名前
mpnetstat - データ伝送量表示コマンド
形式
/opt/FJSVmpnet/bin/mpnetstat インターフェース名 [-i time] [-n|-a]
説明
本コマンドは、インターフェース名で指定されたインターフェースおよびインターフェースを構成する各デバイスのデータ伝送量を表示します。
"表6.9 オプション一覧"のオプションが指定できます。
オプション | 説明 |
---|---|
-i time | time秒間隔ごとにデータ伝送量を表示します。timeに0を指定した場合は、1回のみ表示します。 |
-n | エラーパケット数を表示しません。 |
-a | 指定されたインターフェースおよびインターフェースを構成する各デバイスのデータ伝送量を表示しますが、時刻、状態を表示しません。 |
表示例
オプション指定なしの表示例
# /opt/FJSVmpnet/bin/mpnetstat mpnet0 Jul 25 09:12:27 2001 Instance: mpnet0 Mode: RR Status: online Name Status Ipkts Ierrs Opkts Oerrs Collis %Ipkt %Opkt fjgi0 active 3743847 0 2105262 0 0 49.4 49.3 fjgi1 active 3829556 0 2163297 0 0 50.6 50.7
-nオプション指定時の表示例
# /opt/FJSVmpnet/bin/mpnetstat mpnet0 -n Jul 25 09:12:27 2001 Instance: mpnet0 Mode: IOMP Status: online Name Status Ipkts Opkts Collis %Ipkt %Opkt fjgi0 standby 6760766 3725882 0 79.5 79.5 fjgi1 active 1746139 962170 0 20.5 20.5
-aオプション指定時の表示例
# /opt/FJSVmpnet/bin/mpnetstat mpnet0 -a Name Ipkts Ierrs Opkts Oerrs Collis %Ipkt %Opkt mpnet0 7556064 0 4257790 0 0 100.0 100.0 fjgi0 3743847 0 2105262 0 0 49.4 49.3 fjgi1 3829556 0 2163297 0 0 50.6 50.7
表示内容
上記の表示例より出力された情報について、"表6.10 データ伝送量表示コマンドの表示情報"に示します。
表示情報 | 説明 |
---|---|
Instance: mpnetX | 指定したインターフェース名を表示します。 |
Mode: IOMP/MH/RR/DA/DSA | 指定したインターフェースの動作モードを表示します。 |
Status: Online/Offline/Unconfigured | 指定したインターフェースの状態を表示します。 |
Name | インターフェースを構成するデバイス名を表示します。 |
Status | デバイスの状態を表示します。 |
Ipkts | 各デバイスの入力パケット数を表示します。 |
Ierrs | 各デバイスの入力エラーパケット数を表示します。 |
Opkts | 各デバイスの出力パケット数を表示します。 |
Oerrs | 各デバイスの出力エラーパケット数を表示します。 |
Collis | 出力衝突数を表示します。 |
%Ipkts | 全入力パケット数に対するデバイスの入力パケット数の割合を表示します。 |
%Opkts | 全出力パケット数に対するデバイスの出力パケット数の割合を表示します。 |
留意事項
本コマンドは、スーパーユーザー権限で発行します。
マルチパス方式で動作中、待機("standby")側デバイスのパケットデータ量(Ipkts、Ierrs、Opkts、Oerrs)は、ブロードキャストデータなどの伝送のため、0以外の値になる場合があります。