複写元システムでは、RERUNログ取得中にRLC障害が発生する場合があります。
RLPのオンライン状態でのRLC障害発生からのリカバリ操作の手順を以下に示します。
操作の手順
両システム共通
RLP閉塞メッセージを確認します。なお、閉塞範囲は、自システムのRLP環境です。
rdb: ERROR: qdg20122e:RLPを閉塞しました RLP名='RLP名'
ディスク障害などのメッセージを確認します。
rdbbcofflineコマンドを実行し、RLP環境の使用を終了します。
$ rdbbcoffline -p RLP名 -m term
ディスク障害などを通知するメッセージから、RLC障害の原因を調査します。RLM障害原因が判明したら、ディスク交換などハードウェア製品のリカバリを行います。
以下のいずれかを実施して、RLPを復旧します。
RLP環境の初期化
RLPの再作成
ポイント
利用者業務の実行中にRLC障害が発生しても、利用者業務で使用している利用者アプリケーションへの影響はありません。
また、Symfoware Serverのアーカイブログ運用にも影響はありません。
ただし、RLC障害が発生してRLP閉塞となった時点で、バックアップセンタ運用は中断するため、RLPの復旧(RLP環境の初期化、またはRLPの再作成)とデータベースの移行が必要です。
RLP環境の初期化を実施することで、RLPの再作成を行わなくても、少ない手順でRLPを復旧できる場合があります。
参照
RLP環境の初期化については“5.19 RLP環境の初期化によるRLPの復旧”を参照してください。
RLPの再作成については“5.20 RLPの再作成”を参照してください。