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Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)
FUJITSU Software

11.4 運用形態

システムの運用形態について説明します。

フェイルオーバ運用

フェイルオーバ運用における運用形態には以下があります。

1:1運用待機

1つのノードで1つの運用系または待機系が動作する形態です。この形態は、運用系の異常時にフェイルオーバすることで業務の継続が可能なため、信頼性の高いシステムが構築できます。

カスケード

1つのノードで1つの運用系が動作し、そのほかの複数のノードで待機系が動作する形態です。この形態は、1:1運用待機と比べ、ニ重故障が発生しても業務の継続が可能となり、可用性の高いシステムが構築できます。また、長期的なノードの保守やノードの故障により1つのノードを起動できない場合でも、運用待機の構成を保証することができます。

運用形態の選択基準

運用形態の選択基準を以下の表に示します。

表11.1 運用形態の選択基準

システム種別

ニ重故障に耐えられるシステム(注)

要件あり

要件なし

フェイルオーバ運用

カスケード

1:1運用待機

注) 長期的なノードのメンテナンスなどでノードの起動ができない場合も含みます。