Systemwalker Operation Managerに登録済みのジョブを操作します。
以下の操作が可能です。
エンドポイント | HTTP | 操作内容 |
---|---|---|
/v1/projects/{projectname}/jobnets/{jobnetname}/jobs/{jobnumber} | GET | 指定したジョブの情報を取得します。 |
POST | 指定したジョブを操作します。 | |
/v1/jobs | GET | ジョブ情報の一覧を取得します。 |
jobsリソースのオブジェクトのフィールドは、以下のとおりです。
なお、システムで一意のプロジェクトを指定する場合、SE版では、プロジェクト名とジョブネット名、ジョブ番号を指定します。EE版およびGEE版では、サブシステム番号とプロジェクト名、ジョブネット名、ジョブ番号を指定します。
フィールド名 | 型 | 説明 |
---|---|---|
host | 文字列 | 接続先のホスト名 |
subsystem | 数値 | サブシステム番号 |
projectname | 文字列 | プロジェクト名 |
jobnetname | 文字列 | ジョブネット名 |
jobnumber | 数値 | ジョブ番号 |
jobname_jes | 文字列 | ジョブ実行制御でのジョブ名 |
jobiconex | 文字列 | アイコン種別の説明文 |
jobicon | リスト | アイコン種別 |
jobname | 文字列 | アイコン種別によって返却値が異なります。 |
jobparam | 文字列 | ジョブのパラメータ |
directory | 文字列 | ディレクトリ |
jobcomment | 文字列 | アイコン種別によって返却値が異なります。 |
req_host | 文字列 | 依頼ホスト名 |
status | リスト | ジョブの状態(注1) |
starttime | 日時 | 前回の開始日時 |
endtime | 日時 | 前回の終了日時 |
endcode | 数値 | 終了コード |
statusフィールドの返却値は以下のとおりです。
フィールド値 | ジョブの状態 |
---|---|
Abend | 異常終了 |
Forced | 強制終了 |
Pause | 停止中 |
Execute | 実行中 |
Wait | 実行待ち |
Pseudo | 疑似正常 |
Normal | 正常終了 |
Disable | 無効状態 |
Delay | 実行遅延 |
Warning | 警告 |
Pass & W | パス状態(実行待ち) |
Pass & P | パス状態(停止中) |
Pass & D | パス状態(無効状態) |
機能説明
jobsリソースを指定したGETメソッドのリクエストを送ることで、対象のジョブ情報を取得します。
実行に必要な権限/実行環境
指定のジョブが存在するプロジェクトに対して、参照権以上の権限が必要です。
リクエスト
GET
/v1/subsystems/{subsystem}/projects/{projectname}/jobnets/{jobnetname}/jobs/{jobnumber}
/v1/projects/{projectname}/jobnets/{jobnetname}/jobs/{jobnumber} (サブシステム番号を省略する場合)
パスパラメータで、以下のパラメータを指定します。
パラメータ | 指定方法 | 型 | 説明 |
---|---|---|---|
subsystem | パス | 数値 | 対象のジョブが存在するサブシステム番号(0~9)を指定します。サブシステム番号を省略する場合は0になります。 |
projectname(*) | パス | 文字列 | 対象のジョブが存在するプロジェクト名を指定します。 |
jobnetname(*) | パス | 文字列 | 対象のジョブが存在するジョブネット名を指定します。 |
jobnumber(*) | パス | 数値 | 対象のジョブ番号(注1)を指定します。 |
(*):必須のパラメータ
パス:パスパラメータ
ジョブ番号は、ジョブ制御文で指定した番号です。“18.3.3.3 ジョブ情報の一覧取得”のWeb APIで取得し、そのジョブネットに登録されているジョブのジョブ番号を確認できます。
レスポンス
以下のHTTPステータスコードを返却します。
コード | 説明 |
---|---|
200 | リクエストの処理が正常終了しました。 |
401 | 認証情報の指定に誤りがあります。 |
404 | 対象のジョブは存在しません。
|
500 | リクエストの処理中にサーバで異常が発生しました。 |
対象のjobsリソースのオブジェクトを返却します。
使用例
サブシステム番号0、プロジェクト名が“SampleProject”、ジョブネット名が“SampleJobnet”、ジョブ番号が1のジョブを取得する場合のAPIの使用例を以下に示します。なお、レスポンス例は、dataフィールドに格納されるjobsリソースのオブジェクトを示しており、レスポンスヘッダおよび他のフィールドは省略しています。
GET /Systemwalker-omgr/api/v1/subsystems/0/projects/SampleProject/jobnets/SampleJobnet/jobs/1 HTTP/1.1 Host: Systemwalker Operation Managerサーバのホスト名:9900 Authorization: Basic ********************
