ファイルを配置するときに考慮することを、以下に説明します。
■RDBコマンドで扱う各種ファイルについて
RDBコマンドで扱う各種ファイルは、運用に応じて共用ディスク装置またはローカルディスクに配置します。
◆RDBコマンドの作業ファイルについて
以下のファイルはローカルディスクに配置します。そのほかのRDBコマンドで扱うファイルについては、運用により配置先を決定してください。
rdbrcvコマンドのwオプションで指定するワークファイルパス名
rdbadjrcvコマンドのwオプションで指定するワークファイルパス名
rdbrcvdicコマンドのwオプションで指定するワークファイルパス名
■RDBコマンド実行前に取得する退避ファイルについて
◆rdbgcdicコマンドによるRDBディクショナリの再配置
rdbgcdicコマンド実行前に、コマンドの異常終了に備えてOS機能を使用してRDBディクショナリとRDBディレクトリファイルをバックアップします。
これらの退避ファイルは、共用ディスク装置またはローカルディスクに配置します。
ローカルディスクに配置した場合は、rdbgcdicコマンド実行中の切替えに備えてテープ媒体にバックアップするかまたは待機ノードにファイル転送します。rdbgcdicコマンド実行中に切替えが発生した場合は、待機ノードでこれらの退避ファイルを使用してRDBディクショナリとRDBディレクトリファイルをリカバリし、そのあと、rdbgcdicコマンドを再実行します。
◆rdbaldicコマンドによるRDBディクショナリの追加割当て
rdbaldicコマンド実行前に、コマンドの異常終了に備えてOS機能を使用してRDBディクショナリとRDBディレクトリファイルをバックアップします。
これらの退避ファイルは、共用ディスク装置またはローカルディスクに配置します。
ローカルディスクに配置した場合は、rdbaldicコマンド実行中の切替えに備えてテープ媒体にバックアップするかまたは待機ノードにファイル転送します。rdbaldicコマンド実行中に切替えが発生した場合は、待機ノードでこれらの退避ファイルを使用してRDBディクショナリとRDBディレクトリファイルをリカバリし、その後、rdbaldicコマンドを再実行します。
■異常時に備えたバックアップ用のファイルについて
RDBディクショナリ、RDBディレクトリファイルの異常時に備えたバックアップ用のファイルは、運用に応じて共用ディスク装置またはローカルディスクに配置します。
◆rdbdmpdicコマンドによるRDBディクショナリのバックアップ
rdbdmpdicコマンドで取得するRDBディクショナリの退避データは、共用ディスク装置またはローカルディスクに配置することができます。
ローカルディスクに配置する場合は、切替え先でのリカバリに備えて、あらかじめテープ媒体などにバックアップしておくか、切替え先のRDBシステムへ転送が必要なため、共用ディスク装置に配置することをお勧めします。
◆アーカイブログファイルのバックアップ
rdblogコマンドで取得するアーカイブログの退避ファイルは、共用ディスク装置またはローカルディスクに配置することができます。
ローカルディスクに配置する場合は、切替え先でのリカバリに備えて、あらかじめデープ媒体などにバックアップしておくか、切替え先のRDBシステムへ転送が必要なため、共用ディスク装置に配置することをお勧めします。