSの情報を変更します。変更したい情報だけを指定することができます。-aオプションによる登録が済んでいない場合は変更せずに異常終了します。パスワードは対話式に入力します。-a、-d、-lと同時に指定することはできません。
指定されたCFノード名(ゲストOS)の属する管理OSの情報を削除します。-aオプションによる該当ノードの登録が済んでいない場合は異常終了します。-a、-m、-lと同時に指定することはできません。
指定されたCFノード名(ゲストOS)の属する管理OSの情報を標準出力に表示します。CFノード名の指定が無い場合は、登録済のすべてのノード(ゲストOS)の管理OS情報を標準出力に表示します。cluster-host-name、host-IPaddress、host-user-name、guest-domain-name の順に表示します。パスワードは表示されません。指定したノードの情報が未設定の場合はノードの情報を出力せずに正常終了します。-a、-m、-dと同時に指定することはできません。
すでに登録されている管理OSのIPアドレスを、指定されたhost-IPaddressに変更します。host-IPaddressについては【オペランド】のhost-IPaddressを参照してください。-mオプションと同時に指定します。
すでに登録されている管理OSのユーザ名を指定されたhost-user-nameに変更します。host-user-nameについては【オペランド】のhost-user-nameを参照してください。-mオプションと同時に指定します。
すでに登録されている管理OSのログインパスワードを、入力されたパスワードに変更します。-mオプションと同時に指定します。パスワードは対話式に入力します。パスワードには、管理OSに設定されたパスワードを指定します。
すでに登録されているCFノード(ゲストOS)のゲストドメイン名を、指定されたguest-domain-nameに変更します。guest-domain-nameについては【オペランド】のguest-domain-nameを参照してください。-mオプションと同時に指定します。
◆オペランド
以下のオペランドを指定できます。オペランドは記述順に指定してください。指定するオペランドに記号を含む場合には、記号の前に `\’ を付けて指定してください。記号とは空白およびメタ文字です。メタ文字はシェルごとに異なります。Bourneシェルでは、以下の文字をメタ文字として扱っています。
&;`'\"|*?~<>^()[]{}$
CFノード名を指定します。
CFノード(ゲストOS)が属する仮想マシンの管理OSで、MMBに接続された管理LANのIPアドレスを指定します。指定可能なアドレス形式はIPv4アドレスです。
CFノード(ゲストOS)が属する仮想マシンの管理OSのユーザ名を指定します。
CFノード(ゲストOS)のゲストドメイン名を指定します。
◆使用例
登録、削除、および登録内容を表示する使用例を以下に示します。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clvmgsetup -a userB 10.10.10.2 [RETURN] Enter User's Password: Re-enter User's Password: # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clvmgsetup -l nodeB [RETURN] cluster-host-name host-IPaddress host-user-name domain-name ------------------------------------------------------------- nodeB 10.10.10.2 userB nodeB # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clvmgsetup -m -p [RETURN] Enter User’s Password: Re-enter User’s Password: # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clvmgsetup -d nodeB [RETURN] # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clvmgsetup -l nodeB [RETURN] #
◆終了ステータス
0:正常終了
1:異常終了
PRIMERGY で必要なkdump シャットダウンエージェント用定義ファイルを初期化する
◆形式
/etc/opt/FJSVcllkcd/bin/panicinfo_setup
◆機能説明
本コマンドは、PRIMERGY で必要な kdump シャットダウンエージェント用の定義ファイルを初期化します。
本コマンドは、クラスタシステムを構成する任意の1ノードで実行します。
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆終了ステータス
0:正常終了
0以外:異常終了
◆注意事項
本コマンドは PRIMERGY で実行してください。
本コマンドは、全ノードでクラスタが起動している状態で実行してください。
本コマンドの実行前に、以下を完了させてください。
CF の設定
IPMI シャットダウンエージェント、または、 Blade シャットダウンエージェントの設定
すでに panicinfo_setup を実行した環境では、以下のメッセージが出力されます。
panicinfo_setup: WARNING: /etc/panicinfo.conf file already exists. (I)nitialize, (C)opy or (Q)uit (I/C/Q) ?
この場合、以下のように入力してください。
kdump シャットダウンエージェント用定義ファイルを初期化する場合: "I"
コマンドを実行したノードから他のノードに kdump シャットダウンエージェント用定義ファイルをコピーする場合: "C"
コマンドの実行を中止する場合: "Q"
本コマンド実行後は、シャットダウン機構を再起動してください。
シャットダウンマネージャのシャットダウンデーモン
◆機能説明
rcsd は、シャットダウン機構(SMAWsf)に含まれるシャットダウンデーモンです。シャットダウン機構は、次の 3つの主な部分から構成されます。
シャットダウンデーモン
1つ以上のシャットダウンエージェント
