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Symfoware Active DB GuardV12.6.0 運用ガイド
FUJITSU Software

5.3.4 RLPのオンライン状態でのRLC障害

複写元システムでは、RERUNログ取得中にRLC障害が発生する場合があります。
RLPのオンライン状態でのRLC障害発生からのリカバリ操作の手順を以下に示します。

操作の手順

両システム共通

  1. RLP閉塞メッセージを確認します。なお、閉塞範囲は、自システムのRLP環境です。

    rdb: ERROR: qdg20122e:RLPを閉塞しました RLP名='RLP名'
  2. ディスク障害などのメッセージを確認します。

  3. rdbbcofflineコマンドを実行し、RLP環境の使用を終了します。

    $ rdbbcoffline -p RLP名 -m term
  4. ディスク障害などを通知するメッセージから、RLC障害の原因を調査します。RLM障害原因が判明したら、ディスク交換などハードウェア製品のリカバリを行います。

  5. 以下のいずれかを実施して、RLPを復旧します。

    • RLP環境の初期化

    • RLPの再作成

ポイント

  • 利用者業務の実行中にRLC障害が発生しても、利用者業務で使用している利用者アプリケーションへの影響はありません。
    また、Symfoware Serverのアーカイブログ運用にも影響はありません。
    ただし、RLC障害が発生してRLP閉塞となった時点で、バックアップセンタ運用は中断するため、RLPの復旧(RLP環境の初期化、またはRLPの再作成)とデータベースの移行が必要です。

  • RLP環境の初期化を実施することで、RLPの再作成を行わなくても、少ない手順でRLPを復旧できる場合があります。

参照