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Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)
FUJITSU Software

10.1.2 エントリからのエクスポート時の異常時の運用

エントリのエクスポート実行中に、ダウンなどの理由で、エントリがPURGE状態になった場合のリカバリ方法を示します。

エントリのエクスポート実行中にサーバがダウンした場合、エクスポート処理を再実行すると、以前の出力ファイル内のログと再実行した出力ファイル内のログが重複することがあります。ダウンした場合は、以下の対処を実施してください。

出力ファイル作成完了メッセージ (注1)

該当エントリのステータス

対処方法

出力済み

FULL

出力ファイルを削除して、コマンドを再実行してください。

EMPTY

対処は不要です。出力ファイルは正常として扱ってください。

PURGE (注2)

出力ファイルは正常として扱ってください。出力ファイルを保存(コピー+削除)したあとで、コマンドを再実行してください。

INH

出力ファイルは正常として扱ってください。出力ファイルを保存(コピー+削除)したあとで、エントリをメディアリカバリしてください。

未出力

FULL

出力ファイルを削除して、コマンドを再実行してください。

EMPTY

-

PURGE

-

INH

出力ファイルがあれば削除して、エントリをメディアリカバリしたあとに、コマンドを再実行してください。

注1) 出力ファイルの作成完了メッセージとは以下のことです。
“qdg14002i ユーザログテーブルからd*件のデータを抽出しました DSI名='s*' 通番:t* u*”
注2) このとき、rdbcycexpコマンドではエントリの状態だけを更新します。