sdtool CLI ツール
シャットダウン機構は、クラスタ内でのエラー処理中にノードのシャットダウンを保証するインタフェースを提供します。
シャットダウンデーモンおよびシャットダウンエージェントは、PRIMECLUSTER 製品が自動切替えを行う際に、使用するためのものです。
シャットダウンデーモンは、クラスタノードの状態を監視し、状態の収集をしたり手動シャットダウンを要求したりするための CLI(詳細については sdtool(1M) を参照のこと)を提供します。rcsd.cfg ファイルは、クラスタ内の各ノードに対してどのシャットダウンエージェントを使用するかを定義します。
ノードのシャットダウンを必要とするイベントが発生した場合、シャットダウンデーモンは、対象となるノードに定義されたシャットダウンエージェントの集合を起動します。rcsd.cfg ファイルは、シャットダウンエージェントの実行順序を定義します。リストの最初に記述されるのが、優先シャットダウンエージェントです。優先シャットダウンエージェントに発行されたシャットダウン要求に対し、シャットダウンの失敗を示す応答があると、リストの 2 番目のシャットダウンエージェントに対してシャットダウン要求が発行されます。この要求および応答は、シャットダウンエージェントがシャットダウン成功の応答を返すか、またはノードに対するすべてのシャットダウンエージェントが試行されるまで、繰り返されます。どのシャットダウンエージェントもクラスタノードを正常にシャットダウンすることができなかった場合には、オペレータの介入が必要となります。
シャットダウンエージェントは、実際にノードのシャットダウンを行うプロセスです。各シャットダウンエージェントが行う処理は、ノードをシャットダウンする方法によって異なります。
sdtool コマンドを使用することにより、管理者はシャットダウンデーモンに対して次のような要求を発行することができます。
シャットダウン要求の発行
(rcsd.cfg ファイル変更時の)再構成要求の発行
すべてのシャットダウンエージェントの現在の状態の一時ダンプの要求
すべてのシャットダウンエージェントの状態の連続的更新の要求。本オプションの出力フォーマットは、GUI で使用するように設計されています。
シャットダウンデーモン終了の要求
rcsd はコマンドライン引数をとりません。起動すると、制御端末から切り離され、バックグラウンドで実行します。
デーモンとの相互作用は、すべて sdtool コマンドを介して行われます。sdtool コマンドにより、次の操作が可能です。
シャットダウン要求の発行
(rcsd.cfg ファイル変更時の)再構成要求の発行
すべてのシャットダウンエージェントの現在の状態の一時ダンプの要求
すべてのシャットダウンエージェントの状態の連続的更新の要求。本オプションの出力フォーマットは、GUI で使用するように設計されています。
シャットダウンデーモン終了の要求
詳細については、sdtool(1M) を参照してください。
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆構成
シャットダウンデーモンの構成設定は、rcsd.cfg ファイルによって行います。詳細については、rcsd.cfg(4) を参照してください。
クラスタ内の各シャットダウンエージェントに対しては、他の構成設定が必要です。詳細については、本書のシャットダウンエージェント(SA_***.cfg)の説明を参照してください。
◆ファイル
/etc/opt/SMAW/SMAWsf/rcsd.cfg - rcsd の構成定義ファイル
/var/opt/SMAWsf/log/rcsd.log - rcsd のログファイル
/usr/lib/locale/en_US/SMAWsf.cat - 英語メッセージカタログファイル
/etc/init.d/rc.d/RC_sf - rc 起動スクリプト
◆関連項目
シャットダウンデーモンの構成定義ファイル
◆機能説明
rcsd.cfg ファイルは、シャットダウン機構(SMAWsf)に含まれるシャットダウンデーモンの構成定義ファイルです。シャットダウン機構は、次の 3つの主な部分から構成されます。
シャットダウンデーモン
1 つ以上のシャットダウンエージェント
sdtool CLI ツール
シャットダウン機構は、クラスタ内でのエラー処理中にノードのシャットダウンを保証するインタフェースを提供します。
シャットダウンデーモンおよびシャットダウンエージェントは、PRIMECLUSTER 製品が自動切替えを行う際に、使用するためのものです。
シャットダウンデーモンは、クラスタノードの状態を監視し、状態を収集したり、手動シャットダウンを要求したりするための CLI(詳細については sdtool(1M) を参照のこと)を提供します。rcsd.cfg ファイルは、クラスタ内の各ノードに対してどのシャットダウンエージェントを使用するかを定義します。
ノードのシャットダウンを必要とするイベントが発生した場合、シャットダウンデーモンは、対象となるノードに定義されたシャットダウンエージェントのセットを起動します。rcsd.cfg ファイルは、シャットダウンエージェントの実行順序を定義します。リストの最初に記述されるのが、優先シャットダウンエージェントです。優先シャットダウンエージェントに発行されたシャットダウン要求に対し、シャットダウンの失敗を示す応答があると、リストの 2 番目のシャットダウンエージェントに対してシャットダウン要求が発行されます。この要求および応答は、シャットダウンエージェントがシャットダウン成功の応答を返すか、またはノードに対するすべてのシャットダウンエージェントが試行されるまで、繰り返されます。どのシャットダウンエージェントもクラスタノードを正常にシャットダウンすることができなかった場合には、オペレータの介入が必要となります。
シャットダウンエージェントは、実際にノードのシャットダウンを行うプロセスです。各シャットダウンエージェントが行う処理は、ノードをシャットダウンする方法によって異なります。
詳細については、sdtool(1M) を参照してください。
◆構成
rcsd.cfg 構成定義ファイルには、クラスタ内のノードに対する行があります。各行には、そのクラスタノードに対するシャットダウンエージェントの実行順序が記述されています。各行のフォーマットは次のとおりです。
CFNameX[,weight=W][,admIP=myadmIP]:agent=SA1,timeout=T1[:agent=SA2,timeout=T2]...
