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Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)
FUJITSU Software

6.3.7 順番性の保証

ユーザログテーブルでは、高速にログ書込みを行うために、格納媒体上はログの発生順番を保証していません。このため、ユーザログを発生順番で並べ替える必要がある場合は、rdbcycexpコマンドでエクスポートしたファイルに対して、外部ツールなどでソートを行います。この場合、表定義で定義したSEQUENCE_NOに自動付加された格納順番号を利用してソートします。

注意

トランザクション内の全ログをソートする場合は、トランザクションが複数の出力ファイルに跨る可能性があるため、該当トランザクションが含まれる可能性のあるすべての出力ファイルを対象にして、TRANSACTION_IDとSEQUENCE_NOをもとに選択と外部ツールなどを利用してソート処理を実施してください。
ただし、トランザクション情報レコードが出力された後に、次の出力ファイルに該当トランザクションのユーザログレコードが出力されることはありません。
該当トランザクションのトランザクション情報レコードが出力された出力ファイルまでをソート処理の対象としてください。

以下に運用イメージを記述します。

ポイント

Symfoware Serverのユーティリティ(rdbsaloaderコマンドなど)を利用して、上記のファイルを別の分析データベースに追加/蓄積を行い、TRANSACTION_IDやSEQUENCE_NOを基にSQL文を利用して分析することもできます。