記述形式
mjdjstat [-sys サブシステム番号] [hostgroup-name...] |
“[-sys サブシステム番号]”はSystemwalker Operation Manager EEのオプションです。
機能説明
mjdjstatは、以下の分散実行情報を表示するコマンドです。
ホストグループ名
ホスト名
ホストの実行多重度
ホストの状態
ホストの実行中ジョブ数
オプション
-sys サブシステム番号
複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。
オペランド
hostgroup-name
状態を表示するホストグループ名を指定します。複数指定する場合は、半角空白で区切ります。ワイルドカードは使用できません。
hostgroup-nameが指定された場合、指定されたホストグループに関する情報のみ表示します。hostgroup-nameが省略された場合、すべてのホストグループに関する情報を表示します。
ホストの状態
ホストには以下の状態があります。
ジョブを投入する分散実行先サーバの対象とみなされるホストの状態です。以下のいずれかの状態になっているホストが対象です。
ジョブ実行制御の運用が開始されてから、実行先として一度もジョブが投入されていない
前回ジョブを投入した結果、投入できた
前回ジョブの投入を試みた結果、DOWN状態だったが、DOWNを検知してから約10分以上経過した
ジョブを投入する分散実行先サーバの対象とみなされないホストの状態です。ジョブの投入を試みた場合に、分散実行先サーバがダウンしていることを検知した時は、最大10分間この状態になります。
本コマンドを実行したサーバのジョブ実行制御が停止中のため、状態が取得できません。
復帰値
復帰値 | 意 味 |
---|---|
0 | コマンド処理が正常に終了しました。 |
0以外 | コマンド処理が正常に終了しませんでした。エラーメッセージが出力されます。 |
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin |
Solaris | /opt/FJSVMJS/usr/bin |
HP-UX | /opt/FHPMJS/usr/bin |
AIX | /opt/FAIXMJS/usr/bin |
Linux | /opt/FJSVMJS/usr/bin |
表示例
ホストグループ“djgroup1”と“djgroup2”の情報を表示する例を、以下に示します。
C:\>mjdjstat djgroup1 djgroup2 |
注意事項
Systemwalker Operation Managerサーバ(分散元)でのみ実行できます。
本コマンドを実行したサーバのジョブ実行制御サービス/デーモンが停止中でも、その時点での定義の状態は参照できます。ただし、ホストの状態は“NA”、ホストの実行中ジョブ数は“0”となります。