クラスタホストの CF ノード名
SF のノードの重み
自ノードの管理 LAN の IP アドレス。指定可能なアドレス形式はIPv4アドレスおよびIPv6アドレスです。IPv6のリンクローカルアドレスは使用できません。IPv6アドレスを指定する場合は、角括弧[ ]で囲んでください。
(例 [1080:2090:30a0:40b0:50c0:60d0:70e0:80f0])
シャットダウンエージェントの名前
例) RSB シャットダウンエージェントの場合、SA_rsb
BLADE シャットダウンエージェントの場合、SA_blade
シャットダウンエージェントのタイムアウト時間 (秒)
rcsd.cfg ファイルは、システム管理者のみに読込み/書込み権限が与えられます。これは、シャットダウンマネージャ機能へのアクセスを保護するためです。
構成設定例については、/etc/opt/SMAW/SMAWsf/rcsd.cfg.template ファイルを参照してください。
注意
rcsd.cfg ファイルは、すべてのクラスタノードで同一である必要があります。
◆使用例
node1,weight=1,admIP=10.20.30.100:agent=SA_rsb,timeout=20
node2,weight=1,admIP=10.20.30.101:agent=SA_rsb,timeout=20
node1,weight=1,admIP=10.20.30.100:agent=SA_blade,timeout=20
node2,weight=1,admIP=10.20.30.101:agent=SA_blade,timeout=20
クラスタコンソールと systema および systemb からなる 2 ノードクラスタでは、次のようになります。
systema,weight=70,admIP=systemaADM:agent=SA_scon,timeout=45:agent=SA_pprci,timeout=30
systemb,weight=30,admIP=systembADM:agent=SA_scon,timeout=45:agent=SA_pprci,timeout=30
同じ 2 ノードクラスタでクラスタコンソールがない場合は、次のようになります。
systema,weight=70,admIP=systemaADM:agent=SA_pprci,timeout=30
systemb,weight=30,admIP=systembADM:agent=SA_pprci,timeout=30
◆ファイル
/etc/opt/SMAW/SMAWsf/rcsd.cfg - rcsd の構成定義ファイル
/var/opt/SMAWsf/log/rcsd.log - rcsd のログファイル
◆関連項目
BLADE シャットダウンエージェントの構成定義ファイル
◆機能説明
SA_blade.cfg ファイルは、BLADE シャットダウンエージェントの構成定義ファイルです。ブレードサーバを使用する場合、BLADE シャットダウンエージェントを設定します。
SA_blade.cfg を作成する場合、/etc/opt/SMAW/SMAWsf/SA_blade.cfg.template ファイルを雛型として使用することができます。
注意
SA_blade.cfg は、すべてのクラスタノードで同一である必要があります。
同じ内容のものを /etc/opt/SMAW/SMAWsf 配下に配置してください。SA_blade.cfg ファイルは、システム管理者のみ読込み/書込みが可能です。
◆構成
SA_blade.cfg は以下の構文で作成します。
management-blade-ip IPaddress community-string SNMPcommunity CFName1 slot-no {cycle | leave-off} CFName2 slot-no {cycle | leave-off}
community-string SNMPcommunity management-blade-ip IPaddress CFName1 slot-no {cycle | leave-off} management-blade-ip IPaddress CFName2 slot-no {cycle | leave-off}
マネージメントブレードの IP アドレス。指定可能なアドレス形式はIPv4アドレスおよびIPv6アドレスです。IPv6のリンクローカルアドレスは使用できません。IPv6アドレスを指定する場合は、角括弧[ ]で囲んでください。
(例 [1080:2090:30a0:40b0:50c0:60d0:70e0:80f0])
SNMP コミュニティ名
クラスタホストの CF ノード名
サーバブレードのスロット番号
ノード強制停止後、再起動します。
ノード強制停止後、電源切断します。
◆関連項目
rcsd(1M), rcsd.cfg(4), sdtool(1M), SA_ipmi.cfg(4), SA_lkcd.tout(4)
ICMPシャットダウンエージェントの構成定義ファイル
◆機能説明
SA_icmp.cfgファイルは、ネットワーク経路を使用して停止対象ノードの起動/停止状態を確認するシャットダウンエージェントの構成定義ファイルです。
SA_icmp.cfg を作成する場合、/etc/opt/SMAW/SMAWsf/SA_icmp.cfg.template ファイルを雛型として使用することができます。
注意
SA_icmp.cfgは、ノードごとに作成する必要があります。
SA_icmp.cfgファイルは、システム管理者のみ読込み/書込みが可能です。
◆構成
SA_icmp.cfgは以下の構文で作成します。
TIME_OUT=value
cfname:ip-address-of-node:NIC-name1,NIC-name2
ノードの生存を確認する時間(秒)。推奨値は5(秒)
CFノード名
cfnameの以下のいずれかのIPアドレス。指定可能なアドレス形式はIPv4アドレスおよびIPv6アドレスです。IPv6のリンクローカルアドレスは使用できません。IPv6アドレスを指定する場合は角括弧[ ]で囲んでください。
(例[1080:2090:30a0:40b0:50c0:60d0:70e0:80f0])
管理LAN(必須)
業務LAN
クラスタインタコネクト(CIPのIPアドレス)
クラスタシステムを構成する全ノードについて、1つ以上を記載してください。複数のLAN経路を指定する場合は、行を追加してください。LAN経路の確認には、複数の経路を使用することを推奨します。
ip-address-of-node に対して、ノードの生存確認に使用する自ゲストOS(ノード)のネットワークインタフェース。
複数存在する場合は、「,」で区切ります。
注意
記載するネットワークインタフェースについて
Global Link Services (以降、GLS) で二重化している場合は、冗長化しているネットワークインタフェースをすべて記載してください。(例 eth0,eth1)
NICをbondingしている場合は、bondingしているデバイスをIPアドレスの後に記載してください。(例 bond0)
クラスタインタコネクトを記載する場合は、クラスタインタコネクトの全パスで使用するネットワークインタフェースをすべて記載してください。(例 eth2,eth3)
引継ぎIPアドレス(引継ぎ仮想インタフェース)は使用しないでください。
◆関連項目
rcsd(1M), rcsd.cfg(4), sdtool(1M), SA_blade.cfg(4), SA_ipmi.cfg(4), SA_lkcd.tout(4)
