記述形式
swscsrestexec 接続情報ファイル |
機能説明
SAPクラウドサービス連携ジョブで呼び出されるコマンドです。
SAP Job Scheduling サービスインスタンス上に作成されたCloud Foundryタスクへの実行依頼/完了待ち合わせを行います。
本コマンドの終了コードがSAPクラウドサービス連携ジョブの終了コードになります。
オプション
接続情報ファイル
コマンドに指定するパラメタを記載したファイル名を指定します。
256バイト以内のフルパスで指定します。
接続情報ファイルの詳細については、“7.3 SAPクラウドサービス連携 接続情報ファイル【Windows版】【Linux版】”を参照してください。
終了コード
終了コード | 意味 |
|---|---|
0 | 正常終了。 |
1 | コマンドの実行時の引数に誤りがあります。 |
2 | 接続情報ファイルのパラメタ設定値に誤りがあります。 |
3 | コマンドの実行時に行うファイル操作に失敗しました。 |
4 | 指定された接続先URLへのHTTPリクエストが失敗しました。 |
5 | 指定された接続先URLへのHTTPリクエストがタイムアウトしました。 |
6 | リクエストの完了待ち合わせがタイムアウトしました。 |
7 | リクエストの実行結果が正常終了値ではありません。 |
8 | リクエストのレスポンス結果の解析に失敗しました。 |
9 | Systemwalker Operation Managerのジョブとして登録されていないため、実行されませんでした。 |
10 | 認証情報の取得に失敗しました。 |
99 | 内部エラーが発生しました。 |
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin |
Linux | /usr/bin |
使用例
接続情報ファイルのパスが/connectionfiles/connectioninfo.jsonの場合のジョブの定義例を以下に示します。
swscsrestexec /connectionfiles/connectioninfo.json |
実行結果/出力形式
HttpStatusCode=200 HttpResHeader=/response/resheader.json HttpResBody=/response/resbody.json scheduleId=5f58c2fb-a428-4f4b-9e1d-312e3be8952c ChkResultHttpStatusCode=200 ChkResultHttpResHeader=/response/chkresultheader.json ChkResultHttpResBody=/response/chkresultbody.json runId=5646889BB133728EE10000000A61A0D8 runState=SUCCESS |
HttpResHeader、HttpResBody、ChkResultHttpResHeader、ChkResultHttpResBodyは、レスポンスの出力先の指定がない場合は出力されません。
注意事項
本コマンドは、Systemwalker Operation Managerのジョブ(SAPクラウドサービス連携ジョブ)として登録された場合にだけ実行することができます。コマンドプロンプトから直接実行するなど、Systemwalker Operation Managerのジョブ以外の方法で実行することはできません。
HTTPレスポンスヘッダや HTTPレスポンスボディの内容は、標準出力には出力されません。接続情報ファイルに出力結果ファイルのパスを指定することでファイル出力できます。
SAPクラウドサービス連携ジョブを強制終了操作した場合、SAPクラウドサービス連携ジョブは強制終了されますが、実行依頼したSAP Job Scheduling サービスのCloud Foundryタスクは強制終了されません。
SAPクラウドサービス連携ジョブを実行するたびに、Cloud FoundryタスクにCreate Job Schedule APIによる即時実行のスケジュールが作成されます。作成されたスケジュールは、Cloud Foundryタスク上に残るため、不要であれば運用の中で適宜削除してください。
SAPクラウドサービス連携ジョブ内で呼び出されるHTTPリクエストのステータスコードが200番台以外の場合、SAPクラウドサービス連携ジョブはHTTPリクエスト失敗のエラーとなります。
本コマンドは、ネットワークジョブや分散実行ジョブで実行することはできません。
