Active DB Guard を使用した運用中に、ETERNUSのハードウェアトラブルが発生し、その後RLP環境の初期化やRLPの再作成などを行う場合は、RLM とRLC のボリュームの状態を確認します。
等価性コピーのセッションが残っている場合、等価性コピーを解除する必要があります。
等価性コピーの解除の手順を以下に示します。
Vオプションおよび Rオプションを指定したrdbbcrlpコマンドを実行してRLPのリモートコピー状態を表示し、等価性コピーが停止していないボリュームおよびボリュームの状態を確認してください。
$ rdbbcrlp -V -R -p RLP名
等価性コピーが停止していないボリュームに対して、Lオプションを指定したACMのswsrpstatコマンドを実行してリモートコピー状態を表示し、等価性コピーのコピー方向を確認してください。
手順1で確認したボリュームの状態により、以下の操作を行ってください。
ボリュームの状態が“halt”の場合
等価性コピーが停止していないボリュームに対して、手順2で確認したコピー方向でACM のswsrpmakeコマンドのjオプションおよびswsrpcancelコマンドを実行してください。
上記以外の場合
等価性コピーが停止していないボリュームに対して、手順2で確認したコピー方向でACMのswsrpcancelコマンドを実行し、等価性コピーを停止してください。
注意
ACMのクラスタ運用を行っている場合、ACMコマンドを実行する際は、ACMの環境変数“SWSTGNODE”の設定を有効にしておく必要があります。
参照
ACMのswsrpstatコマンドおよびswsrpmakeコマンドおよびswsrpcancelコマンドについての詳細は“Eternus SF AdvancedCopy Manager運用手引書” または“ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド”を参照してください。