IPMI シャットダウンエージェントの構成定義ファイル
◆機能説明
SA_ipmi.cfg ファイルは、IPMI シャットダウンエージェントの構成定義ファイルです。BMC が搭載されているサーバを使用する場合、IPMI シャットダウンエージェントを設定します。
SA_ipmi.cfg を作成する場合、/etc/opt/SMAW/SMAWsf/SA_ipmi.cfg.template ファイルを雛型として使用することができます。
注意
SA_ipmi.cfg は、すべてのクラスタノードで同一である必要があります。
同じ内容のものを /etc/opt/SMAW/SMAWsf 配下に配置してください。SA_ipmi.cfg ファイルは、システム管理者のみ読込み/書込みが可能です。
◆構成
SA_ipmi.cfg は以下の構文で作成します。
CFName1 ip-address:user:passwd {cycle | leave-off} [IPMI2.0] CFName2 ip-address:user:passwd {cycle | leave-off} [IPMI2.0]
クラスタホストの CF ノード名
BMC の IP アドレス。指定可能なアドレス形式はIPv4アドレスおよびIPv6アドレスです。IPv6のリンクローカルアドレスは使用できません。IPv6アドレスを指定する場合は角括弧[ ]で囲んでください。
(例[1080:2090:30a0:40b0:50c0:60d0:70e0:80f0])
BMC 設定時に定義したユーザ名
BMC 設定時に定義したパスワード。
PRIMECLUSTER4.3A30以降では、暗号化コマンド(sfcipher(1M))で暗号化したパスワードを記載します。
ノード強制停止後、再起動します。
ノード強制停止後、電源切断します。
4.5A10 以前
iRMC,BMC がIPMI v2.0に準拠している場合に指定可能です。
指定がない場合、IPMI v1.5が使用されます。
4.6A00
iRMC,BMC がIPMI v2.0に準拠している場合に指定可能です。
RHEL7環境で指定がない場合、IPMI v1.5が使用されます。
RHEL8環境では指定の有無に関わらず、IPMI v2.0が使用されます。
◆関連項目
rcsd(1M), rcsd.cfg(4), sdtool(1M), SA_blade.cfg(4), SA_lkcd.tout(4)
libvirt シャットダウンエージェント(panic用)の構成定義ファイル
◆機能説明
SA_libvirtgp.cfg ファイルは、libvirt シャットダウンエージェント(panic用)の構成定義ファイルです。KVMのゲストOSを使用する場合、libvirt シャットダウンエージェントを設定します。
SA_libvirtgp.cfg を作成する場合、/etc/opt/SMAW/SMAWsf/SA_libvirtgp.cfg.templateファイルを雛型として使用することができます。
注意
SA_libvirtgp.cfg は、すべてのクラスタノードで同一である必要があります。
同じ内容のものを /etc/opt/SMAW/SMAWsf 配下に配置してください。
SA_libvirtgp.cfg ファイルは、システム管理者のみ読込み/書込みが可能です。
◆構成
SA_libvirtgp.cfg は以下の構文で作成します。
CFName1 domain1 ip-address user passwd CFName2 domain2 ip-address user passwd
CF ノード名
ゲストOSのドメイン名
ハイパーバイザーの IP アドレス。指定可能なアドレス形式はIPv4アドレスおよびIPv6アドレスです。IPv6のリンクローカルアドレスは使用できません。
ハイパーバイザーのアカウント。シャットダウン機構用のユーザを指定します。
"user"で指定したアカウントのパスワード。
暗号化コマンド(sfcipher(1M))で暗号化したパスワードを記載します。
◆関連項目
libvirt シャットダウンエージェント(reset用)の構成定義ファイル
◆機能説明
SA_libvirtgr.cfg ファイルは、libvirt シャットダウンエージェント(reset用)の構成定義ファイルです。KVMのゲストOSを使用する場合、libvirt シャットダウンエージェントを設定します。
SA_libvirtgr.cfg を作成する場合、/etc/opt/SMAW/SMAWsf/SA_libvirtgr.cfg.template ファイルを雛型として使用することができます。
注意
SA_libvirtgr.cfg は、すべてのクラスタノードで同一である必要があります。
同じ内容のものを /etc/opt/SMAW/SMAWsf 配下に配置してください。
SA_libvirtgr.cfg ファイルは、システム管理者のみ読込み/書込みが可能です。
◆構成
SA_libvirtgr.cfg は以下の構文で作成します。
CFName1 domain1 ip-address user passwd CFName2 domain2 ip-address user passwd
CF ノード名
ゲストOSのドメイン名
ハイパーバイザーの IP アドレス。指定可能なアドレス形式はIPv4アドレスおよびIPv6アドレスです。IPv6のリンクローカルアドレスは使用できません。
ハイパーバイザーのアカウント。シャットダウン機構用のユーザを指定します。
"user"で指定したアカウントのパスワード。
暗号化コマンド(sfcipher(1M))で暗号化したパスワードを記載します。
◆関連項目
シャットダウンエージェントの補助情報定義ファイル
◆機能説明
SA_lkcd.tout ファイルは、シャットダウンエージェントの補助情報の定義ファイルです。
SA_lkcd.tout ファイルにはインストール時に標準情報が設定されており、使用するシャットダウンエージェントにより設定されている標準情報を変更します。
SA_lkcd.tout ファイルの標準情報の変更方法については、"PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Linux)"の"シャットダウン機構の設定"を参照してください。
SA_lkcd.tout は、/etc/opt/FJSVcllkcd/etc 配下に配置されています。
注意
SA_lkcd.tout ファイルは、すべてのクラスタノードで同一である必要があります。
同じ内容のものを /etc/opt/SMAW/SMAWsf 配下に配置してください。SA_lkcd.tout ファイルは、システム管理者のみ読込み/書込みが可能です。
◆構成
SA_lkcd.tout は以下の構文です。
SA_lkcd.tout には、"PANICINFO_TIMEOUT" と "RSB_PANIC" 以外の情報も定義されていますが、"PANICINFO_TIMEOUT" と "RSB_PANIC" 以外の情報は変更しないでください。変更した場合、PRIMECLUSTER が誤動作します。
PANICINFO_TIMEOUT timeout
RSB_PANIC panicflag
PANICINFO_TIMEOUT の値です。デフォルト値は 5 です。
RSB_PANIC の値です。デフォルト値は 0 です。
◆関連項目
rcsd(1M), rcsd.cfg(4), sdtool(1M), SA_blade.cfg(4), SA_ipmi.cfg(4)
