名前
mpnet_rid - リソース一括登録/一括削除コマンド
形式
/opt/FJSVmpnet/cluster/bin/mpnet_rid -a [-A|-n node]|-d [-A|-n node]
説明
本コマンドは、パラメーターで指定したノードに対し、一括してリソース登録または削除ができます。
本コマンドは、クラスタ構成するすべてのノードのハード構成およびLANデバイス構成が同一の場合に実行することを推奨します。
リソース一括登録は、本コマンドを実行するノードの/etc/opt/FJSVmpnet/conf/parametersファイルの設定情報を元に全インターフェースのリソース登録を行い、パラメーターで指定されたノードに対して複写します。
また、リソース一括登録する場合は、あらかじめ環境定義複写コマンド(mpnet_copyfileコマンド)を使用し、環境定義情報を複写しておく必要があります。
リソース一括削除は、パラメーターで指定されたノードの全インターフェースのリソース削除を行い、本コマンドを実行したノードのリソース登録前の/etc/opt/FJSVmpnet/conf/parametersファイルが複写されます。
登録/削除ともに全ノードが指定された場合は、コマンド実行するノードを含め、構成されたすべてのノードに対して処理を行います。
"表6.7 オプション一覧"のオプションが指定できます。
オプション | 説明 |
---|---|
-a | 本コマンドを実行するノードのみリソース登録を行います。 |
-a -A | 全ノードのリソース登録を行います。 |
-a -n node | nodeに指定されたノードに対してのみリソース登録を行います。nodeにはクラスタノード名を指定してください。 |
-d | 本コマンドを実行するノードのみリソース削除を行います。 |
-d -A | 全ノードのリソース削除を行います。 |
-d -n node | nodeに指定されたノードに対してのみリソース削除を行います。nodeにはクラスタノード名を指定してください。 |
留意事項
本コマンドは、スーパーユーザー権限で発行します。
環境定義ファイルに使用するインターフェースを追加し、リソース登録する場合は、本コマンドは使用せず、mpnet_addridコマンドを使用してください。
すでにサービス登録されている場合、ファイルに格納したリソースIDが削除される場合があります。万が一、コマンド実行した場合は、clgettreeコマンドで該当するインターフェースのリソースIDを確認し、再設定してください。