{ "host": "Systemwalker Operation Managerサーバのホスト名", "subsystem": 0, "projectname": "SampleProject", "jobnetname": "SampleJobnet", "jobnumber": 1, "jobname_jes": "SampleJob", "jobiconex": "Execute command", "jobicon": "CMND", "jobname": "SampleJob", "jobparam": "", "directory": "", "jobcomment": "コマンド実行", "req_host": "", "status": "Normal", "starttime": "2019/12/31 12:00:00", "endtime": "2019/12/31 12:00:01", "endcode": 0 }
機能説明
jobsリソースを指定したPOSTメソッドのリクエストを送ることで、対象のジョブを操作します。
実行に必要な権限/実行環境
指定のジョブが存在するプロジェクトに対して、操作権以上の権限が必要です。
リクエスト
POST
/v1/subsystems/{subsystem}/projects/{projectname}/jobnets/{jobnetname}/jobs/{jobnumber}
/v1/projects/{projectname}/jobnets/{jobnetname}/jobs/{jobnumber} (サブシステム番号を省略する場合)
パスパラメータおよびリクエストボディで、以下のパラメータを指定します。
パラメータ | 指定方法 | 型 | 説明 |
---|---|---|---|
subsystem | パス | 数値 | 対象のジョブが存在するサブシステム番号(0~9)を指定します。サブシステム番号を省略する場合は0になります。 |
projectname(*) | パス | 文字列 | 対象のジョブが存在するプロジェクト名を指定します。 |
jobnetname(*) | パス | 文字列 | 対象のジョブが存在するジョブネット名を指定します。 |
jobnumber(*) | パス | 数値 | 対象のジョブ番号(注1)を指定します。 |
control(*) | ボディ | リスト | ジョブへの操作種別を指定します。(注2) |
(*):必須のパラメータ
パス:パスパラメータ
ボディ:リクエストボディ
ジョブ番号は、ジョブ制御文で指定した番号です。“18.3.3.3 ジョブ情報の一覧取得”のWeb APIで任意のジョブネットに絞り込むことで、そのジョブネットに登録されているジョブのジョブ番号を確認できます。
メッセージボディのcontrolパラメータで指定可能な値は、以下のとおりです。
指定値 | 説明 |
---|---|
cancel | 実行中のジョブや実行遅延のジョブを強制的に終了します。 |
pause | 実行待ちのジョブや終了したジョブを停止状態にします。 |
continue | 停止中のジョブを停止解除します。 |
disable | 実行待ち/停止中/終了したジョブを無効状態にします。 |
enable | 無効状態のジョブを無効解除します。 |
rerun | 異常終了または強制終了したジョブを再起動します。 |
レスポンス
以下のHTTPステータスコードを返却します。
コード | 説明 |
---|---|
202 | リクエストの処理が正常終了しました。 |
400 | リクエストパラメータに誤りがあります。
|
401 | 認証情報の指定に誤りがあります。 |
403 | 対象のプロジェクトへの権限がありません。 |
404 | 対象のジョブは存在しません。
|
409 | 対象のジョブへの指定の操作はできません。
|
500 | リクエストの処理中にサーバで異常が発生しました。 |
指定したjobsリソースのオブジェクトを返却します。
注意
Web APIによるジョブネットへの操作は、Systemwalker Operation Managerサーバの処理と同期を取っていません。そのため、Web APIのレスポンスはサーバでの処理の完了を保証するものではありません。レスポンスボディで返却するオブジェクトは、操作が反映されていない場合があります。
使用例
サブシステム番号0、プロジェクト名が“SampleProject、ジョブネット名が“SampleJobnet”、ジョブ番号が5のジョブを再起動する場合のAPIの使用例を次に示します。
POST /Systemwalker-omgr/api/v1/subsystems/0/projects/SampleProject/jobnets/SampleJobnet/jobs/5 HTTP/1.1 Host: Systemwalker Operation Managerサーバのホスト名:9900 Authorization: Basic ******************** Content-Type: application/json { "control": "rerun" }
“18.3.3.1 ジョブ情報の取得”のレスポンス例を参照してください。
機能説明
jobsリソースの一覧を取得します。
対象は、認証情報に指定したユーザが参照権以上を持つプロジェクトに存在するジョブネットのジョブとなります。
リクエスト
レスポンス
以下のHTTPステータスコードを返却します。
コード | 説明 |
---|---|
200 | リクエストの処理が正常終了しました。 |
400 | リクエストパラメータに誤りがあります。
|
401 | 認証情報の指定に誤りがあります。 |
500 | リクエストの処理中にサーバで異常が発生しました。 |
jobsリソースのオブジェクトを返却します。
使用例
サブシステム0に登録されたジョブの一覧を取得する場合のAPIの使用例を次に示します。
GET /Systemwalker-omgr/api/v1/jobs?subsystem=0 HTTP/1.1 Host: Systemwalker Operation Managerサーバのホスト名:9900 Authorization: Basic ********************
dataフィールドのオブジェクト配列として、jobsリソースのオブジェクトを返却します。jobsリソースのオブジェクトについては、“18.3.3.1 ジョブ情報の取得”のレスポンス例を参照してください。