リモートサービスボード(RSB)シャットダウンエージェントの構成定義ファイル
◆機能説明
SA_rsb.cfg ファイルは、SA_rsb コマンドの構成定義ファイルです。
SA_rsb コマンドは、PRIMERGY サーバの RSB を使用するシャットダウンエージェントです。
RSB は、ServerView マニュアルの指示に従って設定してください。オプションのソフトウェア SMAWrsb がインストールされ、電源オフおよび電源オンの各コマンドで動作する必要があります。
◆構成
SA_rsb.cfg は以下の構文で作成します。
port フィールドは省略できますが、対応するコロンは省略できません。
CFName1 ip-address:[port]:[user]:[passwd] [cycle | leave-off] CFName2 ip-address:[port]:[user]:[passwd] [cycle | leave-off]
クラスタホストの CF ノード名
RSB の IP アドレス。指定可能なアドレス形式はIPv4アドレスです。
未使用
RSB 設定時に定義したユーザ名
RSB 設定時に定義したパスワード
ノード強制停止後、リブートします。
ノード強制停止後、電源切断します。
構成設定例については、/etc/opt/SMAW/SMAWsf/SA_rsb.cfg.template ファイルを参照してください。
注意
SA_rsb.cfg ファイルは、すべてのクラスタノードで同一である必要があります。
SA_rsb.cfg ファイルは、システム管理者のみ読込み/書込みが可能です。
◆ファイル
/etc/opt/SMAW/SMAWsf/SA_rsb.cfg - SA_rsb の構成定義ファイル
/var/opt/SMAWsf/log/SA_rsb.log - SA_rsb のログファイル
◆関連項目
sunFシステムコントローラシャットダウンエージェントの構成定義ファイル
◆機能説明
SA_sunF.cfg ファイルは、SA_sunFコマンドの構成定義ファイルです。
SA_sunFコマンドは、SPARC EnterpriseサーバのALOMを使用するシャットダウンエージェントです。
◆構成
SA_sunF.cfg は以下の構文で作成します。
SystemContorollerTag SystemControllerHostName SystemControllerLogin PWord void void CFName1
SystemContorollerTag SystemControllerHostName SystemControllerLogin PWord void void CFName2
システムコントローラのタイプ
ALOMシャットダウンエージェントの場合、「system-controller-alom-2k」
ALOMの IP アドレス。指定可能なアドレス形式はIPv4アドレスです。
ALOM設定時に定義したadminユーザ名
ALOM設定時に定義したadminパスワード。PRIMECLUSTER4.3A10以降では、暗号化コマンド(sfcipher(1M))で暗号化したパスワードを記載します。
クラスタホストのCFノード名
注意
SA_sunF.cfg ファイルは、すべてのクラスタノードで同一である必要があります。
SA_sunF.cfg ファイルは、システム管理者のみ読込み/書込みが可能です。
◆ファイル
/etc/opt/SMAW/SMAWsf/SA_sunF.cfg - SA_sunF の構成定義ファイル
/var/opt/SMAWsf/log/SA_sunF.log - SA_sunF のログファイル
◆関連項目
vmchkhost(管理OSクラスタ連携)のシャットダウンエージェントの構成定義ファイル
◆機能説明
SA_vmchkhost.cfg ファイルは、vmchkhost (管理OSクラスタ連携)のシャットダウンエージェントの構成定義ファイルです。
SA_vmchkhost.cfg を作成する場合、/etc/opt/SMAW/SMAWsf/SA_vmchkhost.cfg.template ファイルを雛型として使用することができます。
注意
SA_vmchkhost.cfg は、すべてのクラスタノードで同一である必要があります。
同じ内容のものを /etc/opt/SMAW/SMAWsf 配下に配置してください。
SA_vmchkhost.cfgファイルは、システム管理者のみ読込み/書込みが可能です。
◆構成
SA_vmchkhost.cfgは以下の構文で作成します。
guest-cfname1 host-cfname1 ip-address user passwd guest-cfname2 host-cfname2 ip-address user passwd
ゲストOSのCFノード名
管理OSのCFノード名
管理OSの IP アドレス。指定可能なアドレス形式はIPv4アドレスおよびIPv6アドレスです。IPv6のリンクローカルアドレスは使用できません。
管理OSのアカウント。FJSVvmSP を指定
管理OSのアカウントFJSVvmSPのログインパスワード。
暗号化コマンド(sfcipher(1M))で暗号化したパスワードを記載します。
◆関連項目
rcsd(1M), rcsd.cfg(4), sdtool(1M), sfcipher(1M), SA_blade.cfg(4), SA_ipmi.cfg(4)
VM 用クラスタ連携ツール(vmSP) シャットダウンエージェント(panic用)の構成定義ファイル
◆機能説明
SA_vmSPgp.cfg ファイルは、VM 用クラスタ連携ツール(vmSP) シャットダウンエージェント(panic用)の構成定義ファイルです。
PRIMEQUEST 1000シリーズでXenのゲストOSを使用する場合、VMSP シャットダウンエージェントを設定します。
SA_vmSPgp.cfg を作成する場合、/etc/opt/SMAW/SMAWsf/SA_vmSPgp.cfg.template ファイルを雛型として使用することができます。
注意
SA_vmSPgp.cfg は、すべてのクラスタノードで同一である必要があります。
同じ内容のものを /etc/opt/SMAW/SMAWsf 配下に配置してください。
SA_vmSPgp.cfg ファイルは、システム管理者のみ読込み/書込みが可能です。
◆構成
SA_vmSPgp.cfg は以下の構文で作成します。
CFName1 domain1 ip-address user passwd CFName2 domain2 ip-address user passwd
CF ノード名
ゲストOSのドメイン名
管理OSの IP アドレス。指定可能なアドレス形式はIPv4アドレスです。
管理OSのアカウント。FJSVvmSP を指定
管理OSのアカウントFJSVvmSPのログインパスワード。
暗号化コマンド(sfcipher(1M))で暗号化したパスワードを記載します。
◆関連項目
VM 用クラスタ連携ツール(vmSP) シャットダウンエージェント(reset用)の構成定義ファイル
◆機能説明
SA_vmSPgr.cfg ファイルは、VM 用クラスタ連携ツール(vmSP) シャットダウンエージェント(reset用)の構成定義ファイルです。
PRIMEQUEST 1000シリーズでXenのゲストOSを使用する場合、VMSP シャットダウンエージェントを設定します。
SA_vmSPgr.cfg を作成する場合、/etc/opt/SMAW/SMAWsf/SA_vmSPgr.cfg.template ファイルを雛型として使用することができます。
