ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V12.6.0 アップデート情報
FUJITSU Software

2.24 SQL文の制限値エラー通知

変更内容

V10.0.1以前

制限値を超える資源を指定したSQL文を実行すると、Symfoware/RDBがダウンまたは無応答となる場合がありました(P番号P805588により修正されており、これを含む緊急修正を適用している場合、以下の制限値チェックパラメタを指定できます)。

V10.1.0以降

システム用の動作環境ファイルの以下の制限値チェックパラメタにONを指定することにより、制限値を超える資源を指定したSQL文を実行した場合にエラーを通知します。指定を省略した場合はOFFが指定されたとみなします。

なお、パラメタ変更後はSymfoware/RDBの再起動が必要です。

MAX_UNION
MAX_UNION=({ON|OFF})
ON:

1つのSQL文に指定したUNIONの数が定量制限値(64個)を超えた場合、以下のエラーメッセージを出力します。

“JYP8940E 問合せ式に指定された問合せ項の数が制限値“64”を超えています.”
OFF:

制限値のエラー通知を行いません。

MAX_JOINED_TABLE
MAX_JOINED_TABLE=({ON|OFF})
ON:

FROM句の1つの表参照に指定した、結合表の入れ子の数が定量制限値(128個)を超えた場合、以下のエラーメッセージを出力します。

“JYP8987E:表参照に指定された結合表の数が制限値“128”を超えています.”
OFF:

制限値のエラー通知を行いません。

MAX_FUNCTION
MAX_FUNCTION=({ON|OFF})
ON:

1つの値式に指定した関数の入れ子の数、または演算式の数が定量制限値(128個)を超えた場合、以下のエラーメッセージを出力します。

“JYP8988E:値式に指定された関数または演算式の数が制限値“128”を超えています.”
OFF:

制限値のエラー通知を行いません。

非互換

制限値チェックパラメタにONを指定した場合、制限値を超える資源を指定したSQL文を実行すると、従来正常終了していたものがエラー通知されるようになります。

対処方法

制限値チェックパラメタを省略または制限値チェックパラメタにOFFを指定した場合は、従来の動作を保証します。

ただし、V10.1.0以前では、Symfoware/RDBがダウンまたは無応答となる場合があります(P番号PG87862により修正されており、これを含む緊急修正を適用していない場合に該当します)。