Systemwalker Operation Managerに登録済みのホストグループに対して、構成ホストを操作します。
以下の操作が可能です。
エンドポイント | HTTP | 操作内容 |
---|---|---|
/v1/host-groups/{hostgroupname}/contained-hosts/{hostname} | GET | 指定した構成ホストの情報を取得します。 |
POST | 指定した構成ホストの属性を変更します。 | |
DELETE | 指定した構成ホストをホストグループから削除します。 | |
/v1/contained-hosts | POST | ホストグループに構成ホストを追加します。 |
GET | 構成ホストの情報の一覧を取得します。 |
contained-hostsリソースのオブジェクトのフィールドは、以下のとおりです。
なお、システムで一意の構成ホストを指定する場合、SE版では、ホストグループ名と構成ホストのホスト名を指定します。EE版およびGEE版では、サブシステム番号とホストグループ、構成ホストのホスト名を指定します。
フィールド名 | 型 | 説明 |
---|---|---|
host | 文字列 | 接続先のホスト名 |
subsystem | 数値 | サブシステム番号 |
hostgroupname | 文字列 | ホストグループ名 |
hostname | 文字列 | 構成ホストのホスト名 |
status | リスト | 構成ホストの状態 |
maxexec | 数値 | 構成ホストの最大多重度 |
run | 数値 | 構成ホストで実行中のジョブ数 |
機能説明
contained-hostsリソースを指定したGETメソッドのリクエストを送ることで、対象の構成ホスト情報を取得します。
実行に必要な権限/実行環境
Systemwalker Operation Manager環境設定でSystemwalker Operation Manager利用者の限定をしている場合、swadminグループに所属するユーザの権限が必要です。Systemwalker Operation Manager利用者の限定をしていない場合は、一般ユーザの権限で使用できます。
リクエスト
GET
/v1/subsystems/{subsystem}/host-groups/{hostgroupname}/contained-hosts/{hostname}
/v1/host-groups/{hostgroupname}/contained-hosts/{hostname} (サブシステム番号を省略する場合)
パスパラメータで、以下のパラメータを指定します。
パラメータ | 指定方法 | 型 | 説明 |
---|---|---|---|
subsystem | パス | 数値 | 対象の構成ホストが存在するサブシステム番号(0~9)を指定します。サブシステム番号を省略する場合は0になります。 |
hostgroupname (*) | パス | 文字列 | 対象の構成ホストが存在するホストグループを指定します。(注1) |
hostname(*) | パス | 文字列 | 対象の構成ホスト名を指定します。 |
(*):必須のパラメータ
パス:パスパラメータ
hostgroupnameには、いずれかのキューに登録されたホストグループを指定できます。“18.3.4.4 キュー情報の一覧取得”のWeb APIでqueuesリソースの一覧を取得し、そのhostgroupフィールド値からホストグループを確認できます。
レスポンス
以下のHTTPステータスコードを返却します。
コード | 説明 |
---|---|
200 | リクエストの処理が正常終了しました。 |
401 | 認証情報の指定に誤りがあります。 |
403 | swadminグループに所属するユーザの権限ではありません。 |
404 | 対象の構成ホストは存在しません。
|
500 | リクエストの処理中にサーバで異常が発生しました。 |
対象のcontained-hostsリソースのオブジェクトを返却します。
使用例
サブシステム番号0、ホストグループ名が“hostgroup1”、構成ホスト名が“host1”の構成ホストを取得する場合のAPIの使用例を以下に示します。なお、レスポンス例は、dataフィールドに格納されるcontained-hostsリソースのオブジェクトを示しており、レスポンスヘッダおよび他のフィールドは省略しています。
GET /Systemwalker-omgr/api/v1/subsystems/0/host-groups/hostgroup1/contained-hosts/host1 HTTP/1.1 Host: Systemwalker Operation Managerサーバのホスト名:9900 Authorization: Basic ********************
{ "host": "Systemwalker Operation Managerサーバのホスト名", "subsystem": 0, "hostgroupname": "hostgroup1", "hostname": "host1", "status": "ACT", "maxexec": 10, "run": 0 }
機能説明
contained-hostsリソースを指定したPUTメソッドのリクエストを送ることで、対象の構成ホストの定義を一時変更します。
実行に必要な権限/実行環境
システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限が必要です。
リクエスト
PUT
