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PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.6 (マルチパス機能編)
FUJITSU Software

6.5.3 mpnet_ridコマンド

名前

mpnet_rid - リソース一括登録/一括削除コマンド

形式

/opt/FJSVmpnet/cluster/bin/mpnet_rid -a [-A|-n node]|-d [-A|-n node]

説明

本コマンドは、パラメーターで指定したノードに対し、一括してリソース登録または削除ができます。

本コマンドは、クラスタ構成するすべてのノードのハード構成およびLANデバイス構成が同一の場合に実行することを推奨します。
リソース一括登録は、本コマンドを実行するノードの/etc/opt/FJSVmpnet/conf/parametersファイルの設定情報を元に全インターフェースのリソース登録を行い、パラメーターで指定されたノードに対して複写します。

また、リソース一括登録する場合は、あらかじめ環境定義複写コマンド(mpnet_copyfileコマンド)を使用し、環境定義情報を複写しておく必要があります。
リソース一括削除は、パラメーターで指定されたノードの全インターフェースのリソース削除を行い、本コマンドを実行したノードのリソース登録前の/etc/opt/FJSVmpnet/conf/parametersファイルが複写されます。

登録/削除ともに全ノードが指定された場合は、コマンド実行するノードを含め、構成されたすべてのノードに対して処理を行います。

"表6.7 オプション一覧"のオプションが指定できます。

表6.7 オプション一覧

オプション

説明

-a

本コマンドを実行するノードのみリソース登録を行います。

-a -A

全ノードのリソース登録を行います。

-a -n node

nodeに指定されたノードに対してのみリソース登録を行います。nodeにはクラスタノード名を指定してください。

-d

本コマンドを実行するノードのみリソース削除を行います。

-d -A

全ノードのリソース削除を行います。

-d -n node

nodeに指定されたノードに対してのみリソース削除を行います。nodeにはクラスタノード名を指定してください。

留意事項

本コマンドは、スーパーユーザー権限で発行します。

環境定義ファイルに使用するインターフェースを追加し、リソース登録する場合は、本コマンドは使用せず、mpnet_addridコマンドを使用してください。
すでにサービス登録されている場合、ファイルに格納したリソースIDが削除される場合があります。万が一、コマンド実行した場合は、clgettreeコマンドで該当するインターフェースのリソースIDを確認し、再設定してください。