変更内容
トランザクションを超越するカーソルのオープン中にrdbexdsiコマンドが実行されても、アプリケーションが正常に動作するようになります。
ただし、トランザクションを終了した時点でカーソルを位置づけている行のDSIが、rdbexdsiコマンドによりSQL処理の対象から除外された場合は、従来どおりアプリケーションにエラーが通知されます。
非互換
トランザクションを超越するカーソルのオープン中にrdbexdsiコマンドが実行された場合の、アプリケーションの振る舞いが以下のように変更になります。
rdbexdsiコマンドの対象DSI | アプリケーションの振る舞い | ||
---|---|---|---|
V10.0.1以前 | V10.1.0以降 | ||
トランザクションを超越するカーソルで参照する表のDSI | トランザクション終了時にカーソルを位置づけている行のDSI | エラー | エラー |
トランザクション終了時にカーソルを位置づけている行のDSIと異なるDSI | 正常動作 | ||
トランザクションを超越するカーソルで参照しない表のDSI |
対処方法
対処は不要です。
ただし、rdbexdsiコマンドによるDSIの除外または除外の解除は、アプリケーションの次のトランザクションから有効になるので、トランザクションを終了していない場合は以下の注意が必要です。
トランザクション実行中にrdbexdsiコマンドでDSIが除外されても、そのDSIに含まれる行が検索結果に含まれる場合があります。
トランザクション実行中にrdbexdsiコマンドでDSIの除外を解除しても、そのDSIに含まれる行が検索結果に含まれない場合があります。