userApplication Configuration Wizard では、デフォルトで使用するConfiguration名(“config”)を変更するためのコマンドを提供しています。
このコマンドをWeb-Based Admin Viewの管理サーバで実行することにより、userApplication Configuration Wizardで使用するRMS Configuration名の変更が可能です。詳細な使用方法については、以下を参照してください。
■ wgcnfclient - RMS Configuration名の設定/参照 コマンド
◆機能説明
userApplication Configuration Wizard で表示・操作するRMS Configuration名を変更できます。また、変更された情報は、可能な限りすべてのクラスタノードに配布されます。通常、RMS Configuration名を変更する必要はありません。
◆前提条件
本コマンドが動作するには以下の条件を満たしている必要があります。
クラスタリソースマネージャのパッケージがインストールされていること
インストールされていない場合は、Web-Based Admin Viewの3層構成であると判断し、自ノードの情報のみ変更します。Web-Based Admin Viewの3層構成を使用している場合は、Web-Based Admin Viewのセカンダリ管理サーバ上でも、本コマンドを実行する必要があります。
リソースデータベースの初期導入が完了していること
Cluster AdminのCRMメインウィンドウを表示して、CRMツリービューにすべてのクラスタノードのノードアイコンが表示されていること、ノードアイコンの色が緑であることを確認します。
◆使用例
RMS Configuration名を変更する場合
以下のように、-o オプションに変更したい RMS Configuration名を指定して、コマンドを実行します。
# /etc/opt/FJSVwvucw/bin/wgcnfclient -s config-name -o config2
#
RMS Configuration名を参照する場合
# /etc/opt/FJSVwvucw/bin/wgcnfclient -g config-name
config2
#
config-nameの初期値は、何も設定されていないため、情報を参照しても何も表示されません。
◆補足
本コマンドが異常終了した場合、システムコマンド等のエラーメッセージが表示されることがあります。
その場合には、それらのメッセージに従って対処してください。
注意
RMS Configuration名は、80文字以下にしてください。RMS Configuration名を81文字以上にすると、RMS Configurationの生成やRMSの起動に失敗します。