/v1/subsystems/{subsystem}/host-groups/{hostgroupname}/contained-hosts/{hostname}
/v1/host-groups/{hostgroupname}/contained-hosts/{hostname} (サブシステム番号を省略する場合)
パスパラメータおよびリクエストボディで、以下のパラメータを指定します。
パラメータ | 指定方法 | 型 | 説明 |
---|---|---|---|
subsystem | パス | 数値 | 対象の構成ホストが存在するサブシステム番号(0~9)を指定します。サブシステム番号を省略する場合は0になります。 |
hostgroupname(*) | パス | 文字列 | 対象の構成ホストが存在するホストグループを指定します。 |
hostname(*) | パス | 文字列 | 対象の構成ホスト名を指定します。 |
maxexec | ボディ | 数値 | 対象の構成ホストのジョブの多重度(同時実行可能数)を指定します。範囲は1~999です。 |
(*):必須のパラメータ
パス:パスパラメータ
ボディ:リクエストボディ
レスポンス
以下のHTTPステータスコードを返却します。
コード | 説明 |
---|---|
200 | リクエストの処理が正常終了しました。 |
400 | リクエストパラメータに誤りがあります。
|
401 | 認証情報の指定に誤りがあります。 |
403 | システム管理者の権限ではありません。 |
404 | 対象の構成ホストは存在しません。
|
500 | リクエストの処理中にサーバで異常が発生しました。 |
指定したcontained-hostsリソースのオブジェクトを返却します。
注意事項
構成ホストの属性変更により変更した内容は、ジョブ実行制御を初期化モードで起動するまでの間、保持されます。ジョブ実行制御を初期化モードで起動すると、分散実行の設定は、初期化ファイルに定義した内容に変更されます。
使用例
サブシステム番号0、ホストグループ名が“hostgroup1”、ホスト名が“host1”の構成ホストのジョブの多重度(同時実行可能数)を2に変更する場合のAPIの使用例を以下に示します。
PUT /Systemwalker-omgr/api/v1/subsystems/0/host-groups/hostgroup1/contained-hosts/host1 HTTP/1.1 Host: Systemwalker Operation Managerサーバのホスト名:9900 Authorization: Basic ******************** Content-Type: application/json { "maxexec": 2 }
ジョブの多重度(同時実行可能数)が2に変更されたcontained-hostsリソースのオブジェクトが返ります。“18.3.5.1 構成ホスト情報の取得”のレスポンス例を参照してください。
機能説明
contained-hostsリソースを指定したDELETEメソッドのリクエストを送ることで、対象の構成ホストをホストグループから削除します。
実行に必要な権限/実行環境
システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限が必要です。
リクエスト
DELETE
/v1/subsystems/{subsystem}/host-groups/{hostgroupname}/contained-hosts/{hostname}
/v1/host-groups/{hostgroupname}/contained-hosts/{hostname} (サブシステム番号を省略する場合)
パスパラメータで、以下のパラメータを指定します。
パラメータ | 指定方法 | 型 | 説明 |
---|---|---|---|
subsystem | パス | 数値 | 対象の構成ホストが存在するサブシステム番号(0~9)を指定します。サブシステム番号を省略する場合は0になります。 |
hostgroupname(*) | パス | 文字列 | 対象の構成ホストが存在するホストグループを指定します。 |
hostname(*) | パス | 文字列 | 対象の構成ホスト名を指定します。 |
(*):必須のパラメータ
パス:パスパラメータ
レスポンス
以下のHTTPステータスコードを返却します。
コード | 説明 |
---|---|
200 | リクエストの処理が正常終了しました。 |
401 | 認証情報の指定に誤りがあります。 |
403 | システム管理者の権限ではありません。 |
404 | 対象の構成ホストは存在しません。
|
409 | 対象の構成ホストへの指定の操作はできません。
|
500 | リクエストの処理中にサーバで異常が発生しました。 |
dataフィールドが空のcontained-hostsリソースのオブジェクトを返します。
注意事項
ホストグループに登録する構成ホストの最小数は1です。そのため、対象となるホストグループの構成ホストの登録数が1の場合、削除により構成ホストの登録数が0になるため、削除に失敗します。
使用例
サブシステム番号0、ホストグループ名が“hostgroup1”のホストグループから、ホスト名が“host1”の構成ホストを削除する場合のAPIの使用例を以下に示します。
DELETE /Systemwalker-omgr/api/v1/subsystems/0/host-groups/hostgroup1/contained-hosts/host1 HTTP/1.1 Host: Systemwalker Operation Managerサーバのホスト名:9900 Authorization: Basic ********************
