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Symfoware Server V12.6.0 アップデート情報
FUJITSU Software

2.63 GROUP BY句を指定した導出表を含むSQL文の探索条件の判定タイミングの変更

変更内容

以下のいずれかの導出表を指定したSQL文のWHERE句に、導出表を絞り込む探索条件を指定した場合、その探索条件を導出表のWHERE句に移動することにより、導出表の結果のワークテーブルを作る前に探索条件を判定できるようになります。

これにより、導出表の結果のワークテーブルのサイズが小さくなりSQL文のレスポンスが向上します。

非互換

V6.0L10以前

導出表を実行してワークテーブルを作成した後に、そのワークテーブルを読み込みながら探索条件を判定します。

V7.0L10以降

導出表を絞り込む探索条件を指定した場合、その探索条件を導出表のWHERE句に移動して、導出表用のワークテーブルを作る前に探索条件を判定します。

ほとんどの場合、検索性能が向上しますが、最適化情報を設定しない運用の場合、移動した探索条件により最適でないアクセスプランが作成され、バージョンアップを契機に、まれにSQL文のレスポンスが悪くなることがあります。

対処方法

以下の1)、2)のいずれかを行ってください。

1)
2)

SQL文にASSIST指定のLEADING_TABLEまたはUSE_INDEXを指定して、ジョイン順またはインデックスを固定してください。