対象バージョンレベル - Windows版:V16.0.0以降 |
バッチ業務を含めた新サービスの構築を短期で実施したい場合には、既存のバッチ業務の資産を流用することで、構築期間を短縮できます。
既存資産をエクスポート・インポートすることで新サービスへの移行を実施できますが、以下の機能を利用することで、移行時の手間を軽減させることができます。
エクスポート時に、ジョブネットやジョブの状態(停止/無効)を保持したまま移行させるかどうかを選択できます。
新サービスへの移行後もジョブネットやジョブを非稼働にしておきたい場合には、移行前の状態を保持するようにすることで、新サービス上で無効化作業の手間を軽減させると同時に、停止/無効化の漏れによる誤実行を防ぐことができます。
ジョブネットやジョブ状態の保持は、[Systemwalker Operation Manager エクスポート]ウィンドウの[停止/無効の状態を出力する]で指定できます。
エクスポート時に、既存資産で設定されている起動日の定義情報を、移行対象とするかどうかを選択できます。
新サービス向けに起動日を変更したい場合は、移行対象から起動日の定義情報を外しておくことで、不要な定義は移行されなくなります。移行対象から起動日の定義情報を外した場合、移行先では、ジョブネットのプロパティに指定されているカレンダおよび起動日雛形から起動日が再作成され、既存資産で設定されていた特異日も削除されます。
起動日の定義情報を移行対象とするかどうかは、[Systemwalker Operation Manager エクスポート]ウィンドウの[起動日ビットパターンを出力する]で指定できます。
階層化されたジョブネットは、子ジョブネットを含めて一括で削除できます。
新サービスへの資産の移行後、新サービスで不要な資産を削除したい場合に便利です。
一括削除する場合は、親ジョブネットの削除時に表示される確認ダイアログボックスで、“配下のジョブネットもすべて削除する”をチェックしてください。
[ジョブネット管理]ウィンドウに表示されるジョブネットを、以下のような条件で絞り込むことができます。
ジョブネットおよびジョブネット内のジョブのプロパティ情報
ジョブネットおよびジョブネット内のジョブの状態
特定の条件で対象を絞り込むことで、新サービスへの資産の移行後に、ジョブやジョブネットの内容を効率的に修正できます。
例えば、使用している起動日雛形を一律で変更したい場合には、変更したい起動日雛形名を絞り込み条件として指定します。また、特定のジョブのコマンドに指定されているパラメタを変更したい場合には、変更したいジョブのコマンド名を絞り込み条件として指定します。これにより、簡単に修正対象を絞り込むことができます。
絞り込み条件の指定は、[ジョブネットの絞り込み条件]ウィンドウで指定してください。
マニュアルの参照先 Systemwalker Operation Manager 運用ガイド “定義情報をインポート/エクスポートする” |