ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V12.6.0 RDB運用ガイド(データベース定義編)
FUJITSU Software

2.12 DSIの初期化

DSIは、データを格納する前までに初期化しておかなければなりません。ここでは、DSIの初期化について説明します。以下にデータベースの創成方法とDSIの初期化の関係を示します。

データベースの創成方法とDSIの初期化の関係

rdbsloaderコマンドを使用する場合

アプリケーションのINSERT文を使用する場合

データベースの定義

rdbsloaderでのデータベース創成
  
  

データベースの定義

DSIの初期化

アプリケーションでのデータベース創成


DSIは、データを格納する前までに初期化しておかなければなりません。DSIの初期化は、rdbfmtコマンドで行います。ただし、rdbsloaderコマンドによりデータを格納する場合にはDSIの初期化は不要です。

また、性能向上を計るためDSIと共用バッファとの対応づけを行う場合は、rdbfmtコマンドを行う前に、rdbconbfコマンドを行います。

参照

rdbconbfコマンドおよびrdbfmtコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。

作成したDSIの初期化

rdbconbf -i 在庫管理DB.在庫表DSI POOL1
rdbconbf -i 在庫管理DB.関西発注表DSI POOL2
rdbconbf -i 在庫管理DB.製品番号IXDSI POOL3
rdbfmt -mi -i 在庫管理DB.在庫表DSI
rdbfmt -mi -i 在庫管理DB.関西発注表DSI
rdbfmt -mi -i 在庫管理DB.製品番号IXDSI

参考

rdbfmtコマンドは、以下のいずれかの条件を満たす場合、対象DSIの割付け領域のデータ内容が保証されないため、DSI割付け量に依存した処理時間になります。なお、条件に当てはまらない場合は、DSI割付け量には依存しません。

  • 対象DSIの定義直後

  • 対象DSIがアクセス禁止状態

  • 格納構造が、以下のいずれかの場合

    • RANDOM構造の表

    • RANDOM構造の表のDSIに付加されたBTREE構造のインデックス

    • OBJECT構造の表

    • OBJECT構造の表のDSIに付加されたBTREE構造のインデックス