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Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)
FUJITSU Software

11.5.1 フェイルオーバ運用のスタンバイ機能のシステム構成

運用待機のシステム構成について説明します。

運用待機のシステム構成

1:1運用待機の場合のシステム構成を以下に示します。

ファイルの配置

スタンバイ機能を利用して運用する場合、ファイルは、共用ディスク装置またはローカルディスクに配置します。Symfoware/RDBでは、データベースのように切替え後に運用状態を引き継ぐものは、共用ディスク装置に配置します。運用状態を引き継ぐ必要のないファイルは、ローカルディスクに配置します。共用ディスク装置には、共用ディスクまたは切替えディスクがあり、ファイルによって、どちらかに配置します。

Symfoware/RDBを構成するファイルの種別と配置先を、以下の表に示します。

表11.2 スタンバイ機能を利用した運用におけるSymfoware/RDBを構成するファイルの種別と配置先

ファイル

種別

配置先

RAW

FILE

共用

切替え

ローカル

Symfoware/RDB

RDB構成パラメタファイル

  

  

  

RDBディクショナリ

  

  

RDBディレクトリファイル

  

  

データベーススペース(ユーザログテーブル)

  

  

ログ管理ファイル

  

  

テンポラリログファイル

  

  

アーカイブログファイル

  

  

動作環境ファイル(クライアント用)

  

  

  

RDBコマンドの作業ファイル

  

  

RDBディクショナリの退避データ

  

  

rdbcycexpの出力ファイル

  

  

アーカイブログファイルの退避データ

  

  

リカバリ制御ファイル

  

  

メッセージログファイル

  

  

  

RAW : ローデバイス
FILE : UNIXファイル
共用 : GDS(同時アクセス用共用ディスク)
切替え : 切替えディスク
ローカル : ローカルディスク
○ : 資源の配置が可能

参照

共用ディスク装置に関する定義の方法は、“PRIMECLUSTER導入運用手引書”を参照してください。
ファイル配置の考慮点については、“11.5.3 ファイル配置の考慮点”を参照してください。
資源の配置の詳細は、“付録C Symfoware/RDB資源のディスク配置”を参照してください。