注意
SA_vmSPgr.cfg は、すべてのクラスタノードで同一である必要があります。
同じ内容のものを /etc/opt/SMAW/SMAWsf 配下に配置してください。
SA_vmSPgr.cfg ファイルは、システム管理者のみ読込み/書込みが可能です。
◆構成
SA_vmSPgr.cfg は以下の構文で作成します。
CFName1 domain1 ip-address user passwd
CFName2 domain2 ip-address user passwd
CF ノード名
ゲストOSのドメイン名
管理OSの IP アドレス。指定可能なアドレス形式はIPv4アドレスです。
管理OSのアカウント。FJSVvmSP を指定
管理OSのアカウントFJSVvmSPのログインパスワード。
暗号化コマンド(sfcipher(1M))で暗号化したパスワードを記載します。
◆関連項目
シャットダウンデーモンのインタフェースツール
◆形式
sdtool {-d [on|off] | -s | -S | -r | -b | -C | -l | -e | -k node-name}
◆機能説明
sdtool コマンドは、シャットダウン機構(SMAWsf)に含まれるシャットダウンデーモンのインタフェースツールです。シャットダウン機構は、次の 3つの主な部分から構成されます。
シャットダウンデーモン
1つ以上のシャットダウンエージェント
sdtool CLI ツール
シャットダウン機構は、クラスタ内でのエラー処理中にマシンのシャットダウンを保証するインタフェースを提供します。
注意
シャットダウンデーモンおよびシャットダウンエージェントは、クラスタノードで異常が発生した際にノードを停止するために使用されます。運用ノードで異常が発生した場合は、ユーザ業務を他ノードへ自動切替えし、ユーザ業務を継続運用するために必要です。
シャットダウンデーモンはクラスタノードの状態を監視し、状態を収集したり、手動ノードシャットダウンを要求したりするための CLI を提供します。rcsd.cfg ファイルは、クラスタ内の各ノードに対してどのシャットダウンエージェントを使用するかを定義します。
ノードのシャットダウンを必要とするイベントが発生した場合、シャットダウンデーモンは、対象となるノードに定義されたシャットダウンエージェントを起動します。rcsd.cfg ファイルは、シャットダウンエージェントの実行順序を定義します。リストの最初に記述されるのが、優先シャットダウンエージェントです。優先シャットダウンエージェントに発行されたシャットダウン要求に対し、シャットダウンの失敗を示す応答があると、リストの 2 番目のシャットダウンエージェントに対してシャットダウン要求が発行されます。この要求および応答は、シャットダウンエージェントがシャットダウン成功の応答を返すか、またはノードに対するすべてのシャットダウンエージェントが試行されるまで、繰り返されます。どのシャットダウンエージェントもクラスタノードを正常にシャットダウンすることができなかった場合には、オペレータの介入が必要となります。
シャットダウンエージェントは、実際にノードのシャットダウンを行うプロセスです。各シャットダウンエージェントが行う処理は、それらがノードをシャットダウンする方法によって異なります。
sdtool コマンドを使用することにより、管理者はシャットダウンデーモンに対して次のような要求を発行することができます。
シャットダウン要求の発行
(rcsd.cfg ファイル変更時の)再構成要求の発行
すべてのシャットダウンエージェントの現在の状態の一時ダンプの要求
すべてのシャットダウンエージェントの状態の連続的更新の要求。本オプションの出力フォーマットは、GUI で使用するように設計されています。
シャットダウンデーモン終了の要求
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆構成
シャットダウンデーモンの構成設定は、rcsd.cfg ファイルによって行います。詳細については、rcsd.cfg(4) を参照してください。
クラスタ内の各シャットダウンエージェントに対しては、他の構成設定が必要です。詳細については、本書のシャットダウンエージェント(SA_***.cfg)の説明を参照してください。
◆オプション
シャットダウン機構構成定義ファイルを表形式でダンプします。
on: シャットダウンデーモンデバッグモードを開始します。デバッグ情報は、ログファイルに記録されます。
off: シャットダウンデーモンデバッグモードを終了します。これは、シャットダウンデーモン起動時のデフォルトモードです。
各シャットダウンエージェントの状態を取得します。表形式の一時ダンプを行います。
表は、次の列からなります。
Cluster Host
クラスタ内のノード名
Agent
シャットダウンエージェント名
SA State
現在の SA 状態。状態には以下のものがあります。
Idle
現在実行中の SA なし
Init-ing
SA 初期化中
InitWorked
初期化正常終了
InitFailed
初期化失敗
Testing
SAテスト実行中
TestWorked
テスト正常終了
TestFailed
テスト失敗
Killing
SAノード強制停止実行中
KillWorked
ノード強制停止正常終了
KillFailed
ノード強制停止失敗
UnInit-ing
SA 停止実行中
UnInitWorked
SA 停止正常終了
UnInitFailed
SA 停止失敗
Shut State
ノード強制停止状態。状態には以下のものがあります。
Unknown
ノード強制停止は実行されていません。
Killing
SA ノード強制停止実行中
KillWorked
ノード強制停止正常終了
KillFailed
ノード強制停止失敗
Test State
SA テスト状態。状態には以下のものがあります。
Unknown
ノードのテストは実行されていません。
Testing
SA テスト実行中
TestWorked
テスト正常終了
TestFailed
テスト失敗
Init State
SA の初期化および停止状態。状態には以下のものがあります。
Unknown
ノード初期化は実行されていません。
Init-ing
SA 初期化中
InitWorked
初期化正常終了
InitFailed
初期化失敗
UnInit-ing
SA 停止中
UnInitWorked
SA 停止正常終了
UnInitFailed
SA 停止失敗
各シャットダウンエージェントの状態を取得します。解析可能な形式での連続的更新を行います。
rcsd.cfg ファイルの内容に基づき、シャットダウンデーモンを再構成します。
rcsd ログファイルを更新(再オープン)します。古いログファイルは、現在のタイムスタンプでディレクトリに保存されます。
シャットダウンデーモンを起動します。
シャットダウンデーモンを終了します。
指定された CF ノード名 node-name を、定義されたシャットダウンエージェントのセットで停止します。
注意
sdtool -b コマンドでシャットダウンデーモンを起動した場合、または、sdtool -r コマンドでシャットダウンデーモンを再構成した場合は、sdtool -s コマンドの表示結果でシャットダウン機構が正常に動作していることを確認してください。
Init State や Test State に Unknown と表示された場合は、シャットダウンエージェントの初期化やテストをまだ行っていないことを表しています。
しばらく待ってから、再度、sdtool -s コマンドを実行してください。
