GFS 共用ファイルシステムでは、1つのファイルシステムを最大 2 ノードまで同時に共用できます。
ファイルシステムのメタデータを管理する MDS が動作するノードがダウンしても、ファイルシステムの処理は継続できます。このような運用を行うためには、MDS を動作させるノードを 2つ選択し、プライマリ MDS を動作させたいノードをプライマリ MDS ノード、セカンダリ MDS を動作させたいノードはセカンダリ MDS ノードとして設定します。
参照
MDS ノードの設定による影響の詳細については、本書の“3.1 MDS ダウンリカバリ”を参照してください。
本書の“4.3.1 ファイルシステムオペレーションとシステム負荷の影響”で説明したように、以下のことを考慮する必要があります。
MDS が動作するノードではファイルシステムのメタデータ更新による CPU、I/O 負荷が発生すること
CPU 処理能力、I/O 処理能力、メモリ容量、スワップ領域
注意
MDS は、ファイルシステムを共用する全ノードからの要求を受け付けて、メタデータの更新処理を行います。このため、MDS が動作する可能性のある MDS ノードには、少なくとも 2つ以上の CPU を搭載してください。
注意
セカンダリ MDS が起動される場合、プライマリ MDS の起動の待ち合わせを行うため、起動に時間がかかる場合があります。