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Symfoware Server V12.6.0 RDB運用ガイド(Textアダプタ編)
FUJITSU Software

1.1.1 Contentsアダプタの考え方

インターネットを中心とするIT(Information Technology)環境では、従来の正規化された数値データだけではなく、さまざまな形式の文書データや静止画、動画、音声などのマルチメディアデータもビジネスにとって重要になってきています。Symfoware Serverでは、このようなさまざまなデータ(コンテンツ)を蓄積、管理できるデータストアとしてのプラットフォームを提供しています。

さらに、Symfoware Serverでは、蓄積された膨大な量のコンテンツに対して、そのコンテンツの特徴を活かした検索機構を提供するためのContentsアダプタという考え方を導入します。Contentsアダプタとは、データベースに蓄積されたコンテンツに対して、それぞれのコンテンツの特徴を活かした高速なデータ検索機構を搭載可能とするための考え方です。

図1.1 Contentsアダプタの考え方”にContentsアダプタの考え方を示します。Contentsアダプタの考え方では、たとえばデータベースに蓄積したコンテンツがテキストデータならば、テキストデータの特徴を活かしたキーワード検索などが可能な全文検索という機構を組み込みます。また、データベースに蓄積したコンテンツがXMLデータであるならば、XMLの構造に従ったタグを指定した検索が可能なXML検索というXMLデータの特徴を活かした検索機構を組み込みます。そのほかのコンテンツに対しても、それぞれのコンテンツが持つ特徴を活かした検索機構を組み込みます。

このようなContentsアダプタの考え方により、データベースに蓄積したさまざまなデータを効率的に検索することができ、蓄積したデータを有効に活用することができます。

図1.1 Contentsアダプタの考え方

全文検索

テキストデータの特性を活かした検索。テキスト全文を検索対象としたキーワード検索などの検索機構。

XML検索

XMLデータの特性を活かした検索。XMLの構造に従ったタグを指定した検索機構。

その他検索

それぞれのデータの特性を活かした検索。