【非互換内容】
hvshutコマンドのタイムアウト時間を指定する環境変数RELIANT_SHUT_MIN_WAITのデフォルト値を、900(秒)から2147483647(秒)に変更しました。この変更により、環境変数がデフォルト値のままであっても、コマンドがタイムアウトしないようになりました。
ポイント
hvshut コマンドのタイムアウト時に RMS は異常終了するため、クラスタアプリケーション配下のリソースが停止せず起動したままになる場合があります。
この状態にて、他のノードで RMS を起動し、クラスタアプリケーションを強制的に起動すると、リソースが複数ノード上で同時に起動している状態となり、リソースで共用ディスクの制御を行っている場合、データ破壊が発生するおそれがあります。
【変更点】
環境変数RELIANT_SHUT_MIN_WAITがデフォルト値のままの環境で、hvshutコマンドによるリソースの停止処理が900秒以内に完了しない場合、コマンドはタイムアウトし、RMSは異常終了します。このとき、リソースは停止せず起動したままになります。
環境変数RELIANT_SHUT_MIN_WAITがデフォルト値のままの環境では、hvshutコマンドによるリソースの停止処理が完了しない場合でも、コマンドはタイムアウトしません。
【注意事項】
RMSを使用する場合、この環境変数は必ず構成設定に応じた値に変更してください。