Init State に InitFailed と表示されたり、Test State に TestFailed と表示された場合は、シャットダウンデーモンやシャットダウンエージェント、ハードウェアの構成設定に誤りがあったり、シャットダウンエージェントが使用しているソフトウェア、ハードウェア、ネットワーク資源に何らかの問題が生じていることが考えられます。
/var/adm/messages (Solarisの場合)、/var/log/messages (Linux の場合)にエラーメッセージが出力されていないか確認してください。
その後、出力されたメッセージの内容に対応した対処を実施してください。
問題の解決後、sdtool -e コマンド、sdtool -b コマンドの順に実行し、シャットダウンデーモンを再起動すると、状態の表示が正常なInitWorked または TestWorked に変わります。
sdtool -e コマンドでシャットダウンデーモンを終了した場合、クラスタノードで異常が発生したとき、PRIMECLUSTERによるノードの停止を行えず、ノードの状態をPRIMECLUSTERで正しく認識できません。
運用ノードで異常が発生した場合は、ユーザ業務を他ノードへ自動切替えすることができず、ユーザ業務を継続することができません。
クラスタノードで異常が発生した場合、異常を取り除いた後に、ノード再起動などの対応が必要となります。
ICMP シャットダウンエージェントを使用している環境で、sdtool -k コマンドを実行した場合、指定されたノードを停止することはできません。
sdtool -k コマンドの終了ステータスは 2 で復帰します。
ノードを強制停止する場合は、以下の方法で手動で強制停止してください。
[Solaris の場合]
物理環境または制御ドメインを強制停止する場合
本体装置の取扱説明書を参照してください。
ゲストドメインを強制停止する場合
制御ドメインで ldm panic-domain コマンドなどを使用してください。
# ldm panic-domain <強制停止するゲストドメイン名>
カーネルゾーンを強制停止する場合
グローバルゾーンで zoneadm halt コマンドなどを使用してください。
# zoneadm -z <強制停止するカーネルゾーン名> halt
[Linux の場合]
VMware 環境の場合
ESXi ホストまたは VMware vCenter Server から仮想マシンを停止してください。
VMware vSphere HA を使用している環境で ESXi ホストに異常が発生した場合、sdtool -s コマンドの表示結果で Shut State に KillFailed と表示されることがありますが、VMware vSphere HA による仮想マシンの移行に成功し、業務が再開している場合は対処不要です。
◆終了ステータス
0 - コマンド正常終了
1 - コマンドラインで指定されたノードが、rcsd.cfg に設定されていません。
2 - ノードのシャットダウンに失敗しました。
4 - マシンのシャットダウン中のため、CLI 要求は無視されました。
5 - 再構成に失敗しました。
7 - コマンドラインで指定されたノードは、ローカルノードです。
51 - パッケージファイルからの製品情報の取得に失敗しました。
52 - シャットダウンデーモンからの出力パイプの削除に失敗しました。
53 - シャットダウンデーモンへの出力パイプの作成に失敗しました。
54 - シャットダウンデーモンへの出力パイプのオープンに失敗しました。
55 - シャットダウンデーモンからの出力パイプの選択に失敗しました。
56 - シャットダウンデーモンからの出力パイプの読込みに失敗しました。
57 - コマンドラインが無効です。
58 - シャットダウンデーモンコマンド入力パイプのオープンに失敗しました。
59 - シャットダウンデーモンコマンド入力パイプへの書込みに失敗しました。
特定のエラーに関する原因の詳細については、rcsd.log ファイルおよび "PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書" を参照してください。
◆ファイル
/etc/opt/SMAW/SMAWsf/rcsd.cfg - rcsd の構成定義ファイル
/var/opt/SMAWsf/log/rcsd.log - rcsd のログファイル
◆関連項目
パスワードの暗号化を行う
◆形式
/opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfcipher -c
◆機能説明
本コマンドは、入力したパスワードの暗号化を行います。パスワードは対話式に入力します。
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オプション
対話形式でパスワードの暗号化を行います。
◆使用例
# /opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfcipher -c [Return]
Enter User's Password: ←パスワードを入力
Re-enter User's Passwd: ←パスワードを再入力
D0860AB04E1B8FA3 ←暗号化されたパスワード
シャットダウン機構の設定で使用するため、暗号化されたパスワードを記録しておきます。
注意
パスワードは256 文字以下にしてください。
◆終了ステータス
0 :正常終了
0以外:異常終了
リモート電源制御ユニットのコンセントを操作し電源の復旧を行う。
◆形式
/opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfrpdupoweron [-d] [-f] -p cluster-host-name
/opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfrpdupoweron [-d] -l [cluster-host-name]
◆機能説明
本コマンドはリモート電源制御ユニットを操作し電源の復旧を行います。
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オプション
このオプションが指定されると、より詳細なログをログファイルに採取します。
一部のコンセントの処理でエラーが発生した場合でも、残りのコンセントの処理を継続して行います。
処理の継続が必要な場合にのみ使用するようにしてください。
指定された CF ノードが接続されているコンセントを操作し電源の復旧を行います。
指定された CF ノードが接続されているコンセントの状態を表示します。
CF ノードが指定されていない場合は、登録されているすべてのノードについて接続されているコンセントの状態を表示します。
◆オペランド
CF ノード名を指定します。
◆使用例
node1 の電源の復旧を行う場合
# sfrpdupoweron -p node1 [RETURN]
node1 が接続されているコンセントの状態を確認する場合
# sfrpdupoweron -l node1 [RETURN]
cluster-host-name IP-address Outlet Status
-------------------------------------------
node1 10.20.30.40 1 On
node1 10.20.30.41 8 On
◆終了ステータス
0:正常終了
1:異常終了
