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Kシリーズ端末エミュレータ LBPサポートV7.2 L30 使用手引書
FUJITSU Software

D.1 印刷動作の置換について

3.3.4 拡張印刷モードの設定により、ホストからの印刷制御情報を置換して動作することができます。

(1) 「ホストからの指定」について

ホスト側での装置記述(モデル名)により印刷制御情報の対応が少し異なります。

■用紙

「拡張印刷モード」で選択する項目の用語/文字

項目に対応するホストのプリンタファイル記述のパラメータ

ホスト側装置記述(モデル名)

FMLBP1

FMLBPCM

FMLBP2

FMLBP2CM

用紙

用紙サイズ

FORM-

FORM-

A3

A3

@A3

@A3

B4

B4

@B4

@B4

A4

A4

@A4

@A4

B5

B5

@B5

@B5

A5

A5

@A5

@A5

レター

レター

@LETTER

@LETTER

ALL

すべての用紙

(任意)

(任意)


■印刷モード

「拡張印刷モード」で選択する項目の用語/文字

項目に対応するホストのプリンタファイル記述のパラメータ

ホスト側装置記述(モデル名)

FMLBP1

FMLBPCM

FMLBP2

FMLBP2CM

印刷モード

印刷形式

PMODE-

PMODE-

ポートレート

@P

@P

ランドスケープ

@L

@L

LP

LPモード

@C

@C

(指定なし)

すべての印刷形式

(任意)

(任意)


■印刷面指定

「拡張印刷モード」で選択する項目の用語/文字

項目に対応するホストの

プリンタファイル記述のパラメータ

ホスト側装置記述(モデル名)

FMLBP1

FMLBPCM

FMLBP2

FMLBP2CM

印刷面指定

印刷面

SIDE-

SIDE-

1)装置設定

面指定なし

@DEVICE

2)片面継続

片面印刷を開始/継続

@FRONT

@FRONT

@DEVICE

3)両面継続

両面印刷を開始/継続(表裏限定なし)

@BOTH

@BOTH

4)表面から両面

表面から両面印刷を継続(表面専用)

5)裏面から両面

裏面から両面印刷を継続(裏面専用)

6)両面指定時

3)~5)であれば置換する

7)面指定時

2)~5)であれば置換する

8)すべて

面指定によらず置換する

※:「ホストからの指定」の条件は、プリンタファイル記述だけでなく帳票定義体で指定した内容も有効です。ただし、各指定の有効範囲や優先関係はASP側仕様に依存します。例えば、「印刷面指定」の4)、5)の条件は、プリンタファイル記述では指定できず帳票定義体でのみ指定可能です。


■その他の条件

「拡張印刷モード」で選択する項目の用語/文字

項目に対応するホストのプリンタファイル記述のパラメータ

ホスト側装置記述(モデル名)

FMLBP1

FMLBPCM

FMLBP2

FMLBP2CM

給紙口

給紙カセット

CASSETTE-

CASSETTE-

@A

カセット任意

@ALL

@ALL

@U

第一(上段)カセット

@UPPER

@UPPER

@L

第二(下段)カセット

@LOWER

@LOWER

@LOWER2

@LOWER3

縮刷

印刷形式

PMODE-

@LIST

LPシートの縮刷

@LIST

@PZOOM

ポートレート80%

@PZOOM

@LZOOM

ランドスケープ80%

@LZOOM

@PZOOM60

ポートレート60%

@PZOOM60

@LZOOM60

ランドスケープ60%

@LZOOM60

ZOOM80

80%

@PZOOM

@LZOOM

ZOOM60

60%

@PZOOM60

@LZOOM60

ZOOM

80%または60%

@PZOOM

@LZOOM

@PZOOM60

@LZOOM60

※:半角文字列で直接入力してください。他の指定があれば、カンマで区切ってください。

例:

@A,@PZOOM


(2) 「置換する印刷動作」について

LBP装置により異なります。

「拡張印刷モード」の「置換する印刷動作」で有効な項目

○:置換は有効  △:置換は一部制限あり  ×:置換は無効

XLシリーズ

出力用紙

自動

ホストからの指定用紙※3

A3

A3

B4

B4

A4

A4

B5

B5

A5

A5

レター

レター

リーガル

リーガル

○※4

印刷面動作

自動

ホストからの指定を優先

△※5

片面印刷

片面印刷

△※5

左綴じ両面

左綴じ両面印刷

△※5

上綴じ両面

上綴じ両面印刷

△※5

裏面シフト

0~99(mm)

両面印刷時、綴じしろのために裏面の印刷域を移動

×

その他の動作※2

給紙口

#A

カセット任意

#1

給紙口1(上段カセット)

#2

給紙口2(下段カセット)

#3

給紙口3

#4

給紙口4

#5

給紙口5

#M

手差し

ANKフォント※1

ANK0

ANKを「MSゴシック」フォントで印字

ANK1

ANKを「MS明朝」フォントで印字

漢字フォント

KFM+

漢字(明朝体)をMSフォント優先で印字

KFG+

漢字(ゴシック体)をMSフォント優先で印字

縮刷

ZOOM80  ※3

80%縮刷

ZOOM60  ※3

60%縮刷

※1:KLBPEMUの「K印刷モード」の「ANKフォント」が優先します。

※2:半角文字列で直接入力してください。他の指定があれば、カンマで区切ってください。

例:

#A,ANK1,ZOOM80

※3:「その他の動作」で縮刷が指定されている場合は下記となります。

ホストからの指定用紙

"ZOOM80"指定

"ZOOM60"指定

A3

B4

A4

B5

A5

レター

B4

A4

B5

A5

A5

レター

A4

B5

A5

B5

A5

レター

※4:装置にリーガルカセットが装着可能な場合のみ有効です。

※5:ホストからの両面印刷制御は無効ですが、装置の機能を最大限利用可能とするためドライバに次の指定を行います。(機能のないドライバ/装置では指定は無視されます。)

印刷面動作

ドライバ指定値

自動

片面印刷

左綴じ両面

上綴じ両面

ドライバ設定値のまま

片面印刷

左綴じ両面

上綴じ両面

置換の有効/無効によらず、給紙ユニットが未装着であれば下表の動作となります。

ホストへのエラー通知となっている場合は、オペレーションチェックとなります。

最終的に必要なユニット

プリンタドライバに、※1

給紙口がある場合

給紙口がない場合

用紙カセット

印刷動作は続行し、実際に未装着でもエラー通知しません

ホストへエラー通知(※2の場合を除く)

両面ユニット

エラー通知しません

※1:KLBPEMUは、ドライバがサポートしている給紙口で判断します。

※2:ホストからの指定と異なる給紙口へ置換した場合、エラーとせずドライバに設定されている給紙口へ出力します。


(3) 「ホストからのレター用紙指定時」との関係について

「拡張印刷モード」タブで指定する「ホストからの指定」の用紙比較は、「プリンタ装置」タブで指定する「ホストからのレター用紙指定時」の置換後に行います。

「プリンタ装置」の「ホストからのレター用紙指定時」

「拡張印刷モード」の「ホストからの指定」での対象

カセット給紙(レター

レター用紙、カセット給紙です

カセット給紙(リーガル

「用紙/印刷モード」の用紙設定は、「ALL」のみ対象となります

カセット給紙(ハガキ

手差し

用紙はレター用紙扱いです
「その他の条件」でカセット給紙を指定しなければ対象となります


(4) 「出力用紙」指定によるズーミング動作について

「出力用紙」を指定すると、本来の指定用紙の印刷結果と「出力用紙」についてズーミング動作を行います。

ホストからの印刷原点(綴じしろ幅/印刷原点縦位置/印刷原点横位置)の扱いも同様に本来の、

を求め、それについてズーミング動作を行います(原点は移動します)。

例:LPモード(A4)指定で、「出力用紙」=B4の場合