{ "next": false, "total": 0, "data": [] }
機能説明
リクエストボディに構成ホスト情報を指定したPOSTメソッドのリクエストを送ることで、対象のホストグループに構成ホストを追加します。
なお、対象の構成ホストがすでに存在していた場合は、上書き更新します。
実行に必要な権限/実行環境
システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限が必要です。
リクエスト
POST
/v1/contained-hosts
リクエストボディで、以下のパラメータを指定します。
パラメータ | 指定方法 | 型 | 説明 |
---|---|---|---|
subsystem | ボディ | 数値 | 対象の構成ホストが存在するサブシステム番号(0~9)を指定します。サブシステム番号を省略する場合は0になります。 |
hostgroupname(*) | ボディ | 文字列 | 対象の構成ホストが存在するホストグループ名を指定します。 |
hostname(*) | ボディ | 文字列 | 対象の構成ホスト名を指定します。
Web APIから指定する場合、半角英数字および“-”(半角ハイフン)、“_”(半角アンダーバー)、“:”(半角コロン)、“.”(半角ドット)、“%”(半角パーセント)のみ使用できます。 |
maxexec | ボディ | 数値 | 対象の構成ホストのジョブの多重度(同時実行可能数)を指定します。 |
(*):必須のパラメータ
ボディ:リクエストボディ
レスポンス
以下のHTTPステータスコードを返却します。
コード | 説明 |
---|---|
200 | リクエストの処理が正常終了しました。 |
201 | リクエストの処理が正常終了しました。 |
400 | リクエストパラメータに誤りがあります。
|
401 | 認証情報の指定に誤りがあります。 |
403 | システム管理者の権限ではありません。 |
409 | 対象のホストグループに構成ホストは追加できません。
|
500 | リクエストの処理中にサーバで異常が発生しました。 |
追加したcontained-hostsリソースのオブジェクトを返却します。
注意事項
構成ホストの属性変更により変更した内容は、ジョブ実行制御を初期化モードで起動するまでの間、保持されます。ジョブ実行制御を初期化モードで起動すると、分散実行の設定は、初期化ファイルに定義した内容に変更されます。
1つのホストグループ内に登録できる構成ホストは100個までです。そのため、対象となるホストグループの構成ホストの登録数が100の場合、追加に失敗します。
使用例
サブシステム番号0、ホストグループ名が“hostgroup1”のホストグループに、構成ホスト名が“host2”、多重度(同時実行可能数)が4の構成ホストを追加する場合のAPIの使用例を以下に示します。
POST /Systemwalker-omgr/api/v1/contained-hosts HTTP/1.1 Host: Systemwalker Operation Managerサーバのホスト名:9900 Authorization: Basic ******************** Content-Type: application/json { "subsystem": 0, "hostgroupname": "hostgroup1", "hostname": "host2", "maxexec": 4 }
“18.3.5.1 構成ホスト情報の取得”のレスポンス例を参照してください。
機能説明
contained-hostsリソースの一覧を取得します。
実行に必要な権限/実行環境
Systemwalker Operation Manager環境設定でSystemwalker Operation Manager利用者の限定をしている場合、swadminグループに所属するユーザの権限が必要です。Systemwalker Operation Manager利用者の限定をしていない場合は、一般ユーザの権限で使用できます。
リクエスト
GET
/v1/contained-hosts
共通仕様のクエリパラメータが使用できます。
詳細については、“18.2.3.2 リクエストの形式”を参照してください。
レスポンス
以下のHTTPステータスコードを返却します。
コード | 説明 |
---|---|
200 | リクエストの処理が正常終了しました。 |
400 | リクエストパラメータに誤りがあります。
|
401 | 認証情報の指定に誤りがあります。 |
403 | swadminグループに所属するユーザの権限ではありません。 |
500 | リクエストの処理中にサーバで異常が発生しました。 |
contained-hostsリソースのオブジェクトを返却します。
使用例
サブシステム番号0に存在する構成ホストの一覧を取得する場合の、APIの使用例を次に示します。
GET /Systemwalker-omgr/api/v1/contained-hosts?subsystem=0 HTTP/1.1 Host: Systemwalker Operation Managerサーバのホスト名:9900 Authorization: Basic ********************
dataフィールドのオブジェクト配列として、contained-hostsリソースのオブジェクトを返却します。contained-hostsリソースのオブジェクトについては、“18.3.5.1 構成ホスト情報の取得”のレスポンス例を参照してください。