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Systemwalker Operation Manager Systemwalker for ERPパッケージジョブ連携ガイド SAP ERP編
FUJITSU Software

4.1.3 IPv6環境の場合の定義

IPv6環境で、SAP ERPジョブ連携を運用する場合は、あらかじめ環境変数“SAP_IPv6_ACTIVE”の定義が必要です。

環境変数の設定は、SAP ERPジョブ連携がインストールされたサーバ上で行います。設定方法は、UNIX版とWindows版で異なります。

なお、IPv6環境で運用するためのSAP ERPシステム側の設定については、SAP ERPのドキュメントを参照してください。

【UNIX版の場合】

以下のいずれかのユーザの環境変数を定義するファイル(.profile、.login)に、環境変数“SAP_IPv6_ACTIVE”を値“1”として設定してください。

以下の例のように設定します。

例) shまたはkshを使用している場合、.profileに以下の環境変数を追加します。

SAP_IPv6_ACTIVE=1
export SAP_IPv6_ACTIVE

例) cshを使用している場合、.loginに以下の環境変数を追加します。

setenv SAP_IPv6_ACTIVE 1

【Windows版の場合】

Administratorsグループに属するユーザを使用して、システム環境変数に環境変数名“SAP_IPv6_ACTIVE”を定義します。

システム環境変数に環境変数名“SAP_IPv6_ACTIVE”を設定する手順の概要は、以下のとおりです。詳細を知りたい方は、Windowsのオンラインヘルプを参照してください。

  1. [システムのプロパティ]ダイアログボックス-[環境変数]ダイアログボックスの表示

    1. [コントロールパネル]で[システムとセキュリティ]をクリックします。

    2. [システム]をクリックし、[システムの詳細設定]をクリックします。

    3. [詳細設定]タブの[環境変数]ボタンをクリックします。

  2. 環境変数名“SAP_IPv6_ACTIVE”をシステム環境変数に設定

    1. [環境変数]ダイアログボックスで、[システム環境変数]内の[新規]ボタンをクリックします。

    2. [新しいシステム変数]ダイアログボックスで、[変数名]に“SAP_IPv6_ACTIVE”、[変数値]に“1”を入力して[OK]ボタンをクリックします。

    3. [システム環境変数]一覧に追加されたシステム環境変数が正しいことを確認して、[OK]ボタンをクリックします。

設定内容を反映するためには、Windowsを再起動する必要があります。

以上で、IPv6環境においてSAP ERPジョブ連携を運用するための設定は完了です。