シャットダウンエージェント設定更新機能の管理
◆形式
[RHEL5、RHEL6の場合]
/opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfsacfgupdate {-e [<levels>]|-d|-c|-s|-r}
[RHEL7以降の場合]
/opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfsacfgupdate {-e|-d|-c|-s|-r}
◆機能説明
本コマンドは、シャットダウンエージェント設定更新機能の管理を行います。
シャットダウンエージェント設定更新機能が有効になっている場合に、OS起動時において、シャットダウンエージェントの構成情報を自動的に更新します。本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オプション
シャットダウンエージェント設定更新機能を有効化します。
[RHEL5、RHEL6の場合]
<levels>には、有効にしたいランレベル 2~5 の値を指定します。複数のランレベルを指定することもできます。
例えば、-e 35 と指定した場合、有効となるランレベルは、3と5 になります。
省略した場合は、2~5 までのすべてのランレベルが有効になります。
シャットダウンエージェント設定更新機能を無効化します。
シャットダウンエージェント設定更新機能の設定状態を確認します。
全ノードで保持しているシャットダウンエージェントの構成情報を表示します。
シャットダウンエージェントの構成情報を復旧します。
◆使用例
[RHEL5、RHEL6の場合]
# /opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfsacfgupdate -c [Return]
Configuration file exists. [ OK ]
ipmitool command exists. [ OK ]
ipmi service has been started. [ OK ]
ipmi service’s run level :ipmi service state.
0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
Configuration Update Service’s run level :
0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
#
[RHEL7以降の場合]
# /opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfsacfgupdate -c [Return]
Configuration file exists. [ OK ]
ipmitool command exists. [ OK ]
ipmi service has been started. [ OK ]
ipmi service state. [ enabled ]
Configuration Update Service state. [ enabled ]
#
◆終了ステータス
0 :正常終了
0以外:異常終了
KVM ゲスト OS に関する設定のチェックを行う
◆形式
/opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfkvmtool -c
◆機能説明
本コマンドは、管理 OS 異常切替機能、KVM環境のマイグレーション機能を使用する際に必要な設定ファイル (/etc/opt/FJSVcluster/etc/kvmguests.conf) の内容、および、ゲスト OS で sudo が適切に設定されているかをチェックします。
本コマンドは /etc/opt/FJSVcluster/etc/kvmguests.conf ファイルを作成した管理 OS 上で実行してください。
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オプション
/etc/opt/FJSVcluster/etc/kvmguests.conf ファイルを参照し、自管理 OS 上に構築されている KVM ゲスト OS の設定をチェックします。
◆使用例
# /opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfkvmtool -c
◆終了ステータス
0 :正常終了
0以外:異常終了
KVM 環境でマイグレーションを行う際のクラスタの設定変更を行う
◆形式
/opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfkvmmigrate -p domain [-g] [-t CFtimeout]
/opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfkvmmigrate -u domain [-g]
◆機能説明
本コマンドは、KVM 環境でマイグレーション前とマイグレーション後のクラスタの設定変更を行います。
ライブマイグレーション前
シャットダウン機構の停止
CF のクラスタインタコネクトのタイムアウト値の変更 (10秒 → 600秒)
ライブマイグレーション後
CF のクラスタインタコネクトのタイムアウト値の変更 (600秒 → 10秒)
シャットダウン機構の設定変更 (管理 OS の IP アドレス、管理 OS の CF ノード名、SF のノードの重み)
管理 OS 異常切り替え機能の設定変更 (管理 OS の CF ノード名)
シャットダウン機構の起動
オフラインマイグレーション前
シャットダウン機構の停止
CF のクラスタインタコネクトのタイムアウト値の変更 (10秒 → CFtimeout秒)
オフラインマイグレーション後
CF のクラスタインタコネクトのタイムアウト値の変更 (CFtimeout秒 → 10秒)
シャットダウン機構の設定変更 (管理 OS の IP アドレス、管理 OS の CF ノード名、SF のノードの重み)
管理 OS 異常切り替え機能の設定変更 (管理 OS の CF ノード名)
シャットダウン機構の起動
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
◆オプション
マイグレーション前の設定変更を行います。
マイグレーション後の設定変更を行います。
管理 OS 異常切替機能を使用しない場合に指定します。
オフラインマイグレーション時の CF のクラスタインタコネクトのタイムアウト値を Cftimeout に変更します。
◆オペランド
移動対象のゲスト OS のドメイン名を指定します。
オフラインマイグレーション時の CF のクラスタインタコネクトのタイムアウト値を指定します。単位は秒です。オフラインマイグレーションの実測時間に、300 秒を加算した時間を指定します。
◆使用例
マイグレーション前
# /opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfkvmmigrate -p guest1 [RETURN]
マイグレーション後
# /opt/SMAW/SMAWsf/bin/sfkvmmigrate -u guest1 [RETURN]
◆終了ステータス
0 :正常終了
0以外:異常終了
◆注意事項
本コマンドは、マイグレーションに関連するすべてのゲスト OS において、クラスタが起動している状態で実行してください。